クリスマスや初売りなど、年末年始のイベントに向けて、色々と準備で忙しく過ごしている方も多いと思います。
さて、今年もWeb広告界隈では、広告に関連する規制や自動化に関するアップデートなど、様々な出来事がありました。
本日は、2022年に公開した約180本の記事のなかから、Twitterでの注目度の高かった記事TOP20を紹介します。
今年、最も話題になった記事は何だったのでしょうか?では、さっそく見ていきましょう!
※このランキングはTwitterのいいね数と他SNSをもとに集計しました。集計は2022年12月1日時点のもので、そのあと更新されている場合があります。
目次
- 1位:ターゲティング広告の規制に関する検討を総務省が開始、その内容とは?
- 2位:2022年に注目したい、運用型広告に関連する4つのテーマ
- 3位:「Pinterest アド(Pinterest 広告)」とは?特徴から広告の種類、ターゲティング方法までを解説
- 4位:運用型広告で陥りがちな100個のミス
- 5位: 【こんな配色はNG】いつもの業務からバナー広告まで使える配色の基本を事例付きで紹介
- 6位:【事例付き】バナー広告のデザインがイケてないときに見直したい4つの基本
- 7位:「なんとなく」のフォント選びから卒業! バナー広告やスライドに使えるフォントの基本を事例付きで紹介
- 8位:運用型広告の成果を大きく伸ばす5つのヒント
- 9位:【ノンデザイナー向け】ランディングページを提案したいときに読みたい、ワイヤーフレーム作成の3STEP
- 10位:動画広告は構成が7割、覚えておきたい基本のフレームワーク3選
- 11位~20位にランクインした記事は?
- 今年もアナグラムブログをご覧いただき、ありがとうございました
1位:ターゲティング広告の規制に関する検討を総務省が開始、その内容とは?
第1位は、2022年1月14日(金)に総務省が公開した、電気通信事業ガバナンス検討会において取りまとめられた報告書(案)についての解説記事です。
これまで個人情報の制限は海外の法律やプラットフォームが中心でしたが、今後は日本の法律でも制限が厳しくなる可能性があるということで、本報告書(案)の内容は、広告界隈のみならずWeb事業者の間でも話題になりました。
本報告書(案)の内容を理解するためには法律と技術の両方の知識が必要ということもあり、日々の業務をこなす傍らで自ら調べるのには限界があります。また、調べた情報が本当に正しいのか、不安に思っていたという方もいると思います。
そんななか本記事は、報告書(案)で述べられている内容と検討すべき対応について、わかりやすくまとめてあったため、今年最も注目されたのではないでしょうか。
さて、その後、本報告書(案)の内容はどうなったのか?気になりますよね。
第208回国会にて議論が行われ、2022年6月17日(金)に「改正電気通信事業法」として公布されています。電気通信事業を営む者(インターネットプロバイダや携帯電話のキャリア、検索サイトやECモールを営む事業者)がターゲティング広告に利用される利用者情報を外部に送信する場合は、通知または公表、個人情報の利用への同意取得、オプトアウト措置のいずれかの措置が必要になりました。
いまは公布から施行(※)までの準備期間ということもあり、通知または公表のみで容認されていますが、より厳しく制限される可能性もあるともみられるため、今後も動向を注視していきたいですね。
※ターゲティング規制に関する条項の改正が施行される日は2023年6月17日(予定)となります
2位:2022年に注目したい、運用型広告に関連する4つのテーマ
第2位は、年初恒例のWeb広告業界の動向予測です。
今年の年初にピックアップした4つのトピックは、概ね予測どおりでしたね。
- ポスト・コロナ=オムニチャネルの世界?
- ファーストパーティデータの重要性の高まり
- 広告の効果計測の新しい技術が出現
- コンプレックスなどを助長する広告表現の規制がより厳格化へ
特に2と3の、Cookieやプライバシーの制限への対策技術は大きな進歩がありました。
Google 広告では、カスタマーマッチがスマート自動入札と最適化されたターゲティングのシグナルに自動的に組み込まれるようになるなど、ファーストパーティデータも活用した自動化ソリューションへの移行が着実に進んでいることがうかがえます。
広告の効果計測においては、TikTokのEvents APIやTwitter広告のコンバージョンAPI、LINE Conversion APIなど、コンバージョンAPIとそれに類する計測の仕組みが各プラットフォームから続々と登場してきています。
2023年はどんな年になるのか、来年も年初に予測記事を公開予定ですのでお楽しみに!
3位:「Pinterest アド(Pinterest 広告)」とは?特徴から広告の種類、ターゲティング方法までを解説
2022年6月1日より日本でも提供を開始した「Pinterest アド」は、広告界隈からは「待ってました!」の声もあがるほどの注目のリリースでしたね。
なんといっても最大の特徴は「非指名検索率が97%」ではないでしょうか。商品やサービス検討の初期段階にいるユーザーにアプローチできるため、新規ユーザーにアプローチしたい広告主は利用を検討しておきたい媒体のひとつです。
そんなPinterest アドがどんな人にアプローチできるのか、気になった方はぜひこの記事に目を通してみてくださいね。
4位:運用型広告で陥りがちな100個のミス
第10位は、運用型広告で陥りがちなミス100個をまとめた記事です。本記事を執筆にあたり、社内でブレストを行うなど、現場の声をもとに執筆した全3回の大作になります。
「このミス新人の時にやらかしたことある……」「想像しただけで胃がキュッとなる」といったコメントから、「誰も指摘してくれないので助かる。ありがとう!」といった感謝の言葉まで多数いただきました。
記事で挙げられている100個のミスの中には、自分では気づかないものも含まれていて、広告運用開始前のチェックリストとしても活用できそうですね。
ひとつのミスで今までの信用をすべて失うこともあります。変更を加える際や、結果に何か違和感がある時はしっかり見直しましょう。
5位: 【こんな配色はNG】いつもの業務からバナー広告まで使える配色の基本を事例付きで紹介
バナー制作で多くの人が直面しているだろう、「配色」の問題。配色について、どのように学べば良いのかわからないと思っている広告運用者も少なくないでしょう。
第4位は、そんな配色の基本をわかりやすく解説した記事です。
バナー広告がしっくりこなかったり、テキストが読みにくいと感じたりしたら、「配色」を見直すだけで解決できるかもしれません。バナー広告だけにとどまらず資料作成など、普段の業務でも活用できる内容になっています。
6位:【事例付き】バナー広告のデザインがイケてないときに見直したい4つの基本
第5位は、デザインの基本原則からさらに良くなるヒントまで、「バナー制作の基本」を紹介した記事です。なんとなくでバナーを作っていた方に、ぜひ読んで欲しい内容となっています。
本記事のなかで、筆者の内藤さんは「改めて世の中にあふれている広告に目を向けてみると、その多くがこの基本原則を満たしている」と言います。
何ごとも基本が大事ですよね。デザインの基本原則に基づいて、広告運用者もデザイナーばりにイケてるバナーを作れるようにしていきたいですね。
7位:「なんとなく」のフォント選びから卒業! バナー広告やスライドに使えるフォントの基本を事例付きで紹介
第6位は、「フォント」の選び方を紹介した記事です。
フォントもなんとなく選んでる人が多そうですよね。かく言う筆者もそのひとりです。フォントごとの雰囲気の違いはわかるけれど、適材適所での選び方がわからない。
本記事は、そんなお悩みを解決してくれます。
今年は、Google 広告のP-MAXキャンペーンに代表される広告の自動化がさらに進みましたよね。これもあり、広告運用にとってクリエイティブの重要さがさらに増しています。
広告運用におけるクリエイティブはアナグラムでも専門のチームを設けて力を入れている分野です。クリエイティブ制作のノウハウに関する情報もさらに積極的に発信していきます!
8位:運用型広告の成果を大きく伸ばす5つのヒント
広告運用の自動化が進んだことで、数年前と比べて「目に見える機会損失」は減ったのではないでしょうか。
しかしながら、自動化されたキャンペーンは可視化される情報が限られるが故に、「目に見えない機会損失」を生んでいる側面もありますよね。
不用意に顧客層を狭めてしまったり、サービスを知らない人に伝わりづらい広告文になっていたりしませんか?広告管理画面の数字を眺めるだけでは意外と気づけないのが、「目に見えない機会損失」です。
第7位は、そんな「目に見えない機会損失」に着目した記事です。
広告運用の成果が頭打ち、もっと大きくビジネスを成長させたいという方にぜひ読んでいただきたい記事です。
9位:【ノンデザイナー向け】ランディングページを提案したいときに読みたい、ワイヤーフレーム作成の3STEP
広告運用に携わるなかで、ランディングページの構成やテキストを修正したい、と思ったことはないでしょうか?しかし、提案のハードルが高いと感じている方もいるでしょう。
第8位は、ランディングページを新たに提案したいときに、ワイヤーフレームの作成からデザイナーへの依頼方法までをまとめた記事です。
広告運用者がランディングページを提案するメリットは、担当企業への理解が深く的確な提案ができ、Web広告と紐づけてより結果にコミットさせられることですよね。まずは、広告運用に携わるなかでの気づきを、担当者にお話してみるところから始めてみませんか?
10位:動画広告は構成が7割、覚えておきたい基本のフレームワーク3選
動画広告にチャレンジする企業は年々増えていますが、静止画に比べて詰め込める要素が多く、制作のハードルはかなり高いですよね。動画だと何から手をつけていいか分からないという声をよく聞きます。
でも、最も成果を左右するポイントである構成を押さえれば、スピード感をもって成果を出していくことができます。
第8位は、動画広告の構成のフレームワークを紹介した記事です。
すでに制作した動画広告を見直すヒントにもなるかもしれません。
11位~20位にランクインした記事は?
ここからは、11位~20位を紹介します。
毎月お届けしているWebマーケティング業界動向や、業務効率化に役立つコラム、これからの広告運用者はどう価値提供していくべきかを考えた記事が多くランクインしています。
運用型広告の自動化の流れに対し、広告運用者はどう価値提供していったら良いのか、悩む方もいると思います。みんなが同じ技術を使用できるようになったとき、競合とどうやって差別化すればいいのか?これについては11位の「今後の運用型広告でカギとなるのは『自動化のレイヤリング』か」でお話しています。
また、14位の「【イベントレポート】ANAGRAMS Meetup~ポストCookie時代/運用型広告の今と未来について~」は、今後どんな未来が来るのか、広告運用者という仕事に期待と不安が入り混じっている方にぜひ読んで欲しい内容です。
これから広告運用者を目指す方は、15位の「広告運用者の仕事とは?業務範囲や必要なスキルまで徹底解説」も併せてご覧ください。
11位:今後の運用型広告でカギとなるのは「自動化のレイヤリング」か
12位:複数人のプロジェクトをスムーズに進めるために大切にしていること
13位:勤怠の打刻率を改善したい!勤怠ツールとSlackを連携して行動を変化できた事例をご紹介
14位:【イベントレポート】ANAGRAMS Meetup~ポストCookie時代/運用型広告の今と未来について~
15位:広告運用者の仕事とは?業務範囲や必要なスキルまで徹底解説
16位:広告運用者がマスターしておきたいGTMのトリガー設定6選
17位:ノンデザイナー向け!今より一歩前進するためにおすすめのデザイン書4選
18位:縦型動画広告の特徴やメリット、活用するときに意識すべきポイントを解説
19位:ゲーム内広告にこれから期待できる理由
20位:「The State of PPC 2022」から見えてくる、運用型広告の現在のトレンド
今年もアナグラムブログをご覧いただき、ありがとうございました
ここまで2022年に公開した記事の中から、Twitterでの注目度の高かった記事TOP20を紹介しましたが、みなさんの予想は当たっていましたか?
クリエイティブ関連の記事が5本ランクインするなど、これまで以上に広告戦略上でのクリエイティブの比重が高くなってきているのではないでしょうか。
これからもマーケティング従事者の実務に役立つホットな話題をお届けできるようがんばっていきます。
引き続き、アナグラムのブログをよろしくお願いいたします。