【運用型広告アップデートまとめ】2022年11月

【運用型広告アップデートまとめ】2022年11月

このアップデートまとめは年度初めの4月分から開始していますが、もう年末なのかと時間の速さに驚くばかりです。

12月は年末への入稿作業など忙しいと思います。年末前の入稿などの息抜きにでも、11月のアップデートをこの記事で振り返ってみてください。

年末の入稿期限等についてはこちらでまとめておりますので、合わせてご確認を!(Google 広告は年末年始配信の審査保証日がなんと本日です……!)

Google 広告の注目アップデート

類似ユーザーが来年に利用ができなくなるアップデートや検索広告まわりで新規顧客に限定した入札単価の設定といったアップデートが見受けられます。

それぞれ確認していきましょう。

2023年5月に類似ユーザーの利用制限がかかるように

多くの広告アカウントで利用されている類似ユーザーのオーディエンスリストですが、来年の5月から段階的に利用制限がかかるようになります。2023年5月には既存のキャンペーンに類似セグメントを追加することができなくなり、8月にはすべての広告グループとキャンペーンから類似セグメントが削除されます。

類似セグメントが利用できなくなるにあたって、以下の代替手段がGoogleから提案されています。

  • 最適化されたターゲティング
  • オーディエンス拡張
  • スマート自動入札

それぞれ機能面が異なっているので、現在の類似オーディエンスの利用状況にあわせてどの機能を使えば良いのか選ぶのが良いでしょう。

すぐに利用できなくなるわけではありませんが、今の時点からより良いターゲティング手法を探し続けることが、アカウントの成長にとっても重要です。

参考:オーディエンス ターゲティングに関する変更: Google 広告の類似ユーザー機能(別称「類似セグメント」)がサポートされなくなります

検索広告に新規顧客獲得モードが登場

元々P-MAXキャンペーンで利用可能だった、新規顧客に限定した入札設定の機能が検索広告キャンペーンにも登場しています。

新規顧客の獲得を重視する最適化は以下の2つのモードがあります。

  • 既存顧客より新規顧客に対する入札単価を高くする(「新規顧客値」モード)
  • 新規顧客に対してのみ入札単価を設定する(「新規顧客のみ」モード)

どちらも新規顧客を重視したモードですが、内容は変わっています。「新規顧客値」モードでは新規顧客に対してコンバージョン値に新規顧客にのみ+αの金額を上乗せして、管理画面へ反映します。また、「新規顧客のみ」モードであれば、過去の購入状況とアップロードした既存顧客リストにも基づいて判断した新規ユーザーにのみ広告を表示するため、見込み顧客や新規ユーザーを重視するキャンペーンであれば適しているでしょう。

それぞれのモードを活用することで、これまでとは違うアカウントの作り方ができると思います。新規顧客に向けたプロモーションを考えている広告主の方や現在の販路をより広げたい方などに取っては非常に興味深い機能ではないでしょうか。

参考:「新規顧客の獲得」目標について - Google 広告 ヘルプ

リーチ プランナーが動画アクション キャンペーン(VAC)で利用可能に

YouTube広告に取り組む際に、どのくらいのユーザーにリーチできるのかをシミュレーションしてくれるリーチプランナーですが、この度VACにも対応するようになりました。年齢や性別、オーディエンスといったターゲティングに関連する情報と合計予算、想定されるコンバージョン率を入力することで利用が可能です。

シミュレーション後のグラフには「コンバージョン」のタブが用意され、予算に対するコンバージョン数や予算に伴うリーチ数も確認が可能です。

これまでなかなか動画キャンペーンに乗り気ではなかった広告主の方も広告アカウントがあれば確認ができる機能となっていますので、試してみると意外な発見があるかもしれません。

リーチプランナーの使い方は弊社のブログでご紹介しているので、合わせてご確認ください。

参考:Forecast the performance of Video Action Campaigns in Reach Planner - Google Ads Help

Yahoo!広告の注目アップデート

Yahoo!広告ではディスプレイ広告ではスマートフォン版のブランドパネルへの配信が開始されましたね!

これまで一部の広告主にのみ開放されていた掲載面だっただけに、効果やリーチ数への期待が大きく持てるメニューではないかなと思います。

【ディスプレイ広告】スマートフォン版ブランドパネル・プライムカバー枠への指定配信がすべての広告主で可能に

画像引用元:ディスプレイ広告(運用型)でスマートフォン版ブランドパネル枠とプライムカバー枠に配信する - ヘルプ - Yahoo!広告

2022年11月10日のアップデートにてすべての広告主で「ブランド認知」のキャンペーン目的が開放され、スマートフォン版のブランドパネル・プライムカバー枠への配信ができるようになりました。

スマートフォン版ブランドパネルは、スマートフォン版(ウェブ/アプリ)のYahoo!JAPANトップページの上部掲載枠に広告を配信でき、プライムカバーはスマートフォン版(ウェブ/アプリ)のYahoo!ニュースの記事全文ページへ広告を表示できる配信面です。

こちらの掲載面は競合性も高く、クリック単価が高騰する傾向が高いため入札単価に注意する必要があります。

画像引用元:ディスプレイ広告(運用型) スマートフォン版ブランドパネル枠、およびプライムカバー枠に配信されるキャンペーン目的を追加 ページ内PDF資料

また今回のアップデートでは、プレースメントリストを活用することで、掲載を希望する箇所だけにプレースメントを指定することで適切に入札単価を管理するのが良いでしょう。

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】スマートフォン版ブランドパネル枠、およびプライムカバー枠に配信されるキャンペーン目的を追加

是非こちらの記事も合わせてご確認ください。

【検索広告】自動入札タイプ「コンバージョン価値の最大化」の提供開始

2022年11月16日(水)より、Yahoo!検索広告で自動入札タイプ「コンバージョン価値の最大化」が提供開始されました。コンバージョン数の最大化はすでにリリースされていましたが、売上金額を目標にしている広告主の方にとっては「コンバージョン価値の最大化」の自動入札タイプは朗報ではないでしょうか。

ただし、1日の予算の中でできるだけ価値の高いコンバージョンを多く獲得するように自動で入札を行うため、予算の範囲内でできるだけ利益率の高い申込みや購入を獲得したい場合に利用するのがよいでしょう。

もちろんこれまで通り費用対効果の目標値がある場合には、オプションから設定が可能です。

目標のROASが無いけれども売上を最も多くしたい、という場合には一度試してみてもよいでしょう。

参考:【検索広告】自動入札タイプ「コンバージョン価値の最大化」の提供開始

また、詳細をまとめたブログはこちら!

【ディスプレイ広告】コンバーション計測の一部見直し、5分以内のコンバージョンが計測されるように

画像引用元:【ディスプレイ広告】コンバーション計測の一部見直しについて 内PDFより

Yahoo! JAPANのプライバシー対策と他社調査により、コンバージョン計測の見直しが行われます。2023年1月12日(予定)以降は、同一ユーザーによる5分以内のリロードはコンバージョンとしてカウントされていませんでしたが、本件実施後はカウントされるようになります。

これまで計測されていなかったコンバージョンが2023年の1月12日以降、計測されてしまうおそれがあるため、コンバージョン単価が本来よりも下がってしまうケースがありえます。そのため、コンバージョンの計測方法を「初回のみ」などに変更するのが良いでしょう。

また、コンバージョン測定タグのパラメータ「yahoo_ydn_conv_transaction_id」を利用する重複コンバージョンの排除は継続されるので、動的な取引管理番号を発行している場合であれば「yahoo_ydn_conv_transaction_id」にその情報を送ることで重複を削除することも可能です。

参考:【ディスプレイ広告】コンバーション計測の一部見直しについて

Yahoo!検索の一週間・一ヶ月単位の急上昇ワードが公開されるサイトDS GALLERYがリリース

Yahoo! JAPANのリアルタイム検索のページをみると、現時点で多く検索されているトレンドが表示されますが、一週間や一ヶ月単位でよく検索されたキーワードなどは見ることができませんでした。DS GALLERYでは、長いスパンのデータが確認できるため、世間で話題になっている情報などをあとから確認することが可能です。

また、無料版ではテレビ、地域名、健康・医療に関する急上昇ワードが確認できるので、

ちょうど年末のタイミングですので、普段とは違う急上昇ワードなどが確認できるかもしれませんね。

DS.GALLERY - ヤフー・データソリューション

LINE広告の注目アップデート

少ないですが、静止画フォーマットの配信先拡充とLINE Creative Labでの変更がありました。

画像クリエイティブの自動作成機能とコラージュがアップデート

画像引用元:画像クリエイティブの自動作成機能とコラージュをアップデートしました!

LINE Creative Labにて、便利な機能が追加されています。

  • 画像クリエイティブの自動作成
  • コラージュを使用した画像作成に新しいレイアウトが追加

画像クリエイティブの自動作成では、600x400の小サイズも自動作成されるようになり、作成結果の種類も増えています。また、9種類までのテーマを複数のページから同時に選択して、クリエイティブとして保存できるようになっています。なかなかクリエイティブを作る時間の取れない広告主の方にとっては、小サイズも対応したことでより便利になった印象です。

画像引用元:画像クリエイティブの自動作成機能とコラージュをアップデートしました!

コラージュの画像作成に関しては、前回の10月まとめにてお伝えしていたコラージュレイヤー機能がアップデートされ、新しいレイアウトが複数追加されています。フィルター機能で絞って検索すると、レイアウトが少し物足りない印象もあったので、こちらも更に使いやすくなりましたね。

参考:画像クリエイティブの自動作成機能とコラージュをアップデートしました!

リワード面への静止画フォーマット配信の適用開始

これまでリワード面への配信は動画のみでしたが、2022年11月28日(月)以降は静止画フォーマットもリワード面へ掲載されるようになります。

静止画は15秒間表示され、カウントダウンが開始される形式です。リリース時は全体の1〜5%ユーザーに限定して適応され、順次対象ユーザーの拡大を行うとのことです。

参考:LINE広告ネットワーク 動画リワード広告

ただし、どの配信面に広告が表示されたのかは確認することができないため、リワード面での表示回数などを確認することは難しいですが、11月28日以降で表示回数などが静止画にて増えている場合はリワード面への配信拡充が要因となっている可能性があります。

参考:広告がどこの配信面に表示されたか確認できますか? | LINE for Business

Twitter広告の注目アップデート

直近では話題に事欠かないTwitterですが、直近で広告が運用しやすくなるアップデートが散見されますので、個人的に注目度が高まっています。

今後のメディアとしての動向含め、広告領域でどのような変化が起こるのか非常にきになりますね。今回は新しい広告フォーマットが登場していますので、ご紹介します。

フォロワー獲得広告のフォローカードがアップデート

画像引用元:フォロワー数キャンペーンを作成する(アナグラムで加工)

10月のまとめでご紹介できていなかったフォロワー獲得広告のアップデートについてです。

従来のフォーマットと比べると情報が整理され、任意の画像を設定できるようになったことで見やすくアップデートされています。また、フォローのボタンも大きくタップしやすくなったため、フォロー率の向上も見込めそうですね。

以下の記事でも詳しくご紹介しています。

「Webサイトコンバージョン最適化」の提供開始

画像引用元:新登場: 成果と関連性をさらに向上させるパフォーマンス広告ソリューション

「Webサイトコンバージョン最適化」はコンバージョン目標を大幅に再構築したもので、ローワーファネルのウェブサイトアクション(「カートに追加」や「購入」など)へのコンバージョンの可能性が高い利用者へのリーチが強化されるようです。

ランディングページ訪問後のアクション(「カートに追加」、「購入」、「リード獲得」、または「サブスクライバー獲得」)を設定すると、Twitterの利用者レベルアルゴリズムがより関連性の高いオーディエンスをターゲティングして、その目標を達成する可能性が高い利用者にリーチします。

なお、ウェブサイトでの利用者の行動に合わせた最適化を行うため、「Webサイトコンバージョン最適化」ではTwitterピクセルかコンバージョンAPI(CAPI)を使用する必要がある点には注意です。

ダイナミックプロダクト広告リリース

画像引用元:新登場: 成果と関連性をさらに向上させるパフォーマンス広告ソリューション

ダイナミック商品広告は、適切な利用者に適切なタイミングで商品を宣伝して、売上やコンバージョンを増加させることができる広告です。

  • DPAリターゲティング
    • 広告主のウェブサイトでカート追加や閲覧といったアクションを起こしたが、まだ購入に至っていない利用者をターゲティングし、その商品の広告を配信
  • DPA見込み顧客ターゲティング
    • ウェブサイトへの訪問歴がない利用者に対し、関連性の高い特定の商品の広告を配信

また、商品カタログにフィード管理プラットフォームを使用している場合は、Twitterマーケティングパートナーと連携することで、商品戦略をTwitter上で簡単に拡大できます。

初期のテストでは、ダイナミックプロダクト広告を利用した広告主の顧客獲得コストは約3~9割削減されたという結果も出ているようです。こちらもWebサイト上の行動をもとに最適化が行われるので、TwitterピクセルもしくはコンバージョンAPIの実装があれば良いパフォーマンスを発揮すると言われていますが、DPAでは必須ではありません。

Criteoといったダイナミック広告を利用されている広告主にとって非常に魅力的な広告タイプですね。

コレクション広告 正式提供開始

画像引用元:新登場: 成果と関連性をさらに向上させるパフォーマンス広告ソリューション

【運用型広告アップデートまとめ】2022年8月 にてお伝えしていたコレクション広告が正式に提供開始されました。

主画像とその下の最大5つの小さなサムネイル画像を表示することで商品を紹介できるフォーマットなので、多目的ECサイトの広告主の方などにとって非常に魅力的ですよね。

Twitter社が今後もリッチなフォーマットを提供し続ければ、Twitter広告の運用手法も様々な方法が生まれそうですので、今後も注目したいです。

まとめ

Googleの類似ユーザーの利用制限の告知は利用している広告アカウントも多いと思いますので、お見逃しなく今後どのようにターゲティングを行っていくべきなのかをご検討いただけるとよさそうです。また、Yahoo!広告ではスマートフォン版のブランドパネルやプライムカバー枠への配信も可能になり年末の枠の争奪戦が激しくなりそうですね。

今月も最後までご覧いただきありがとうございました!アップデートまとめはまた来年にお会いしましょう、それでは!

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