【2017年版】いまさら聞けない、リスティング広告の専門用語解説

運用型広告の領域は変化が目まぐるしく、新しい機能や専門用語が続々と生まれ続けています。2014年に新人・新入社員向けとして完全保存版として書いた以下の記事からみると、多くの用語が増えています。

参考:[完全保存版]新人・新入社員のリスティング広告担当者向け、リスティング広告の専門用語解説

本記事は、リスティング広告初心者の方に向けて「これだけは押さえておけ!」という用語を2017年現在のものへとアップデートを行ったものです。これからリスティング広告に取り組む方は本記事で用語を覚えていただき、既にリスティング広告の運用に携わっているかたは、最新の情報と自分の認識にズレがないか、社内やお客さまとの間で「共通言語」としてお互いに理解できる言葉を使えているかをチェックしてみてくださいね!

※薄黄色の色塗り部分は今回新たに追加した用語です。

※下線は当ブログの関連記事へのリンクです。

インターネット広告全般的に基本となる用語

用語 その他表記・略称など 意味 計算式
表示回数、インプレッション数 Impression、IMP(Imp) 広告が表示された回数  
クリック数 Clicks、Click Through、CTs 広告がクリックされた回数  
クリック率 Click Through Rate、CTR 表示された広告に対してクリックがなされた割合 クリック数÷表示回数
平均クリック単価、平均CPC Cost Per Click、CPC 広告の1回のクリックに対して支払う金額の平均 費用÷クリック数
上限クリック単価、入札価格 上限CPC、Max CPC、Bid 広告のクリック1回に対して支払い可能な上限  
平均インプレッション単価、平均CPM Cost Per Mille、Cost Per Thousand impressions 広告1,000 回の表示に対して支払う金額の平均  
上限インプレッション単価 上限CPM 広告1,000 回の表示に対して支払う金額の上限  
コンバージョン Conversion、CV、CVs 広告をクリックしたユーザーが、広告主の設定したビジネスの目標を達成した回数 クリック数 × コンバージョン率
コンバージョン率 Conversion Rate、CVR クリック数に対してビジネスの目標が達成された割合 コンバージョン数 ÷ クリック数
コンバージョン単価 Cost Per Acquisition、Cost Per Action、CPA ビジネスの目標1件あたりにかかった費用 費用 ÷ コンバージョン数
平均掲載順位 Rank、Ave.Rank、Ave.Pos 広告が検索結果に表示された順位の平均値  
費用、合計コスト クリックコスト、広告費 費用の総額 平均クリック単価 × クリック数
予算、1日の予算 バジェット、Budget キャンペーンで使用する1日あたりの予算金額上限  
広告投資対効果 Return On Ad Spend、ROAS 広告費に対して発生した売上の割合 広告から発生した売上額 ÷ 広告費 × 100%
投資利益率 ROI、Return On Investment 投資額に対して得られる利益の割合 投資額に対して得られる利益の割合
フリークエンシー Frequency、FQ 一定の期間にユニークユーザーが広告を見る平均回数  
フリークエンシーキャップ Frequency Capping ディスプレイ広告で同一のユーザーに対して広告が表示される回数を制限する機能  
インフィード広告 ※外部サイト Infeed ads webサイトやアプリのコンテンツとコンテンツの間に表示される広告。  
レスポンシブ広告 Responsive ads デバイスやサイトによってサイズの異なる掲載面に対して、自動でサイズやレイアウトを調整してくれる広告タイプ。  
アトリビューション attribution 広告の効果を、ラストクリック以外のコンバージョンに至る経路の各クリックも含めて貢献度を評価する手法。  
データフィード data feed 商品情報などのデータを媒体のフォーマットにあわせて変換し、送信する仕組み。広告配信などに活用。  

リスティング広告特有の指標や用語

用語 その他表記・略称など 意味 計算式
検索語句、検索クエリ Search terms 実際に検索窓に入力された語句のこと  
品質スコア、品質インデックス QS(Quality Score) 広告、キーワード、リンク先ページと、広告が表示されたユーザーとの関連性を表す指標。推定クリック率や広告の関連性、ランディング ページの利便性から決定される。(1 ~ 10 段階評価)  
広告ランク、オークションランク Ad Rank 広告の品質(広告やウェブサイトの品質)、入札単価に基づいて算出される指標。広告ランクによって掲載順位が決定される。 広告の品質×入札単価
First Page Bid、1ページ目掲載に必要な入札価格 FPB 検索結果の1ページ目に広告を掲載するために必要な予想入札価格  
インプレッションシェア   広告表示機会の総数に対して、実際に広告が表示された回数(インプレッション数)の割合。
例えばインプレッションシェアが60%であれば、広告の表示機会の6割は実際に広告表示がされ、残り4割では表示機会を逃していたこととなる。
 
ページ上部 プレミアムポジション 自然検索結果の上に表示される広告枠のこと  
完全一致のインプレッションシェア   入札キーワードと完全に一致する検索語句により与えられた広告表示機会に対し、実際に広告が表示された割合  
インプレッションシェア損失率(広告ランク)   広告表示機会が与えられた時に、広告ランクが低いために広告が表示できなかった割合  
インプレッションシェア損失率(予算)   広告表示機会が与えられた時に、キャンペーン予算設定により配信調整が行われたために広告が表示できなかった割合  
相対クリック率   Googleディスプレイネットワークの広告のクリック率を、同じプレースメント内に表示されている他の広告と比較した指標 自分の広告のクリック率÷同じプレースメント内別の広告の平均クリック率
掲載率   広告の掲載頻度の割合 個別の広告のインプレッション数 ÷ 合計インプレッション数
無効なクリック   意図しないクリックや、不正なソフトウェアによって発生したクリックなど、媒体が無効と判断したクリック  

リスティング広告の機能に関する用語

カテゴリ 用語 その他表記・略称など 意味
ターゲティング方法 キーワードターゲット   検索連動型広告のこと
ターゲティング方法 コンテンツターゲット   Googleディスプレイネットワークにおいて、指定したキーワードに関連する掲載サイトに広告を配信する方式
ターゲティング方法 リマーケティング、サイトリターゲティング リターゲティング、リマケ、リタゲ サイトを訪問したことがあるユーザーが、ディスプレイ広告のネットワーク内のサイトを訪れたときに広告を表示できる機能
ターゲティング方法 動的リマーケティング Dynamic Remaketing ユーザーが過去にサイトで閲覧した「商品」や「サービス」を含む広告を表示できるリマーケティング
ターゲティング方法 プレースメントターゲット、プレイスメントターゲット 手動プレースメント 広告の掲載サイトを手動で指定する配信方式
ターゲティング方法 トピックターゲット、サイトカテゴリ   媒体が予め分類したウェブサイトのカテゴリ単位でディスプレイ広告の配信先をターゲティング設定できる機能
ターゲティング方法 インタレストカテゴリ、インタレストカテゴリターゲティング   分類されたカテゴリの属性を持つユーザーをターゲティングできるディスプレイ広告
ターゲティング方法 アフィニティカテゴリ   インタレストカテゴリの一種で、ブランドや商品の認知度を高め、新しい見込み顧客に広告を表示できるディスプレイ広告
ターゲティング方法 カスタマーマッチ   ユーザーから提供されたメールアドレスに基づきターゲティングを行う手法。
ターゲティング方法 類似ユーザー Similar Audiences、Similar User 作成したユーザーリストと類似の属性を持つユーザーをターゲティングできるディスプレイ広告
ターゲティング方法 動的検索広告 Dynamic Search Ads、DSA Googleのオーガニック用インデックス内容に基づいて動的に広告を配信する機能
ターゲティング方法 インタレストマッチ   現在閲覧中のサイトの内容や過去の閲覧履歴、直近の検索キーワードに応じて広告を配信するYDNの興味関心連動型広告
ターゲティング方法 サーチターゲティング    YDNで利用できる配信手法。ユーザーの検索語句の履歴をトリガーとして広告配信を行える。
ターゲティング方法 ユーザーリスト リマーケティング ユーザーリスト タグを埋め込んだページを訪問したユーザーをリスト化したもの
広告の種類 ショッピング広告(旧:商品リスト広告) PLA(Product Listing Ads) Google Marchant Centerに登録された商品情報に基いて広告を配信する機能
広告の種類 ショッピングキャンペーン   ショッピング広告を運用するための機能
広告の種類 Gmail広告 GSP(Gmail Sponsored Promotions) Gmailのメールボックス内の情報に基づいて広告を配信する方法Gmailのプロモーションタブ内に配信される
広告の種類 アプリ訴求広告 app promotion ads Google PlayストアまたはApple App Storeに直接リンクし、手軽にアプリのダウンロードを促すことが出来る機能
広告の種類 拡張テキスト広告、拡大テキスト広告 ETA(Expanded Text Ads) 従来のテキスト広告に比べ、文字数が約1.5倍となったモバイルファーストな広告フォーマット
機能名 検索広告向けリマーケティングリスト RLSA(Remarketing List for Search Ads) リマーケティングのユーザーリストを検索連動型広告向けに利用できる機能
機能名 検索広告向けデモグラフィックターゲティング DFSA(Demographic for Search Ads) Google アドワーズにおいて、年齢・性別などのユーザー属性情報に基づいてターゲティングできる検索連動型広告
機能名 下書きとテスト   Google アドワーズにおいて、キャンペーンへの変更がもたらす影響を試して見ることができる機能
機能名 自動入札機能、スマート自動入札 Automated bidding 設定した掲載結果の目標(クリック数最大化、拡張CPC、目標コンバージョン単価など)に向けて自動で入札が行われる機能
機能名 拡張CPC、拡張クリック単価 eCPC オークションごとにコンバージョンにつながる可能性に応じて、上限クリック単価を+30%~-100%の範囲で自動調整する機能
機能名 目標コンバージョン単価   指定した単価でコンバージョンを最大限に獲得できるように入札単価が調整される機能
機能名 目標広告費用対効果   指定した目標広告費用対効果でコンバージョン値や収益を最大限に獲得できるように入札単価が自動的に調整される機能
機能名 ディスプレイキャンペーンオプティマイザー(ターゲティングの積極的な拡張) DCO(Display Campaign Optimizer) ディスプレイ ネットワーク内で、現在のユーザー獲得単価(または目標コンバージョン単価)に近いレベルのプレースメントを自動的に見つける機能
機能名 入札単価調整 bid adjustments ユーザーが検索を行う場所・時間・デバイスなどに応じて入札を引き上げる、または引き下げる割合を設定できる機能
機能名 広告カスタマイザ Customize ads 検索語句・デバイス・場所・日付・時間帯・曜日などに合わせてリアルタイムでにテキスト広告の文面を変更できる機能
機能名 ラベル   Google アドワーズにおいて、キャンペーン・広告グループ・広告・キーワードを任意のカテゴリに分類することが出来る機能
広告表示オプション サイトリンク、クイックリンク   広告のリンク先URLとして指定したものに加えて、様々なページヘのリンクを追加することが出来る機能広告文の下部に表示される
広告表示オプション コールアウト表示オプション、テキスト補足オプション   検索広告の下部に商品やサービスの特徴・情報など表示できる機能リンク先を設定する必要はない
広告表示オプション 構造化スニペット   Google アドワーズにおいて、検索広告の下部にヘッダーから選択したテーマに沿った商品やサービスの特定の側面を強調できる機能
広告表示オプション 電話番号表示オプション call extensions 広告内に電話番号を追加でき、ユーザーが簡単に電話をかけることができる機能
広告表示オプション アプリリンク表示オプション app extensions Google アドワーズにおいて、ユーザーをアプリストアに誘導したり、アプリのダウンロードを開始したりするリンクを広告テキストの下に表示する機能
広告表示オプション 住所表示オプション location extensions Google アドワーズにおいて、広告に住所情報を追加することができる機能
広告表示オプション レビュー表示オプション review extension Google アドワーズにおいて、信頼できるソースからのサードパーティの肯定的なレビューを表示する機能
広告表示オプション メッセージ表示オプション click-to-message Ads Google アドワーズにおいて、ユーザーが簡単にメッセージを広告主に送ることができる機能
広告表示オプション 価格表示オプション Price extensions 検索連動型広告で、テキスト広告の直下に商品やサービスの価格が表示される機能
ツール Google Merchant Center マーチャントセンター、GMC 商品データをGoogleにアップロードして、GoogleショッピングやGoogle アドワーズで利用できるようにするツール
ツール 広告プレビューツール   特定の検索語句における検索結果画面を、インプレッションを発生させることなく確認することができるツール
レポート用語 自動プレースメント   キーワードやトピックなど、選択したターゲティング方法に基いて広告が掲載された配信先
レポート用語 オークション分析レポート   検索およびショッピングキャンペーンの任意のキーワードや広告グループ、キャンペーンにおいて、同じオークションに参加している他の広告主様と掲載結果を比較することができるレポート

会話やレポートなどによく出てくる略語

用語 意味
GDN Googleディスプレイネットワークの略語
YDN Yahoo!ディスプレイアドネットワークの略語
TD、Title&Discription 広告文、タイトルと説明文の略語
KW キーワード(Keyword)の略語
タグマネ タグマネージャーの略語
GTM Googleタグマネージャの略語
YTM Yahoo!タグマネージャーの略語
GA Googleアナリティクスの略語
UA ユーザーエージェント(User Agent)や、ユニバーサルアナリティクス(Universal Analytics)の略語
フィーチャーフォン、FP ガラケーのこと
SP スマートフォン(Smart Phone)の略称として使われることがある
SEO Search Engine Optimization、検索エンジン最適化の略語
LPO Landing Page Optimization、ランディングページ最適化の略語
EFO Entry Form Optimization、入力フォーム最適化の略語
DFO Data Feed Optimization、データフィード最適化の略語

動画広告に関する用語

用語 その他表記・略称など 意味 計算式
TrueView YouTubeやGoogleディスプレイネットワークへの掲載ができる動画広告のフォーマット。イストリーム広告・ディスカバリー広告の2種類フォーマットがある。
TrueViewインストリーム広告 動画を再生開始する前後、動画の途中に表示される動画広告。
TrueViewディスカバリー広告(旧:インディスプレイ広告) YouTubeの検索結果の一部としてYouTube動画の横に表示したり、ディスプレイネットワークの他のコンテンツと並べて動画を表示する広告
インリード広告 画面をスクロールし、動画の表示領域が一定以上になった時点で再生が開始される動画広告
バンパー広告 最長6秒でスキップ不可の動画広告
コンパニオンバナー TrueViewが再生される際、画面の右上に設置できるバナー広告
Call-to-Actionオーバーレイ CTA TrueViewの再生画面下部 20% に表示される広告
広告視聴単価 CPV、Cost Per View 動画1回の視聴に対して支払う金額 費用 ÷ 視聴回数
上限広告視聴単価 上限 CPV 動画1回の視聴に対して支払う金額の上限

その他の用語

用語 意味
SEM、サーチエンジンマーケティング リスティング広告やSEOなど検索エンジンにまつわるマーケティングの総称
デモグラフィック 性別、年齢、居住地域など人口統計学的変数のこと
デモグラフィックターゲティング デモグラフィックを用いてターゲティングを行うこと
ペルソナ データを基に作り上げた架空のユーザー。データとして氏名、年齢、性別、職業、年収、価値観、ライフスタイル、身体的特徴まで盛り込む場合がある。
ペルソナマーケティング ペルソナを満足するように商品やサービス設計を行うこと
タグマネージャー、ワンタグ(ソリューション) 1つのタグを挿入するだけで、複数の登録したタグを動的に反映させることができるテクノロジー
DSP(Demand Side Platform) 広告主の広告効果最適化を目指すプラットフォーム。複数のアドエクスチェンジ、複数のアドネットワークに一括して広告配信が行える。
SSP(Supply Side Platform) 媒体の収益最大化を支援するツール。オークション毎に最も収益性の高い広告が自動で配信される。
DMP(Date Management Platform) インターネット上に蓄積されるあらゆるデータを一元管理、分析、最終的に広告配信などのアクションプランの最適化を実現するためのプラットフォーム
KPI 重要業績評価指標のこと
KGI 重要目標達成指標のこと
LTV(Life Time Value) ある顧客と企業が取引を始めてから終わりまでの期間を通じて、その顧客が企業にどのくらい利益をもたらすかを算出したもの。「顧客生涯価値」。

最後に

いかがでしたでしょうか?リスティング広告ひいては運用型広告において、広告運用担当者の業務領域は拡大しており、周辺領域の知見を求められることも少なくありません。そうなると広告主、代理店、プラットフォーマーやベンダーなどこれまで接点を持たなかった立場の方とのコミュニケーションが求められるケースも増えていることと思います。このような状況において、コミュニケーションを円滑に行い、適切に実務を回していくためには相手が理解できる「共通言語」を使えることは必須ですね。

特に広告業界特有の言い回しやリスティング広告特有の略語は、コミュニケーションの一方通行化や齟齬を生じさせる可能性があり、時に思わぬところででコミュニケーションを停滞させてしまいかねないケースもあります。

引用元:リスティング広告運用時のコミュニケーションで気をつけたい「共通言語」って何だろう