サービスによって使い分けろ!Googleアドワーズ広告表示オプションのスベテ

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広告表示オプションってなぜ設定するの?

検索連動型広告の広告文は基本的に15字・19字・19字以内での表現と決まっています。しかし、それぞれの検索語句においてユーザーが求めているものは異なり、「物がほしい、電話がしたい、住所を知りたい、アプリをダウンロードしたい」など様々な需要が存在していますよね。

そういった、自身のサービスを利用してくれるユーザーが求めているアクションに対して広告をカスタマイズすることができるのが広告表示オプションの醍醐味です。

具体的な例としては、お悩み相談や緊急性のあるビジネスでは、電話経由のコンバージョンが圧倒的に多い為、スマートフォンでの広告クリックから直接電話をかけることができれば、コンバージョン率を大きく引き上げることができる可能性があります。これには電話番号表示オプションが有効な例の一つです。

また、サービス内容が多岐にわたる総合ECサイトなどは、TOPページへのリンクだけでなく「サイトリンク表示オプション」で下層にあるサービス・商品ページへテキストとリンク先URLを設定すれば、検索したユーザーの目的に合わせたページへ直接ランディングさせることにより、コンバージョン率の向上を見込むことができます。

そして、それ以外にも広告表示オプションを設定するメリットとしては広告枠における専有面積の拡大があります。広告ランクによって専有面積の拡大幅は様々ですが、他社の広告との差別化に非常に有効な手段の1つです。

今回は設定次第で自由自在にサービスに合った広告をつくることが出来る、広告表示オプションの設定方法・特徴、成果の確認方法をご紹介します。
※広告表示オプションは設定を行っても必ず表示されるものではありません。広告ランクが一定の基準に達している場合に掲載結果の向上が見込まれるものが選択されて表示がされます。

全広告表示オプション共通の設定方法

広告表示オプションの設定方法は、入力必須内容などは違えど、設定の手順は基本的にすべて同一のステップを踏みます。まずは、共通の広告表示オプション設定手順をご紹介します。
※一部、設定途中にGoogleの提供する別サービスとの連携が必要なオプションもございます。

広告表示オプション設定の手順

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①Googleアドワーズ管理画面上部の「広告表示オプション」タブをクリック
②キャンペーンタブ下にある「表示:○○オプション」をクリックし、プルダウンから設定したい「広告表示オプション」を選択
③「アカウントの表示オプション」「キャンペーンの広告表示オプション」「広告グループの広告表示オプション」から任意の広告表示オプションの設定範囲を選択
④最後に、「+広告表示オプション」をクリック

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①「+新しい○○(広告表示オプション名)」をクリックして必要項目を入力
②追加された広告表示オプション右の矢印をクリック
③選択した○○(広告表示オプション名)に追加されたことを確認したら、「保存」をクリックして完了
※広告表示オプションによってはアカウント単位で設定できないものもあります。

各広告表示オプションの特徴と有効なサービス

サイトリンク表示オプション

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サイトリンク表示オプションとは、検索連動型広告において、本来設定している最終リンク先URLとは別に、遷移させたいページへのテキストリンクを広告文下に表示させることのできる機能です。複数のテキストで訴求力の向上、リンク先を複数提示することでユーザー自身が目的に合ったリンク先を選択できる広告表示オプションです。
※オプション部分のクリックも広告本体クリック時と同様の料金が発生いたします。

【サイトリンク表示オプションが有効なサービス】

  • すべてのサービス
    ※ランディングページ1枚で構成されているページなど、広告のリンク先であるランディングページの他に設定するURLが存在しない場合は利用ができません

住所表示オプション

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住所表示オプションとは、テキスト広告であれば検索連動型広告、コンテンツ向け広告、ともに配信可能な機能で、通常の広告下部に設定した住所が表示、またはコンテンツ向け広告で地図をともなった広告を配信することが可能です。また、リンク先はGoogleマップによる目的地への経路案内に設定されています。
※オプション部分のクリックも広告本体クリック時と同様の料金が発生いたします。
※設定にはGoogleマイビジネスのアカウントに情報を登録している必要があります。

【住所表示オプションが有効なサービス】

  • 飲食店やリアル小売店、病院など、位置情報の重要度が高い(来店が目的)サービス

電話番号表示オプション

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スマートフォンなどハイエンド携帯端末においてタップ可能な通話ボタンを広告に設置する機能です。(PCの場合は電話番号を表示のみ)
※オプション部分のタップも広告本体タップ時と同様の料金が発生いたします。
【電話番号表示オプションが有効なサービス】

  • 緊急性の高いサービス(水回りのトラブル、鍵閉じ込め、病院など)
  • 電話コンバージョンが主体のサービス(飲食店など)

アプリリンク表示オプション

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テキスト広告で設定したリンク先URLとは別に、広告からアプリダウンロードページ(Google PlayまたはApp Storeのアプリページ)への動線を用意する広告です。アプリとwebサイトどちらも所持しているサービスでは有効となる広告表示オプションです。(モバイル・タブレットのみで表示)

※オプション部分のタップも広告本体タップ時と同様の料金が発生いたします。
※アプリダウンロードが目的の場合は、アプリ訴求広告が公式で推奨されていますので、成果や目的などを明確にした上で配信することをおすすめします。

【アプリリンク表示オプションが有効なサービス】

  • アプリを所持しているサービス

レビュー表示オプション

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サードパーティーサイトに記載されている、自社サイト(サービス)への評価を広告として掲載できるオプションです。他の広告表示オプションと異なる点として、レビューのリンククリックをした場合はサードパーティーのサイトへ遷移する点と、審査基準が広告表示オプションの中でも制約が多いという点には注意が必要です。(PCのみで表示)
※レビューのリンク(サードパーティーサイトへのリンク)クリックでは、課金は発生しません。

【レビュー表示オプションの承認要件】
レビュー表示オプションの設定にあたっては、以下の要件を満たしたものを設定する必要があります。

  • レビューの内容がソースページに表示されていること。
  • レビューの論調や内容がオリジナルのソースと一致していること。
  • 定期的な賞について言及しているレビューには、その賞の対象期間も明記されていること。
  • 途中の文章を省略する場合は省略記号(…)を使用すること。
  • ソースページの内容全体を反映したレビューであること。
  • 過去 12 か月以内のレビューであること。

参考:レビュー表示オプション – AdWords 広告掲載のポリシー

【レビュー表示オプションが有効なサービス】

  • 飲食店など口コミの影響力が大きいサービス
  • 他社との差別化が難しい商材・商材(単品通販など)
  • 感情訴求が効果的な商材(結婚式場など)

コールアウト表示オプション
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通常の検索広告の下部に、商品やサービスの特徴・情報などを表示できる機能です。先にご紹介したサイトリンク表示オプションとは異なり、リンク先を設定する必要はありません。ですので例えば、送料無料やお支払方法、決済方法などリンク先に訪れる前にユーザーに伝えたい情報を表示するのに向いています。コールアウトの文言は必要なときにいつでも変更できるので、頻繁に入れ替わりのあるキャンペーンや特典などの最新情報を表示するのにも活用できますね。

【コールアウト表示オプションの作成および表示要件】

強調する内容 任意の特徴
文字数制限 コールアウト1つにつき半角25文字以内
配信される数の下限 2
配信される数の上限 4

【コールアウト表示オプションが有効なサービス】

  • すべてのサービス

構造化スニペット表示オプション

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広告の掲載場所などコールアウト表示オプションとよく似ている機能の高層化スニペットオプションですが、ヘッダー(テーマ)の選択があるという部分が異なります。ヘッダーから選択したテーマに沿った商品やサービスの特定の側面を強調できる機能です。例えば照明器具販売の広告であれば「タイプ」のヘッダーに「ペンダント ランプ」、「シーリング ライト」、「ウォールランプ」といったテキストを追加できますね。

【構造化スニペット表示オプションの作成および表示要件】

強調する内容 任意の特徴
文字数制限 値1つにつき半角25文字以内
配信される数の下限 1
配信される数の上限 値の長さと画面サイズによる

【構造化スニペット表示オプションが有効なサービス】

  • 下記のヘッダーに適した商品やサービスを取り扱っているサービス

※2016/3/28 現在、構造化スニペット表示オプションで設定できるヘッダーは以下の通りです

  • おすすめのホテル
  • コース
  • サービス
  • スタイル
  • タイプ
  • ブランド
  • モデル
  • 学位プログラム
  • 周辺地域
  • 設備
  • 到着地
  • 番組
  • 保険の保障

広告表示オプションの成果の確認方法

広告表示オプションの成果確認は、広告表示オプションのタブをクリックするだけでは確認することができません。正確には、広告のリンク先とは別のアクションを設定している広告表示オプション(サイトリンク表示オプション、住所表示オプション、電話番号表示オプション、アプリリンク表示オプション)に限っては、分割表示をしていない管理画面上の数字は広告表示オプションのクリックによる成果ではなく、広告表示オプションが表示された際の広告全体の成果を表しているものだからです。

では、どのようにすれば広告表示オプションの成果を確認できるのかご紹介いたします。

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  1. 管理画面上のタブで「広告表示オプション」をクリック
  2. 「分割」タブをクリックし、プルダウンから「この広告表示オプションとその他」を選択

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分割後の画面で「この広告表示オプション」の列に表示されているのが、広告表示オプションのクリック数やクリックから発生したコンバージョン数を表しています。

まとめ

広告の掲載順位を決定する広告ランクは品質スコアと入札単価をもとに算出されていますが、広告表示オプションも広告ランクの算出に考慮されています。

参考:元Google社員が語る、AdWordsの品質スコアで知っておきたいこと

広告の掲載に必須ではなく必ず表示されるものではありませんが、できる限り設定を行っておくことでユーザーにもっとも適した組み合わせで表示される可能性を高めることができます。軽視されがちな広告表示オプションですが、設定次第では大きく広告の成果に影響するオプション機能です。まだ設定されていない、設定しっぱなしという方は、これを機に自分のビジネスにあった広告表示オプションを使って広告をカスタマイズしてみてはいかがでしょうか?

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Daisuke Ikegawa

Daisuke Ikegawa

アナグラム株式会社 クルー。 個人アフィリエイトを大学2年時に始めたことからweb業界に興味を持ち、SEOコンサルティング会社でのインターン、物流を主力事業としたベンチャー企業のweb担当兼、営業を経験して2015年からアナグラムに参画。現職ではリスティング広告の運用やブログの執筆を主に担当しています。