2022年、Google Merchant Center 商品データ仕様の変更点とそのポイント

2022年、Google Merchant Center 商品データ仕様の変更点とそのポイント
この記事は最終更新日から約4年が経過しています。

Googleは、Web上で商品を探しているユーザーの購入体験の向上や、商品を探しているユーザーと商品が新たにつながるために、Google Merchant Centerの商品データの仕様を毎年更新しています。

今年も仕様変更について発表がありましたので、変更点とそのポイントについて解説します。

参考:2022 年 Merchant Center 商品データ仕様の更新のお知らせ - Google Merchant Center ヘルプ


すでに適用された変更点

Google Merchant Center 商品データに2022年4月27日から適用された変更点を解説します。

広告を一時停止する [pause] 属性が新たに追加

新たな属性として、一時停止 [pause] 属性が追加されました。この属性を使えば、特定商品の広告配信を最大14日間まで停止できます。

たとえば、Webサイト上に在庫はあるけれど、特定商品の広告配信を一時的に見合わせたい場合に使用します。値の指定方法は次のとおりです。

広告配信[Pause] 属性の値
オンads
オフ(最大14日間)(空欄)

これまで特定商品の広告配信を停止するには、在庫状況 [availability] 属性の値を「在庫なし [out of stock] 」に設定することが多かったと思います。広告配信を停止する方法がこれまでとこれからで次のように変わります。

これまで
  • Webサイト上の在庫の有無に関わらず、[availability] 属性の値を「在庫なし [out_of_stock] 」に設定する
  • 審査が不承認となるリスクがあるため、広告配信を停止したい商品ページの在庫もなしにする


  • これから
    • Webサイト上の在庫があり:
      [Pause] 属性の値を「広告 [ads] 」、[availability] 属性の値を「在庫あり [in_stock] 」に設定する
    • Webサイト上の在庫がなし:
      [Pause] 属性の値を空欄、[availability] 属性の値を「在庫あり [out_of_stock] 」に設定する

今後は、[pause] 属性を利用することで広告管理画面上だけで簡単に広告配信を停止できます。

また、一時停止 [pause] 属性の使用や提供開始に伴い、注意点もあります。商品アイテムの思わぬ不承認を防ぐために把握しておきましょう。

  • 一時停止の期間が14日間を超えると商品は不承認になる。再び広告配信されるまでに1日かかることもある。
  • 一時停止 [pause] 属性の導入後、在庫状況 [availability] 属性に正しくない値を指定すると商品アイテムが不承認になる場合もある。

なお、一時停止 [pause] 属性は、無料リスティングでの使用は不可です。ショッピング広告やディスプレイ広告、ローカル在庫広告を含むすべての広告を一時停止にはできますが、広告掲載先を指定しての一次停止はできません。(2022年6月時点)

送料 [shipping] 属性で国 [country] サブ属性の設定が必須に

送料 [shipping] 属性を使用して配送設定する場合、国や配送地域、サービス、価格、発送準備時間、お届け日数はサブ属性で定義します。これまでは必要なサブ属性のみの指定で送料 [shipping] 属性を使用できましたが、2022年4月27日から国 [country] サブ属性の指定が必須となりました。

国 [country] サブ属性の指定がない場合、Google Merchant Center アカウントの診断ページに商品アイテム単位の警告が出ます。

次のケースでは送料 [shipping] 属性を使用しているため、国 [country] サブ属性の指定がない場合は警告が出ている可能性があります。国 [country] サブ属性を指定するなど、エラーを解消するための更新を速やかに行いましょう。

  • 送料 [shipping] 属性の設定が必須な国(オーストラリア・オーストリア・ベルギー・カナダ・チェコ・フランス・ドイツ・アイルランド・イスラエル・イタリア・日本・オランダ・ポーランド・韓国・スペイン・スイス・英国・米国)
  • 配送設定を送料 [shipping] 属性で定義している
  • 特定商品アイテムの配送設定を送料 [shipping] 属性で上書きしている

固有商品 IDを正確に定義するためのガイダンスを公開

固有商品 ID(GTIN [gtin]、ブランド [brand]、MPN [mpn])を正確に定義するためのガイダンスが公開されました。

商品に固有商品IDがあり利用可能な場合 パフォーマンスが最大になるように、必ず固有商品 ID を指定してください。利用可能な ID とそうでない ID がある場合は、利用可能な ID のみを指定してください。

商品に固有商品 ID があるが利用可能でない場合: 正しくない ID(内部 SKU やショップ固有の他の値など)や、類似商品の ID を指定しないでください。商品に ID がある場合は、ID の有無 [identifier_exists] 属性に false(誤)値を使用しないでください。この値を使用すると、商品が不承認となることがあります。

商品に固有商品 ID がない場合: 商品には、GTIN [gtin]、ブランド [brand]、MPN [mpn] 属性を指定しないでください。また、これらの属性には内部の SKU やショップ固有の他の値を指定しないでください。この場合は、ID の有無 [identifier_exists] 属性に値 false(誤)を指定してください。

引用元:固有商品 ID について - Google 広告 ヘルプ

固有商品 IDは、商品を識別するのに使う属性で、商品と検索語句を一致しやすくするのにも役立ちます。逆に適切ではない値を指定してしまうと商品アイテムが不承認となります。

仕様に変更があった訳ではありませんが、これまで不明瞭だった固有商品 IDの定義が明瞭化されたことで、より適切な値を指定できるようになりますね。

固有商品 IDが上記ガイダンスに沿ったものになっているか、いま一度、確認することをおすすめします。

2022年6月26日以降に適用される変更点

2022年6月26日以降、商品データに適用される変更点を紹介します。

在庫状況の値に入荷待ち [backorder] と予約 [preorder] を新たに追加

商品在庫の有無を指定する在庫状況 [availability] 属性の値として新たに、入荷待ち [backorder] と予約 [preorder] を指定できるようになります。

各値の用途は次のとおりです。

在庫状況 [availability] 属性の値用途
backorder現時点で在庫はないが、注文を受け付けている。商品が入荷され次第、発送する
preorder注文を受け付けているが、まだ発売されていない新しい商品に使用する

どちらの値も、入荷予定日 [availability_date] 属性を使用して商品が入手可能になる1年以内の日付を必ずセットで指定する必要があります。

また、商品ページと商品データの在庫状況が一致していないと商品アイテムが不承認となりますので、商品ページに入荷予定日の記載がない場合は大まかでも良いので正確な日付を記載しましょう。

商品ページへの記載例)2022年6月1日に入荷予定の商品

〇 入荷情報を「2022年6月1日」または「2022年6月」と記載
✕ 入荷情報を「入荷待ち」または「できるだけ早く」と記載

状態に関する商品アイテムの自動更新

商品ページのデータを使って商品データを自動更新する機能の対象に、状態 [condition] 属性が追加されます。

本アップデートの適用により、商品ページとフィードの商品データで状態が一致していない場合は商品ページをクロールされて認識された値に自動修正されるので意図しない不承認を防げます。

このアップデートは、すべてのアカウントで自動で行われます。

商品データを自動更新する機能を使用したくない場合は、Google Merchant Center の [商品アイテムの更新] にある自動改善の設定で無効にできます。しかし、商品ページと商品データの状態が一致していないと商品が不承認となることがありますので、基本的には自動更新を使用することをおすすめします。

まとめ

ここまで、2022年 Google Merchant Center 商品データ仕様の変更点を紹介しました。

特に、一時停止 [pause] 属性が追加されたのはうれしいですね。今まで広告配信を停止するには、商品データの[availability] 属性と商品ページの在庫状況の両方に変更が必要で、広告管理画面上だけで簡単にオンオフができませんでした。しかし、最大14日間までとはいえ、一時停止 [pause] 属性の値を変更するだけで広告配信のオンオフを簡単にできるのは助かりますね。

また、入荷待ちや予約購入が可能な旨を記載できるようになったことにより、在庫不足や入荷前の購入機会を取りこぼさないようになっていくのも良いですね。

逆に言えば、これらの変更点を把握していないと商品アイテムの思わぬ不承認やユーザーの購入機会を失ってしまう可能性があります。いま一度、不承認となっている商品アイテムがないか、商品データを確認し、必要あれば更新を行いましょう。

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