2023年、アナグラムのブログでよく読まれた記事TOP20

2023年、アナグラムのブログでよく読まれた記事TOP20

気づけば2023年も残りわずか。個人的に今年1番のニュースはTwitterが「X」に変わったことで、半年経った今でも「ツイッ……じゃなくて、Xで見たんですけど」と言ってしまいます。メディアの変化や生成AIの発展など、今年もマーケティング界隈ではさまざまな出来事がありましたね。

本日は、2023年にアナグラムが公開した約200本の記事のなかから、閲覧数の多かった記事TOP20を紹介します。

1年の振り返りがてら、仕事納めの合間にぜひゆったりした気持ちで読んでいただけると幸いです。

※集計は2023年12月20日時点のもので、その後更新されている場合があります

<1位>Facebook広告のAdvantage+ ショッピングキャンペーン(ASC)とは?通常のキャンペーンとの違いや開始方法を解説 

第1位は、2022年10月に登場したMeta広告の「Advantage+ ショッピングキャンペーン(ASC)」についての解説記事です。集計していて「え、ASCの解説記事が1位!?」と少し驚きましたが、それだけ注目度が高まっているということですね。

Meta社では広告の自動化を推進しており、「Meta Advantage」というプロダクトラインナップを充実させてきています。ASCもその一つで、商品の販売を目的とした広告配信に特化した自動化キャンペーンです。

<ASCと通常キャンペーンの違い>

  • ターゲティング・配信面・広告クリエイティブの自動化
  • 1キャンペーンに複数の広告クリエイティブ形式を入稿可能
  • 新規ターゲットと既存ターゲットを1つのキャンペーンで配信可能

既存キャンペーンと比べて自動化に任せる部分が増えた分、取り扱いが難しいプロダクトだと感じられる方も多いかもしれません。しかし、Advantage製品でのパフォーマンス向上事例も増えてきており、今後の機能拡張も期待されています。配信の一部をASCに置き換えてみるなど、ミニマムな運用からスタートをしてみるのもおすすめです。

<2位>Microsoft広告(マイクロソフト広告)とは?特徴やメリット、仕様や注意点まで基本をご紹介

2022年5月から提供が始まったMicrosoft広告。新しく注目するべきリスティング広告のサービスとして「Microsoft広告」の名前を聞くことが増えてきましたね。

Microsoft広告では、マイクロソフト社独自の検索エンジンであるBingの検索広告、ブラウザのMicrosoft EdgeやMSN、Outlookなどのスタートページやタブページを中心としたオーディエンスネットワーク広告(いわゆるディスプレイ広告・ネイティブ広告)を配信できます。

「GoogleやYahoo!に比べて優先度が低いのでは……」と感じている方もいらっしゃるかもしれませんが、マイクロソフト社の製品利用者には下記のような特徴があります。

<マイクロソフト製品の利用者の特徴>

  • ビジネスシーンでの利用が多いため、BtoBの商材やサービスの広告でそのパフォーマンスが発揮されるケースが多い
  • 他のプラットフォームに比べて16~24歳のユーザーと45歳以上の購買力のあるユーザーが多い

もしターゲットユーザーが当てはまる場合は、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

<3位> 【デザイン初心者向け】ゼロから学べるやさしいバナーの作り方

デザインのプロはどんな手順でバナーを作っているのか、工程をゼロから知りたくて弊社のデザイナーに作り方を解説してもらいました。

この記事ではいきなりデザイン性の高いバナーを作るのではなく、「まずは時間をかけすぎずに、ある程度見栄えの整ったバナーを作れるようになること」をゴールにしているので、初めてバナーを作る際のマニュアルとしておすすめです。実際に参考にしてくださった方の声もいただきました。

広告運用者が自身でバナーを作れるようになれば、クリエイティブのテストや検証がしやすくなったり、外注の工数を減らせるなどの様々なメリットがあります。今後もバナー制作に役立つ記事を更新していくので、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

<4位>Googleアナリティクス4(GA4)とGoogle広告を連携するメリットと設定方法

2023年7月に、Googleアナリティクスのユニバーサル アナリティクス(UA)のサポートが終了しましたね。まだまだGA4の扱いに慣れない……という広告運用者の方も少なくないと思います。

こちらの記事ではGoogleアナリティクス4(GA4)とGoogle広告のアカウントを連携することのメリットをあらためて確認し、連携に必要な設定方法までご紹介しています。

<連携のメリット>

  • Google広告アカウントにGA4のコンバージョンデータをインポート可能に
  • GA4のレポートで、Google広告の数値を確認できる
  • GA4のオーディエンスデータを元にGoogle広告の配信が行える

まだ連携ができていないという方は、記事内で設定方法を載せていますのでご参照ください。

<5位> 伝わるデザインにするために「文字」を強調する6つの方法

プレゼン資料やSNSの投稿画像、広告用バナーなどは、見た人に情報を「伝える」のが目的です。しかしデザイン知識がないと、必要な情報をすべて単調に並べるだけになってしまったり、逆に「あれもこれも」と色を付けすぎてしまったり、どこに注目すればよいのかわからないデザインになってしまうことも少なくありません。

大切なのは「どこに注目させたいのか」を考えて、強弱(コントラスト)をつけることです。優先順位を決めて、文字の見せ方を変えるだけでも「伝わる」デザインにできます。

私自身もバナー制作時にメリハリをつけようと一部だけ文字サイズを大きくしているつもりが、「少しだけ大きくしてもパっと見て差がわかりにくいですよ。自分が思っている2倍大きくしましょう!」と弊社デザイナーに教えてもらったことがあります。

こちらの記事では、そんなデザイン初心者でもわかりやすいように「文字サイズはどのくらい差をつければいいか」「配色はどうやって考えればいいか」など、強弱のポイントを具体的に紹介しています。

<6位> Meta Business Suiteの開設方法と設定しておきたいこと

Meta Business Suiteは、FacebookやInstagramをビジネスで活用する上では、ぜひ導入を検討したい管理ツールです。

複数の広告アカウントやFacebookページ、ユーザーの一元管理ができるため、広告代理店が広告管理に利用するのはもちろんのこと、事業主にとっても顧客とメッセージをやりとりする際や、ユーザーインサイトの分析を行う際に役立ちます。

<Meta Business Suiteの主な機能>

  • Facebookページや広告マネージャなど、複数のMeta社のツールに毎回アカウントを切り替えなくてもアクセスできる(デスクトップ版のみ)
  • ビジネスアセットごとにアクセス許可の管理ができる
  • FacebookとInstagramへの同時投稿ができる
  • 投稿の下書き保存や予約投稿ができる
  • FacebookやInstagram、Messengerのメッセージの受信と返信を一つの受信箱で行える

こちらの記事では、開設方法と開設後に設定しておきたいことをまとめています。

<7位>ユーザーの信用を失うデザイン「ダークパターン」の具体例と新たに生み出さないためにできること

みなさんは、オンラインショッピングをしている時に「全然買うつもりがなかったのになぜか買ってしまった」「知らないうちに定期購入していた」と思ったことはありませんか?

それは、もしかしたらユーザーを騙すデザイン「ダークパターン」によるものかもしれません。

<よくあるダークパターンの例>

  • 購入カートに、勝手に別の商品を追加する
  • 実際には期限が無いにも関わらず、セール終了までのタイマーを表示して購入を焦らせる
  • 実際にはその商品ページを誰も閲覧していないにも関わらず、「現在5名のお客様が閲覧しています」などと表示する
  • 在庫があるにも関わらず、残りが少ないと表示する

これらの手法によって、たとえ一時的に売り手の目標達成に繋がったとしても、長期的に見ればサービスの信用低下や法律違反に該当する可能性など多くのリスクがあります。

まずはダークパターンの存在を理解すること、そしてそうならないような対策を行うことで顧客体験を高める戦略やデザインを作り出しやすくなり、結果的に長期的なビジネスの成功へとつながっていくでしょう。

<8位> GTMの「要素の表示」トリガーの使い方 活用できる場面から実装方法まで

GTMには「要素の表示」というトリガーがありますが、使ったことがない方も多いかもしれません。

どのような時に使うかというと、たとえば「サンクスページのURLが変わらず、ボタンクリックをトリガーにできない場合」や「モーダルなどを使った1つのフォームを複数のページから呼び出すようなサイト」などで役に立ちます。

使う機会こそ少ないですが、このトリガーでしか解決できないタイミングもあるので覚えておくと便利な機能です。実装方法は記事内で紹介しています。

<9位>Facebook広告とInstagram広告の競合調査にも役立つ、Meta「広告ライブラリ」とは?使い方と便利な機能を紹介

広告ライブラリとは、Meta広告に現在掲載されているすべての広告をキーワードまたは広告主名を使って検索できる機能です。

広告のバナーや動画を実際に掲載されている広告とかなり近い形で見られます。他にも、広告のリンク先や、どのプラットフォームに配信されているかなどの情報も確認できます。

あくまで「広告の透明性」の向上を図るために導入されている広告ライブラリですが、単に競合の広告を模倣する目的で利用するのではなく、より商材の魅力が伝わるように、広告の掲載状況を参考にするのはユーザーのメリットにもなります。

ユーザーにとってよい広告体験を届けられるように、「広告ライブラリ」を利用してみてくださいね。

<10位>Yahoo!広告のログイン方法が変更に。変更内容と移行スケジュールについて解説

セキュリティ強化の目的で、2023年からYahoo!広告のログイン方法が変更になりました。

変更前:
Yahoo! JAPANビジネスIDとパスワードでログイン


変更後:
ビジネスIDとYahoo! JAPAN IDを連携したうえで、Yahoo! JAPAN IDでログイン

しばらくはワンタイムパスコードでビジネスIDからログインすることもできますが、最終的にはID連携済みのYahoo! JAPAN IDによるログインが必須となります。

現在ID連携がまだ済んでいないユーザー向けに一時的にワンタイムパスコードによるログインができるようになっていますが、この方法もいずれ終了予定と発表されています。(終了時期は2023年12月現在未定)

参考:【Yahoo!広告】ワンタイムパスコード対応の延長について|LINEヤフー for Business

連携がまだの方は、ぜひ記事を確認して早めに対応しましょう。

11位~20位にランクインした記事は?

ここからは、11位~20位を紹介します。

日々の広告運用に役立つノウハウ記事だけでなく、海外も含めたWebマーケティング業界の動向や、アナグラムの組織に関する記事など、幅広いジャンルの記事がランクインしました。

<11位>GTMのDOM要素変数の使い方|ページに表示されたテキストでトリガーを実行可能に

<12位>アナグラムがオフィス出社を推奨する理由とリモートワークを禁止しない理由

<13位>ユーザー殺到から急降下?Metaの新しいSNSアプリ「Threads」の今後のポテンシャルは

<14位>Meta Business Suite(旧:Facebook ビジネスマネージャ)に広告アカウントとInstagramアカウントを連携する方法

<15位>ChatGPTは検索エンジンの脅威か?

<16位>Facebook・Instagram広告へのネガティブなコメントに対して広告運用者ができることは?

<17位>Instagram プロフィールフィード広告とは?掲載の仕組みや設定方法を解説

<18位>2023年に注目していきたい、運用型広告周りの重要なトピックは?

<19位>Google 、広告主の情報を公開する「広告の透明性について」の提供を開始

<20位>タグの実行状況を簡単にチェックできる、Chrome拡張機能・デベロッパーツールの使い方

今年もアナグラムブログをご覧いただき、ありがとうございました

ここまで2023年に公開した記事の中から、Twitterでの注目度の高かった記事TOP20を紹介しましたが、みなさんの予想は当たっていましたか?

これからもマーケティング従事者の実務に役立つホットな話題をお届けできるよう頑張っていきます。

引き続き、アナグラムのブログをよろしくお願いいたします。

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