【運用型広告アップデートまとめ】2023年07月

【運用型広告アップデートまとめ】2023年07月

4月に会社に入られた方も3ヶ月が経ち、会社に馴染んできた頃でしょうか。

たくさんの情報を学んでいる最中だと思いますが、新しい情報がどんどん出てくるので大変ですよね…。より効率的に情報をアップデートするためにも是非この記事を役立ててみてくださいね!

Google広告の注目アップデート

いつもアップデートの多いGoogleですが、7月はややアップデートが少なかったように思います。それでもP-MAXへの新機能の追加も引き続き行われており、またエディターのバージョンアップやポリシーの更新などもあるため、チェックしておきましょう。

検索広告でブランドの制限、P-MAXでブランドの除外ができる「ブランドのリスト」が利用可能に

6月にアナウンスされていた「ブランドのリスト」がすべての広告アカウントで利用可能になりました。

ブランドのリストを利用することで、検索広告では「ブランドの制限」として、選択したブランドの検索に対してのみ表示ができます。またP-MAXでは「ブランドの除外」として、そのブランドに関する検索結果に広告が表示されないようにすることが可能です。

動的検索広告(DSA)キャンペーン向けのP-MAXセルフアップグレードツール(ベータ版)が登場

要件を満たす場合に限りますが、動的検索広告(DSA)キャンペーンを P-MAX に簡単にアップグレードできるセルフ アップグレード ツールもリリースされています。

セルフアップグレードの対象となると、Google 広告アカウントにアップグレードの通知が表示され、[最適化案] ページでセルフアップグレードを行えるようになります。

参考:Boost your Search and Display results in Performance Max campaigns - Google Ads Help

参考:動的検索広告キャンペーンを P-MAX にアップグレードする(ベータ版)

Google 広告エディター バージョン2.4がリリース

Google広告エディターの最新バージョンもリリースされています。

多くの機能が追加されています、以下のとおりです。

  • アセットライブラリの動画へ対応
  • 複数アカウントの「概要」が表示可能に
  • Googleドライブへのエクスポートとインポートをサポート
  • 送信のスケジュール設定が可能に
  • 商品グループとリスティンググループの編集が可能に
  • 「動画の機能強化」のオプトアウトが可能に
  • ダウンロード(最近の変更を取得)機能の強化

詳細は以下のブログにて。

広告掲載システムの回避に関するポリシーが更新

Google 広告のポリシーに違反する広告を複数のアカウントで配信することは禁止されています。また、2023年7月よりアカウントが掲載違反で停止された場合、新しいアカウントを作成して広告を再配信することが明確に禁止される旨のアナウンスがなされました。

参考:広告掲載システムの回避に関するポリシーの更新について(2023 年 7 月)

掲載違反がありアカウントが停止されて、新しいアカウントを作成して新たに広告を配信するのは、今後Google広告の掲載は一切認められずこれまで以上に厳格に処分されます。

Google広告のポリシーは広告配信を行う上で、違反しないように前もって確認しておくことが非常に重要です。どういった項目があるのか不安な方は以下のリンクから確認しておきましょう。

Google 広告のポリシー|Google広告ポリシーヘルプ

Yahoo!広告の注目アップデート

Yahoo!広告では検索広告で重要性が高まる部分一致のマッチングの仕組みに更新が入るなど、多くのアップデートがありました。また、YDAの行動ターゲティングに関わるアドパーソナライズセンターの提供も開始され、8月23日より広告配信への影響も出てくるため注目です。

YDA拡張クリック単価 正式リリース

5月のアップデートでも紹介していた、ディスプレイ広告の拡張クリック単価のベータ版が終了し、正式リリースされています。

ある程度入札価格をコントロールしつつ、クリック数やコンバージョン数の見込みがある場合に入札価格が調整されるため、理由がなければ積極的に導入したい機能ですね。

検索広告 マッチタイプ「部分一致」の判断要素追加

検索広告のキーワードのマッチタイプで選択できる「部分一致」にアップデートがありました。

広告の表示を判断する要素として以下が追加されています。

  • ランディングページの内容
  • 同じ広告グループ配下にある、他のキーワード

これまで広告が関連性の低いキーワードに表示されるケースもありましたが、今回の判断要素の追加により、マッチング性が高まったと考えられます。

7月10日にアップデートが完了しているので、前後での表示されたキーワードの違いなどを確認してみると発見があるかもしれませんね。

アドパーソナライズセンターが公開

アドパーソナライズセンター という行動ターゲティング広告に利用される情報を管理できるサイトが公開されています。Yahoo! JAPANユーザーに向けて広告の表示を自由に調整してもらうことを目的にしています。

Google 広告、2022年の主要アップデートまとめ でご紹介していた、Googleのマイアドセンターに近いものですね。

トピックであれば、このように対象のトピックの表示増減を利用者が選択でき、学歴や職業、検索・位置情報といった行動履歴による広告表示もユーザー側でON/OFFのコントロールが可能です。

もちろん、OFFや減らす設定にしたユーザーには広告を表示する機会が減ってしまいますが、対象の方にとって不要な広告が表示されにくくなるだけであって、求めているユーザーに届きやすくなったとも考えられます。

アドパーソナライズセンターで設定された内容は8月23日より順次広告へ反映されますので、オーディエンスリストやキャンペーンの表示回数といったボリュームの変化にも注目しておきましょう。

YDA オフラインコンバージョンのインポート機能が実装

これまでYDAでのコンバージョンのインポート機能はYahoo!広告 ディスプレイ広告 コンバージョン計測APIでのみ提供されていましたが、管理画面で実装されたことで来店や実店舗で発生したコンバージョンを管理画面上で確認しやすくなりました。

もちろん取りこまれたデータは広告配信の最適化などにも利用されますので、検索広告でオフラインコンバージョンをインポートしていた広告主の方はディスプレイ広告でも利用しやすいかもしれませんね。

ただし、YDAでのオフラインコンバージョンのインポート機能は以下の点で仕様が違うので注意が必要です。

  • インポートしたコンバージョンデータの修正、削除は提供なし
  • インポートしたオフラインコンバージョン全件の結果をCSVファイルで確認はできない
  • 通貨コードの提供はなし

参考:コンバージョンのインポート機能とは - ヘルプ - Yahoo!広告

その他

以下、細かなアップデートもありました。画像ファイルのサイズアップは助かる、という方も多いですよね。

  • YDA 画像のファイルサイズ上限が150KB ⇒300KBへ変更
  • YDA コンバージョン測定補完機能タグが利用するCookie 情報が追加

参考:【ディスプレイ広告】画像追加時に保存可能なファイルサイズ上限の変更について

参考:【ディスプレイ広告】コンバージョン測定補完機能タグが利用するCookie 情報 の追加について

Meta広告の注目アップデート

広告のアップデートではないですが、気になるサービスがリリースされましたね!

新SNS「Threads」が全世界でリリース

Twitterの名称変更が話題になっているタイミングで、新SNSがMeta社から発表されました。

広告面でどのように活用されるのか現時点では不明ですが、利用者がリリース時よりも減っているようなので、今後どういった動きがあるのかは注目しておきたいですね。

LINE広告の注目アップデート

SKAdNetwork計測のコンバージョンを対象とした自動入札(β)が追加

SKAdNetworkインストール数を最大化することを目的に、入札を自動で最適化する機能(β)が追加されました。

アプリインストールを目的としたキャンペーンに限りますが、以下の条件を満たしている場合は利用が可能です。

  • iOSアプリを選択している
  • SKAdNetwork計測を有効にしている

SKAdNetwork計測を行うには、OSの[最低]を14.0以降に設定する必要がある点には注意が必要でしょう。

広告グループのステータス学習中における進捗表示が変更に(β)

これまで進捗状況の表示は10%など割合が表示されているだけでしたが、何日後に完了する見込みなのかまで表示されるようアップデートされました。

運用者側ではどの程度現状の配信を様子見ておけば良いのかなどがパーセント表示でしか見えなかったものが日数で見えるようになったことで、広告主への報告や学習状況を理解するのに役立ちそうですね。

詳細ターゲティングが追加

以下のターゲティングが追加されています。

  • 居住タイプ
    • 持ち家
    • 賃貸
    • 家族と同居

例えばですが、「草刈り機」をLINE広告で配信したい場合は賃貸のターゲティングを除外することもできるため、現在のターゲティングと配信したいサービス・商品を考えたときにより効率的なターゲティング設定ができるようであれば是非見直しましょう。

一部セグメントが配信終了

7月27日に以下のセグメントが終了となりました。

趣味関心

  • テレビ・映画
  • 音楽
  • 書籍・マンガ
  • 食べ物・飲み物
  • 自動車
    • 軽自動車
    • コンパクトカー
    • ハッチバック
    • セダン
    • スポーツカー
    • ステーションワゴン
    • ミニバン
    • SUV(コンパクト)
    • SUV(ラージ)

属性

  • 配偶者
    • 既婚
    • 未婚
  • 子供
    • 子供あり
    • 子供なし

どれもが詳細ターゲティングにて代用できるものですので、まだ移行できていないキャンペーンは配信されないケースも起こり得ます。まだ対応していないアカウントは注意ですね。

Microsoft広告の注目アップデート

Microsoft広告ではP-MAXキャンペーンがオープンベータ版として提供開始されました。

P-MAXキャンペーンがオープンベータ版として提供開始

新しいキャンペーン タイプであるP-MAXがオープンβ版として提供開始。

クリエイティブとターゲティングを自動で最適化できる、という点ではGoogle広告と類似していますね。Google広告のインポート時にはP-MAXの下書きとしてインポートされるようです。

Introducing Microsoft Advertising's Performance Max

まとめ

「X」に変わったTwitterにて、直近で広告にコミュニティノートがつくケースを何度か見ていますが、Google広告のポリシー変更しかり、Yahoo!JAPANのアドパーソナライズセンターもそうですが、インターネット広告はもはや一方通行なシステムではなく、ユーザーに再評価される・コントロールされるようになりつつありますね。

広告に記載するテキストや表現はより一層気をつけようと思うのでした。

ではまた来月にお会いしましょう!

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