Google レスポンシブ ディスプレイ広告(RDA)とは?仕組みや特徴と活用するための3つのポイント

Google レスポンシブ ディスプレイ広告(RDA)とは?仕組みや特徴と活用するための3つのポイント
レスポンシブ ディスプレイ広告とは、機械学習モデルを用いてユーザーにより関連性の高いアセット(画像、広告見出し、ロゴ、動画、説明文)の組み合わせを表示することができる広告です。

複数パターンの画像やテキストを用いる場合、どの組み合わせが最も成果につながるか、悩みながら広告運用をされている方も多いのではないでしょうか。組み合わせが膨大な数になる場合、総当たりで全てのパターンを試すのは現実的ではありません。

そんなときGoogleの機械学習の力を借りて、さまざまな組み合わせの中からユーザーにより関連性の高い組み合わせを掲載できるのがGoogle 広告の「レスポンシブ ディスプレイ広告(responsive display Ads、RDA)」です。

レスポンシブ ディスプレイ広告でできること

レスポンシブ ディスプレイ広告と従来のディスプレイ広告との違いは大きく3つあります。

広告枠に合わせてサイズや見た目を自動調整

広告枠にはさまざまなサイズがあり、掲載先となるサイトよって違和感のない見た目に調整するのは非常に大変です。レスポンシブ ディスプレイ広告を利用すると、アセットと呼ばれる広告の要素を、広告スペースに寄って柔軟に自動調整してくれます。

リーチの拡大を図れる

たとえば動画の成果が高い場合に、動画の素材を設定していなければ広告を掲載すること自体ができません。レスポンシブ ディスプレイ広告で各種アセットを設定していれば、高パフォーマンスだと判断された素材を表示することができ、リーチの拡大も図ることができます。

さらに、キャンペーンにフィードを用いることで、レスポンシブ ディスプレイ広告を動的リマーケティングの機能を使って配信できます。

多くの組み合わせパターンのテストを簡単に

複数の画像とテキストを組み合わると、多くのクリエイティブのパターンを作成することが可能ですが、素材の数が多ければ多いほどその数は膨れ上がり、どの画像とどのテキストの組わせが効果的だったのか、効果計測は極めて複雑になります。

レスポンシブ ディスプレイ広告を用いることで、複雑な効果計測は広告配信の仕組みが受け皿となり、簡単に複数パターンの素材をテストを簡単に行うことが可能です。

レスポンシブ ディスプレイ広告の入稿仕様

レスポンシブ ディスプレイ広告には以下のアセット(広告素材)が入稿できます。
画像はアップロード後にトリミングで調整することも可能です。

画像

素材

最小画像サイズ

最大ファイルサイズ

入稿可能数

横長

横縦比 1.91:1 、600×314 

5 MB

15個まで

スクエア

横縦比 1:1、300×300

スクエアロゴ(省略可)

横縦比 1:1、128×128

※推奨画像サイズは1,200×1,200

5個まで

横長ロゴ(省略可)

縦横比4:1、512×128

※推奨画像サイズは1,200×300

画像は横長とスクエアの2種類を用意することで、さまざまな広告フォーマットに対して適切なものを提示可能です。横長の画像からスクエアサイズにトリミングも可能なので、両サイズを揃えるようにしましょう。

また、ロゴはオプションとなっており、なくても設定は可能ですが、広告フォーマットによっては最適な表示とならない可能性があるため、極力追加するのがおすすめです。追加する場合も、どちらかのサイズだけでは、広告枠によっては不自然なクリエイティブとなるため、基本はすべてのサイズをご用意ください。

また、文字の部分が画像全体の 20% を超えないようにすることが推奨されています。画像の端が各辺最大5%トリミングされるケースもありますので、見せたい内容が被らないように注意しましょう。

動画

素材

推奨アスペクト比

最大動画時間

入稿可能数

YouTubeにアップロード済みの動画

16:9、1:1、4:3、9:16 

30 秒以下

5個まで

広告文

種別

説明

文字数(半角)

入稿可能数

短い広告見出し

広告に表示される最初の行です

表示される広告見出しの長さは、見出しが表示されるサイトによって変わります。

30 文字以内

5 個まで

長い広告見出し

長い広告見出しは、広告が大きい場合に短い見出しの代わりに広告の最初の行に表示されます。

90 文字以内

1個

説明文

広告文を追加することで、追加の説明や詳細情報を表示できます。

広告文は、広告のサイズやフォーマットによっては表示されません。

90 文字以内

5 個まで

ビジネスの名前

会社名は、お客様の会社またはブランドの名前です。特定のレイアウトでは、会社名が広告文に表示されることがあります。

25文字以内

1個

行動を促すフレーズのテキスト(省略可)

「今すぐ適用」「今すぐ予約」「お問い合わせ」「ダウンロード」など12個の行動を促すフレーズからバナーのCTAを選択可能です。

※カウント方法:全角および半角カナ:2文字、半角英数記号:1文字


広告の見出しと説明文は、表示しきれない場合は、末尾が省略記号(…)で表されます。省略させたくない内容はできる限り前半に記載しましょう。

また、見出しは説明文が省略されて単独で表示される場合があります。見出しだけでも意味が通じる内容にしておくのがオススメです。

また、これに加えてオプションで広告フォーマットの「色を選択」することが可能です。ただし、サイト運営者側が広告の色を指定している広告スペースも存在しているため、サイト運営者側の色の指定が優先される広告枠へ表示するか否かを選択可能です。

基本的には設定しているアセットやリンク先から適した色が適用されるため、必要以上に設定することは避けるべきでしょう。

動的レスポンシブ広告の場合はさらにオプション設定が用意されています。

種別

詳細

プロモーション用テキスト

追加情報や顧客への特典情報を記載できます(例: 「特典コード: FREE08」)。

価格のプレフィックス(省略可)

価格に接頭語(プレフィックス)が必要であれば記載できます(例:「一人15,000円」の「一人」など)。

レスポンシブ ディスプレイ広告の入稿方法

「広告と広告表示オプション」タブへ移動し、「+」ボタンを押して「+レスポンシブ ディスプレイ広告」を選択します。

画像、広告見出し、ロゴ、動画、広告見出し、説明文、最終ページURL、表示URL(任意)、URLオプション(任意)をそれぞれ入力して保存します。

プレビューを確認しどのように広告が表示されるのかをイメージしながら入力をしましょう。ディスプレイネットワーク、YouTube、Gmailと掲載される場所ごとにプレビューを確認できます。

「広告の有効性」をチェック

入稿画面の右上に「広告の有効性」という項目があります。現在入稿中の広告の個数が十分かを評価し、「広告の有効性」を評価してくれます。この指示にそって入稿を完了させましょう。

未完了の場合

改善する箇所がある場合

改善する箇所がない場合

レスポンシブ ディスプレイ広告活用するための3つのポイントについて

十分な量のアセットを追加

機械学習の力を最大限活かすためにはより大きな学習機会を与える必要があります。

そのため、画像、見出し、説明文は十分な量を入れましょう。また、似たような内容ばかりでは差が出にくいため、異なったテイストのアセットを追加するのがオススメです。

PDCAを回そう


掲載が始まったら広告表示画面から上図の箇所をクリックし、掲載結果を確認しましょう。


パフォーマンスの列には、広告成果に基づいて、[低]、[良]、[最良] の評価が表示されます。

参考:レスポンシブ ディスプレイ広告を使用してウェブ全体で最適なメッセージを配信する – Google 広告 ヘルプ

これらの結果に基づいて、広告の成果を改善して行きましょう。成果の広告があればその方向性のアセットを増やし、逆に評価が低いものがあれば差し替えていきましょう。

別の広告フォーマットと単純比較をしない

広告サイズが固定されているバナー広告(画像広告)と、テキスト形式を含むさまざまな広告スペースをカバーするレスポンシブ ディスプレイ広告では、どちらの広告のクリック率が高い低いといった単純な効果比較は意味をなしませんし、役割も異なります。

単純比較で、効果を見誤らないよう、別の広告フォーマット単純な効果の比較はやめましょう。

まとめ

レスポンシブ ディスプレイ広告は、設定されたアセットのさまざまな組み合わせを自動で最適化していきます。複雑になりがちだった画像とテキストの組み合わせの最適化をスムーズに検証できるのは大きなメリットです。

一方で、ビジネス理解やユーザーの感情を理解して、新しい画像やテキストを生み出すことは現時点ではできません。レスポンシブ ディスプレイ広告は、人間が得意とする創造性と、機械が得意とする作業を組み合わせてこそ、十分に活かすことができる、プロダクトと言えるでしょう。

参考:リスティング広告運用者の「自動化」との付き合い方について

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Shoji Yamashita

Shoji Yamashita

アナグラム株式会社 クルー。大手メディアグループの広告関連会社で広告プランニング、経営企画、新規事業立ち上げ、営業を担当。何も無いところから自分の頭ひとつで「儲かる仕組み」を作れる運用型広告に無限の自由と可能性を感じ、2018年よりアナグラムに参画。

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