アナグラムの組織形態について

成果、働きやすさ、やりがい等、最善の体制作りにむけて

アナグラムでは、これまでに培った経験の中から常に最善であると考えられる体制を取り入れてきました。営業から運用までを1名の担当者が行う一気通貫の仕組みも、創業当初はリスティング広告業界でも初めての画期的な体制であり、成果を貪欲に追い求めるには必要不可欠な取り組みでした。

お客さまからの評価も非常に高かったのは、広告を実際にプランニングし、運用する人間がお客さまと直接お話ができるということに付け加え、実際の話し合いから新たな課題を発見することが出来たり、それらをすぐに行動に移せたりと、多くのメリットがあるからです。

旧体制のアナグラム組織図

※旧体制のアナグラムは戦略家中心のヒエラルキー(Hierarchy)型組織でした。

以前のアナグラムは、良くも悪くも絶対的な戦略家(ストラテジスト)が全てのクライアントの戦略立案を行い、戦術の指南まで行っていました。これにより、営業から運用、分析までのフォローを一気通貫で行うことができ、成果のゆらぎを無くし、高い成果を出し続けることができました。

ところが、運用型広告のテクノロジーは私たちの想像を超えるレベルで進化し続けています。次々にリリースされる新機能に付け加え、時代とともに増え続けるデバイス。これら全てをたった一人の担当者が全てをフォローするのはほぼ不可能になってきました。そこで、私たちは2014年に大きな体制変更を行いました。

現在のアナグラムの組織イメージ

※現在のアナグラム。チームで成果を上げ続ける仕組み。一般的にはホラクラシー(Holacracy)型組織とも呼ばれます。

ホラクラシーとは、これまで一般的とされている、トップダウンであるヒエラルキー(Hierarchy)型の組織と対峙する形です。ヒエラルキーによって意思決定がなされるのではなく、組織全体に権限を分散・委譲させ、意思決定を現場で迅速に行ってもらうことで、自走し続ける組織を保つための組織のマネジメント方法です。

権限委譲により、スピーディーな意志決定を

リスティング広告を筆頭とする運用型広告には、数多くの意思決定を、絶えず、スピーディーに行わなければなりません。場合によっては対応のスピードが成果を大きく分けてしまうこともあるため、現場での判断が必要不可欠になります。

そのため、最低限のポリシーやミッションを組織全体で共有した上で、現場に直接係るチームごとに権限を分散・委譲し、意思決定を現場で迅速に行っています。

現在のアナグラムは、1つのクライアントに対し、2名~4名のチームを組み、役割を明確に分担します。顧客・競合分析、ポジショニング分析、過去データの解析、KPI設計、アカウント構築、運用など、多くのタスクを得意不得意であったり、現在抱えるそれぞれのタスクボリュームを元に適切に割り振っていきます。

更に、このチームは1つのクライアントに対するチームであり、固定化されるものではありません。クライアントごとに柔軟なチームを組み、それぞれが成果を上げるために真剣に取り組みます。

例えば、不動産ビジネスを手がけるAチームの3名は、他のビジネスではバラバラのチームを組むこともあります。これが、アナグラムの新しい体制です。

二つの仕組みで、組織を活性化

この型の組織に重要なのは、現状で満足しないことです。その為、組織を活性化させる仕組みは非常に重要です。私たちが活性化の為に取り入れている手法が以下の2点になります。

  • 毎週木曜日の午後に実務から強制的に切り離されるグロースハック
  • チームでの役割の明確化

毎週木曜日の午後に実務から強制的に切り離されるグロースハック

グロースハックについてはグロースハックとはでも紹介しましたが、毎週木曜日午後13時-16時までの時間を半強制的に実務から切り離し、それぞれのクルー(※1)自身が関わっていないビジネスのアカウントを、実際の運用者とは異なる視点で分析を行い、皆の前で改善案をプレゼンテーションする取り組みです。

これらを行うことにより、他のチームでの最新の取り組みを目の当たりにすることが出来るメリットに付け加え、それとは対照的なヒヤリハットなどを発見することに大きく役立ちます。更には分析力、プレゼンテーション力も身につきます。グロースハックでは毎回成果を上げるために建設的な議論が行われています。

※1 アナグラムではメンバーをクルーと呼びます

チームでの役割の明確化

また、チームでの役割を明確にすることが非常に重要です。ここで言う役割とは、肩書きや職種のことではなく、1人が決まったことだけを行うような分業型の仕組みではなく、複数の役割を担うことも可能になるということです。

クルーの中には「テクノロジーに長けているが、コミュニケーションはそこまで得意ではない人」や、「戦略立案は得意だけれど、実装が苦手な人」など、さまざまな人がいます。人には人それぞれの得意不得意があるのを当然であるかの如く、それらを前提とした上で、可能な限りストレスのない状態をチーム内で実現させます。このように、案件ごとのチーム内での役割を明確化することで、最高のチーム作りを行っています。

アナグラムが目指すチームの形は、指揮者のいないオーケストラ「オルフェウス型」のチーム

アナグラムが目指すチーム「指揮者のいないオーケストラ」のイメージ

※アナグラムが目指すチームは、指揮者のいないオーケストラ。

本来のオーケストラは、指揮者のテンポに合わせ、指示通りに動き、初めて統率が取られます。これによって初めて素晴らしい音楽を奏でることが出来ていました。ところが、昔のアナグラムがそうだったように、この体制では成果を高レベルで均一化することは出来ても、指揮者の発想を超えたようなイノベーティブな発想、自由な発想、もっともっと良くなるはずという、運用型広告において非常に大事である渇望感を生み出すことは出来ません。また、スピード感にも欠けてしまいます。

それを解決するために参考にしたのが、指揮者のいないオーケストラ、オルフェウス室内管弦楽団の組織のあり方でした。

チームでのコミットメント、グロースハックの導入により、組織のクルーたちが、責任感を持ち、常にポジティブに関わり合い、考えながら仕事をし、互いにリスクを取り、協力し合い、個人的な成長をも志し、グループのビジョンに共感し、システム思考を会得するとき、クライアントサイドにとって必須の存在として機能するようになると私たちは確信しています。

私たちアナグラムは、組織での最新情報のキャッチアップ、運用の円滑化、全体のフォロー、チームでの高いレベルの成果追求、成功パターンの横展開、個々でのスキル向上など、リスティング広告を筆頭とする運用型広告においては国内では当然の事ながら、国外でも決して負けることの無い最高のソリューションを提供し続けていきます。