リスティング広告運用者を支援する、YDN向けキャンペーンエディターの使い方

リスティング広告運用者を支援する、YDN向けキャンペーンエディターの使い方

みなさまはもう、YDN向けキャンペーンエディター(本記事では以下、エディター)は使ってみましたか?リスティング広告運用者にとって、代表的な「作業」といえば、入稿ですよね。考えたプランを実行するために、入稿はより早く正確に行っていきたいものです。

これまでYahoo!ディスプレイアドネットワーク(以下、YDN)の入稿作業といえば管理画面から手作業で設定を進めるか、ExcelなどでCSV形式の入稿用ファイルを作成してインポートする方法しかありませんでしたが、2017年の2月にYDN向けエディターが登場したことで、オフラインで編集もできて、ターゲティングやクリエイティブも一覧で確認できるようになり、快適で最速な入稿タイムが過ごせるようになりました。

今回は、エディターで配信ができるキャンペーンを作る手順を基本操作と共にご紹介いたします。

事前準備

エディターのダウンロード

エディターをインストールしていない場合は、次のURLからアプリをダウンロードします。

キャンペーンエディター Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN) | Yahoo!プロモーション広告

ダウンロードしたエディターを起動し、Yahoo!JAPANビジネスIDを入力してログインします。

アカウント情報のダウンロード

エディターにログインしたら、アカウントマネージャーで編集したいアカウントにチェックをし、アカウント情報をダウンロードします。

エディターを使うときの注意点

エディターで作業する前に、エディター上のアカウントデータは必ず最新の状態となるようにダウンロードをしましょう。古いデータの状態まま編集してアップロードをしてしまうと、意図しない反映がなされる可能性もあるので注意が必要です。

キャンペーン追加の手順

では、実際にキャンペーンを新しく追加していきましょう。キャンペーンは次の手順で追加します。

  1. キャンペーンを追加して、キャンペーン設定を行う。
  2. 広告グループを追加して、広告グループ設定を行う。
  3. 広告グループにターゲティングの設定を行う。
  4. 広告グループに広告を追加する。

上記の流れで設定していきます。今回は一例としてサイトリターゲティングのキャンペーンをエディターで設定していきます。例として想定するキャンペーンは次の構成です。

想定キャンペーン構成

  • ターゲティング:サイト訪問30日のユーザーに広告配信をする
  • デバイス:スマートフォンのみ
  • キャンペーン予算:10,000円
  • 入札単価:50円
  • 広告:ディスプレイ広告(イメージバナー)
  • リンク先URL:https://anagrams.jp/blog/

エディターの画面構成

まずは、エディターの全体構成を理解します。「最新の状態にする」でアカウントのデータが表示されている前提の画面が下記です。

YDN向けキャンペーンエディターは、Google AdWords Editorと似たようなインターフェイスとなっており、操作方法も似ているので使っているうちにすぐ慣れてきます。

(A)メニューバー
  • アップロード:編集内容をアップロードしてアカウントに反映します。
  • 最新の状態にする:エディター上の情報を最新のものに更新します。
  • インポート:外部で編集したCSV形式のファイルを読み込んで、キャンペーンに編集内容を反映します。
  • エクスポート:エディター上のアカウント情報をCSVファイル形式で保存します。
  • 最左端の「≡」アイコンはクリックすると設定メニューが開きます。
(B)キャンペーンセクション

キャンペーン一覧が表示されます。キャンペーン以下の階層を見たい場合には、該当のキャンペーンの「▶」ボタンを押すと、プルダウン式に広告グループを確認することができます。

(C)管理セクション

(B)で選択しているキャンペーンに登録されているコンポーネント(広告グループ、広告、ターゲティングなど)の構成状況を確認することができます。

(D)コンポーネントの一覧表示セクション

(B)(C)で選択しているコンポーネントの一覧が確認できます。

(E)コンポーネントの詳細セクション

(D)で選択したコンポーネントの詳細が表示されます。また、新規追加されたコンポーネントの編集も可能です。

全体像が把握できたところで実際に入稿していきましょう。※以降、(A)~(E)はエディター上の領域を表します。

実際のキャンペーン追加手順

1. キャンペーンを追加し、キャンペーンの設定を行う

(C)管理セクションでキャンペーンを選択します。

すると、(D)コンポーネントの一覧表示セクションの上部に「キャンペーンの作成 🔻」と出てきます。今回はサイトリターゲティングを追加するために、ターゲティングを選択します。

続いて(E)コンポーネントの詳細セクションにて、キャンペーン名、1日の予算、開始日は必ず入れましょう。

YDNは1日の予算を設定しなくとも広告配信ができます。そのため1日の予算を設定し忘れると、翌朝冷や汗が出ることになるので「必ず、忘れないよう」に、1日の予算を入力しましょう。また、キャンペーンの開始日が未来の場合は、開始日前に誤って配信されないよう開始日の入力も忘れずしましょう。

2. 広告グループを追加し、広告グループの設定を行う。

新しく作成したキャンペーンに広告グループを作ります。

まず、新しく作成したキャンペーンを(B)キャンペーンセクションで選択します。その後、(C)管理セクションで「広告グループ」を選択します。

するとキャンペーンの追加の時と同様に、「広告グループの作成」が表示されるので選択します。

(E)コンポーネント詳細セクションで設定する項目は、広告グループ名・入札価格・デバイス(OS・キャリア)・ウェブ/アプリ・画像自動付与の5つです。

  • デバイス:すべてのデバイスか、PC、スマートフォン、タブレットから個別に選択できます。
  • OS:デバイスでスマートフォンかタブレットを選択した場合、全てのOSに表示か、iOS、Androidから個別に選択でできます。
  • ウェブ/アプリ面への配信:デバイスでスマートフォンかタブレットを選択した場合、すべてのウェブアプリか、アプリ、ウェブから個別に選択ができます。
  • キャリア:docomo、KDDI、SoftBankなど、個別にキャリア設定することが出来ます。通常は設定なしのままで大丈夫です。

※PCの場合、OS、ウェブ/アプリ、キャリアの設定は「設定なし」になります。

画像自動付与は、テキスト広告で関連性があるだろうとYahoo!JAPANが判断した画像を自動的に広告に付与して配信する設定です。広告主側が意図しない画像が掲載される可能性もありますので、「設定しない」にすることをおすすめします。

3. 広告グループにターゲティングの設定をする。

今回はサイトリターゲティング機能を使って、サイトを訪問してから30日以内の訪問者に広告配信をするケースを例として説明していきます。(ターゲットリストは事前に作成済みとします)

新しく作成したキャンペーンを(B)キャンペーンセクションで選択します。その後、(C)管理セクションで「サイトリターゲティング」を選択します。

するとキャンペーンの追加の時と同様に、「サイトリターゲティングの設定」が表示されるので選択します。

(E)コンポーネント詳細セクション、「ターゲットリストの選択」を選びます。

事前に作成したターゲットリストの中から、適切なものを選択して「OK」をクリックします。

4. 広告グループに広告を追加する。

ターゲティングが設定できたら広告を登録します。

広告グループを選択後、(C)の管理セクションの「▶広告」を選択すると、テキスト、ディスプレイ、テンプレートが表示されるので、追加したい広告の種類を選択します。このうち、ディスプレイ、テンプレートについては広告で使う画像も、次の手順によってエディターからアップロードすることも可能です。

画像の登録

①左下の「共有ライブラリ」を選択します。

②「画像ファイル管理」→「画像」を選択します。③「画像の追加」のボタンが出てくるので、クリックして登録したい画像を選択します。

※参考:[随時更新] Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)/Google ディスプレイネットワーク(GDN)で使える最新バナーサイズ一覧

画像の登録が終わったら、共有ライブラリを閉じて(C)管理セクションから「広告」→「ディスプレイ」の項目を選択して①「広告(ディスプレイ)の作成」をクリック。②必要事項を入力していきます。(エラーが発生している場合は、エラーの発生している項目名の後ろに「!」マークが表示されます)

今回の例ではディスプレイ広告を追加しますので、次のように入力します。

  • 広告タイプ:「テキスト不要」を選択
  • 広告名:広告を判別しやすいような名前を入力
  • 画像名:登録した画像のうち適切なものを選択
  • 表示URL:リンク先URLのドメイン部分を入力
  • リンク先URL:ランディングページのURLを入力

リンク先URLは、広告をクリックした後にランディングさせたいページのURLを指定します。(検索連動型広告のYahoo!スポンサードサーチと違って、トラッキングURLや最終リンク先URLといった設定はありません。アクセス解析などを利用していてパタメータ付与する必要がある場合は、計測パラメータ付きのURLをリンク先URLに設定します。)

これで、一通りの設定は完了しました。

エラーがない場合には編集した項目の横に緑のマークが表示されます。エラーの場合には赤い四角で数字が出ます。この数字がエラー箇所の個数を示しているので、修正しましょう

編集した内容をいま一度確認したら、いよいよアップロードです。(A)メニューバーの「アップロード」をクリックすると各コンポーネントにおけるアップロード数(変更数)が別ウインドウで表示されますので、問題がなければ「アップロード」をクリック。YDNの管理画面にデータがアップロードされます。

入稿が終わったあとのチェックポイント

アップロードが完了したら、必ず管理画面でも設定した内容と相違がないかを確認しましょう。自分が意図したターゲティング設定になっているか、キャンペーン予算の設定はされているかだけでなく、次のチェックポイントも重点的に確認してみて下さい。

  • キャンペーン予算は設定されているか。
  • 広告グループの入札単価・デバイス設定・画像自動付与のオンオフ・配信面(OS・ウェブ/アプリ)は意図したものになっているか。
  • ターゲティングの設定は意図したものになっているか。ターゲットリストやプレイスメントの除外が必要な場合、その設定を忘れてはいないか。
  • 広告は意図した画像・リンク先になっているか。

これで、エディターを使っての入稿は一通り出来るようになりましたね。

最後に

Google AdWords Editorでの作業に慣れている方であれば直感的につかえますし、すぐに慣れることができるツールだと思います。管理画面上での細かい設定が多く必要だったYDNの入稿作業も、エディターによって便利になった分、入稿の時間の短縮にはつながりますが、意図しないところでミスが発生しやすくもなりますので、意図した設定内容となっているかは必ず確認してみて下さい。

また、作業時間の短縮によって確保できた時間は、ぜひ仮説検証などに頭を使う作業に回してください。作業の効率化によって今まで以上の作業数を行うことが目的ではありません。仮説立てと検証を繰り返すことに重点を置き、広告による成果の最大化を目標として運用に取り組みましょう。

Nodoka Furuta

Nodoka Furuta

アナグラム株式会社 クルー。広告代理店に入社後、運用型広告のコンサルタントとして、複数社を担当。経験業界は、美容・食品・冠婚葬祭・教育・旅行・人材・EC・アパレルなど。2015年より現職にて、運用型広告の全般の運用。新規提案などに携わっています。クライアントさんにとって頼りになる存在になれるように日々精進です。

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