入札戦略ツールの使い方、徹底解説

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リスティング広告を自社(インハウス)運用している広告主の皆さまから聞こえてくる悩みの1つに、日々の入札調整をどのようにすれば良いかわからない、細かく運用する手間や時間や人的リソースがないといったことがよく挙げられます。

入札だけを取り上げてみますと、Google アドワーズでは「拡張CPC」「コンバージョンオプティマイザー」といった入札を支援する機能は以前から存在していたものの、使い方がわからなかったり、どのような動きをするのかの定義を理解していなかったり、そもそもの存在を知らないという運用者や広告主の皆さまも多いのではないでしょうか。

実は、2013年にはこのような入札作業を手助けする「入札戦略ツール(Bid strategies)」がGoogle アドワーズには実装されており、ありとあらゆる入札戦略をこのツールから作成することが出来るようになっております。

今回はそんな「入札戦略ツール」についてお話いたします。

入札戦略ツールを使うメリットとは?

入札戦略ツールを使用すると、設定した掲載結果の目標(クリック数最大化、拡張CPC、目標コンバージョン単価など…)に向けて自動入札が行われるのですが、入札戦略ごとの配信状況・最適化のステータス(「調整中」など)も確認をすることができます

特に、目標コンバージョン単価による自動入札(コンバージョンオプティマイザー)は、効果を最大限発揮できるまでに数日~数週間の調整が必要なことがあり、この最適化のための「調整中」期間は、パフォーマンスが十分に発揮できません。その配信の挙動・最適化のステータスを確認できることは、効果測定やテクノロジーの手綱を取る意味で大きなメリットがあるのです。

それでは次より入札戦略ツールについて詳しく解説します。

入札戦略ツールの一覧

前項ではコンバージョンオプティマイザーに注目した紹介をしましたが、他にも入札戦略ツールでは、目標に合わせて様々な入札戦略を設定することが可能です。

指定ができる入札戦略ツールの一覧です。使う機会は少なそうですが、目標優位表示シェアなど面白い機能があります。拡張CPCと目標コンバージョン単価が最も使う頻度が高そうですね。

入札戦略ツールで作成した入札戦略はキャンペーン・広告グループ・キーワード(一部の入札戦略ツールのみ対応)と紐づける事が可能です。

入札戦略の導入方法

まずは、入札戦略を作成します。

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①[共有ライブラリ]>②[入札戦略]>③[+入札戦略]

ステータスの確認や管理は共有ライブラリから行います。

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入札戦略をキャンペーンに紐付ける場合は、①紐づけたいキャンペーンを選択、②[入札戦略を使用]をクリック、③[入札戦略を選択する]にチェックをし、一覧から紐づける入札戦略を選択、④[保存] で設定できます。

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広告グループまたはキーワードに紐づける場合は、①広告グループまたはキーワードを選択、② [入札戦略を使用]をクリック、③紐づける入札戦略を選択し[変更]をクリックします。

以上で設定は完了です。

入札戦略のステータス・配信結果の確認方法

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①[共有ライブラリ]から②[入札戦略]を選択すると配信結果・ステータスなどを確認できます。

③「入札戦略のステータス」の列のバルーンではステータスの詳細について確認できます。

④入札戦略名では、上図のような入札戦略の配信結果の詳細について確認できます。

入札戦略のステータスの一覧で「調整中」を含むステータスとなっている場合、それは目標に向けてシステム側で機会学習中であることを表しているため、紐づけたキャンペーンや広告グループ、キーワードなどの構造やターゲティングを変更せずに、「調整が完了するまで待つというのが大切」です。

まとめ

入札戦略ツールは、キャンペーンや広告グループからも同様の掲載結果の目標を設定できるため、なかなか使う機会が無い方も多いと思います。しかし、ことコンバージョンオプティマイザーに関しては、キャンペーン・広告グループから設定するよりも、入札戦略ツールから設定した方が圧倒的に得られる情報が多いのです。挙動の詳細がブラックボックスであるコンバージョンオプティマイザーだからこそ、配信状況・ステータスをよく確認して手綱を取って運用していきたいですね。

アナグラムで過去に行った、入札戦略ツールについての社内勉強会スライドも下記に公開いたしますのでご参考下さい。

Jyunya Koyama

Jyunya Koyama

アナグラム株式会社クルー。 東京大学にて歴史学というウェブとかけ離れた学問を学んでいたものの、考えたことが費用対効果として可視化されるリスティング広告の魅力に憑りつかれ、2社のインターンを経て新卒でアナグラムに入社。コンサルタントとしてリスティング広告・Facebook広告の運用・コンサルティングを行っている。