【随時更新】 YDA(YDN) / GDNで使える、バナーサイズ一覧

【随時更新】 YDA(YDN) / GDNで使える、バナーサイズ一覧

※2022年2月17日:最新の情報をもとに更新

Yahoo!JAPANのユーザー意識調査によると、イメージ広告はテキスト広告の2倍印象に残ると言われています。テキスト広告より印象に残りやすい分、イメージ広告のデザインはクリック率やコンバージョン率に影響しやすく、ディスプレイ配信面で潜在層のユーザーをターゲティングする際は、どのようにバナーデザインを展開し、テスト検証していくかが非常に重要な戦術となってきます。

と言っても、なんだかバナーの種類もたくさんあるし、都度サイズが更新されるし、Yahoo!とGoogleで入稿サイズも違うし、どこから手をつければ良いか分からない。お客さんに説明するのが大変。。 全サイズ作るリソースがない。。。そんな時は、カンニングペーパー代わりに本記事をご参照いただけますと幸いです。

更新履歴

※2023年8月2日:YDAの画像ファイルサイズの上限が150KB→300KBに
※2022年2月17日:YDAのバナーサイズを更新
※2020年10月27日:ファインド広告にポートレート「4:5」を追加
※2020年9月17日:レスポンシブディスプレイ広告に横長ロゴ「4:1」追加など
※2019年10月21日:10月28日にアニメーションGIF形式画像の広告入稿を終了(画像の新規アップロードは2019年8月に停止済み)
※2019年10月09日:YDNの容量、GDNレスポンシブディスプレイ広告のバナーサイズ更新
※2017年12月01日:GDNのレスポンシブ広告のロゴにサイズを追加
※2017年11月29日:YDNで2倍サイズで入稿可能なものを追記
※2017年02月07日:GDNのファイル形式 Flash の廃止、GDNのレスポンシブ広告「300×300」追加など
※2016年10月14日:画像サイズ「1200×628」の容量上限を400KB→150KBへ変更)
※2016年09月30日:GDNのレスポンシブ広告分を追加、各容量上限追加

YDA(YDN)とGDNのバナーサイズ一覧

イメージ広告

 サイズ
(横×縦)
 YDA
(旧:YDN)
GDN 最低限用意したいサイズ
パソコン
タブレット
モバイル パソコン
タブレット
モバイル
300×250
728×90
160×600
320×50
300×600
468×60
320×100
250×250
600×600
640×360
200×200
336×280
300×50
120×600
240×400
250×360
580×400
930×180
970×90
970×250
980×120
300×1050
容量の上限 3MB ※300KBを超える場合は自動圧縮されて保存 150KB
種類 JPEG(.jpg、.jpeg)、GIF89a(.gif  ※静止画のみ)、PNG(.png) JPEG(.jpg、.jpeg)、GIF89a(.gif )、PNG(.png)、アニメーション広告(GIF)

※バナーサイズの単位は、ピクセル(Pixel)です。
※他のデバイスであっても掲載されるケースがあります。
※YDNのアニメーションGIF形式画像の新規アップロードは2019年8月に停止し、広告入稿も2019年10月28日にて終了(すでに入稿済みの同形式を使った広告は引き続き配信)

参考:【YDN】アニメーションGIF形式画像の広告入稿終了 - Yahoo!プロモーション広告

レスポンシブ広告

アセットの種類 YDA(YDN) GDN 横縦比
横長 1200×628 600×314 以上 1.91:1
スクエア 300×300 300×300 以上 1:1
ロゴ(省略可) 180×180 128×128 以上 1:1
512×128 以上 4:1
容量の上限 3MB ※300KBを超える場合は自動圧縮されて保存 5120KB

レスポンシブ広告では、YDA(YDN)のサイズを用意すれば、GDNの推奨サイズもクリアできます。ただし、容量上限の違いに注意しておきましょう。

ファインド広告・ファインドカルーセル広告

アセットの種類 GDN 横縦比
最小解像度 推奨解像度
横長 600×314 以上 1200✕628 1.91:1
スクエア 300×300 以上 1200✕1200 1:1
ポートレイト 480 x 600以上 960 x 1200 4:5
ロゴ(省略可) 128×128 以上 1:1
512×128 以上 4:1
容量の上限 5MB(ロゴは1MB)

※ファインド広告・ファインドカルーセル広告はGDNのみです。
※ロゴは最大5個、画像は合計で最大20個を選択可能です。
※ポートレイトは、 YouTubeに表示されないことに注意 です。

以下は、それぞれのプロダクトごとのおもな注意点をピックアップしました。

YDA(YDN)における注意点

基本はGDNの仕様を踏襲していますが、一部で仕様の違いがありますので注意しましょう。

  • FLASHバナーやGIFアニメーションの入稿は不可。例外的に320×50サイズのみGIFアニメーションが入稿可能。
  • 入稿可能なGIFアニメーションは広告掲載方式「ターゲティング」で「15秒以下(ループ禁止)」。
  • レスポンシブ広告は掲載面に応じてトリミングされる場合があります。画像作成前に、トリミング範囲を画像表示シミュレーターで確認することをお勧めします。
  • 一部、2倍サイズでの入稿が可能(300×250→600×500、320×50→640×100、320×100→640×200)。デバイスに合わせて伸縮する2倍サイズは、視認性を保ちつつ画像の表示領域を広げることができます。2倍サイズを入稿した場合、従来のサイズ(300×250、320×50、320×100)は削除推奨。※参考:【YDN】入稿画像サイズ追加について
  • 300KBを超える場合は自動圧縮されて保存。300KB以内の場合は圧縮なしで保存。

GDNにおける注意点

YDA(YDN)にはないレスポンシブディスプレイ広告やファインド広告の仕様は、特によく事前にチェックしておきたいところです。

  • 「30 秒以下(ループ含む)」「5fps(毎秒5フレーム)以下」のGIFアニメーションを入稿可能。
  • レスポンシブディスプレイ広告の「1200×628」は、掲載面に応じて画像の端が最大5%水平にトリミングされる場合があります。また、画像内に占めるテキストの割合は、画像全体の20%以下にする必要があります。
  • 「1200×628」と「300×300」の両サイズの入稿が必須となっています。

その他の注意点

枠サイズより小さいサイズのバナーも配信される

現状、広告配信枠のサイズとバナーサイズが完全に一致していなくても、バナーが表示される場合があります。

例えば336×280サイズのバナーはないけど、300×250のバナーは入稿されている状態だと、336×280の枠に300×250のバナーが出る、といった具合ですね。

この場合、枠内に空白スペースが生まれるため、若干違和感のある配信になりますが、ここでは枠と完全に一致したサイズのバナーがなくても広告は表示されることは認識しておく必要があります。また、バナーが一切入稿されていない状態でも、テキスト広告がバナー枠に配信されるケースもあります。

バナーの審査落ちについて

バナー入稿時によくあるのが、ガイドライン違反による審査落ち。特に多いのが、広告を行うサイト(ブランド)のロゴや商品名がないケース。

かきいれ時の大型連休前に入稿し、審査通過を確認して安心して帰宅。連休明けに出社すると全て審査落ちでほとんど表示されていなかった……なんてとても洒落にならない事態ですが、結構この手のトラブルは多く、毎年全国各地の運用担当者が阿鼻叫喚の渦に巻き込まれています。

特にYDNは仮に審査を通過した後でも、後日の再審査で広告が停止されていることも多いため、入稿時は必ず、広告を行うサイト(ブランド)のロゴや商品名が記載されているか、事前チェックを行いましょう。さらなるリスクヘッジとして、入稿タイミングを週末金曜日ではなく、週初の月曜日にすることも有効です。

また、システムやサイトの警告メッセージやクリックを模倣したバナーも不可となっているのでこちらも注意が必要です。

念のため公式の最新情報もチェック

変更履歴をご覧いただいてもお分かりの通り、仕様は刻々と変わっていきますので、公式ヘルプの最新情報もチェックしておくと間違いありませんね。この記事でも、できる限り最新の情報を正しくお伝えできるように更新していきます!

YDA(YDN):

ディスプレイ広告で使用できる画像サイズ

GDN:

イメージ広告の画像サイズ

イメージ広告の要件

レスポンシブ広告の要件

レスポンシブ ディスプレイ広告を作成する

アップロードされたディスプレイ広告の仕様

全部は難しい…ではどれを用意する?

これだけの数を一気に用意するのは手間も時間も掛かってしまいますよね。ではどのサイズを優先して作成すればいいのでしょうか?

  • 300×250
  • 728×90
  • 160×600
  • 320×50
  • 300×600

表にも記載している通り、まずは以上の5種類(YDNでは4種類)を用意するのがおすすめです。Googleによれば、これらのサイズの設定によって、Google ディスプレイ ネットワーク上の 95% のプレースメントに対応できるとしています。

参考:状況に合わせて広告メッセージと入札単価を設定する - Google 広告 ヘルプ 

幸運にも短期間で全サイズを用意できる環境があればそれに越したことはないのですが、現場のリソース不足でそうは言っていられないことも多々あるかと思います。

全サイズのバナー完成を待っていて商機を逃してしまうくらいなら、配信ボリュームの大きい300×250サイズのみでプロモーションを開始。ある程度クリック率とコンバージョン率の高い勝利訴求が見つかってから全サイズのバナー作成を進めることでPDCAサイクルが早まり、結果的に早く成果が良くなるケースも多いように思います。

バナーとレスポンシブ広告はどちらかだけでいい?

答はNOです。レスポンシブ広告とイメージ広告は両方とも配信をするのがおすすめです。

またまたGoogleの例で恐縮ですが、両方を使用すると、イメージ広告だけ使用する場合と比較して、同程度のコンバージョン単価で平均して 50% 以上のコンバージョンを獲得できたという数字も公開しています。

参考:状況に合わせて広告メッセージと入札単価を設定する - Google 広告 ヘルプ 

レスポンシブ広告だけであらゆる広告枠に対応しているといっても、そもそもクリエイティブの見え方が異なり、広告枠や広告が表示されるサイトの内容、表示されるタイミングなどによってもどちらが効果的かはケースバイケースです。両方を用いることで、よりその時々に応じたクリエイティブを表示できる可能性も高まります。できるかぎり両方の用意をオススメします。

初めてバナー作成を行う際は、比較的制作コストの低いレスポンシブ広告であらかじめ効果の良い訴求や画像にあたりをつけてバナーを作成することで、さらに効率的な制作ができます。

まとめ

以上、ディスプレイ広告の画像サイズや仕様について最低限知っておくべき概要をまとめてみました。

今後検索連動型広告への参入企業が増え続け、検索の市場が煮詰まれば煮詰まるほど、クリック単価も伸び続け、限られたパイの奪い合いがさらに過熱することは想像に難くありません。そんな中ディスプレイ広告は、広告掲載されるサイトやブログが増えれば増えるほど配信面も増えるため、検索と比べるとクリック単価の高騰も緩やかな傾向にあります。

顕在化していない潜在ユーザーに向けた広告ということもあり、複雑・難解な苦手イメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、幸いこの数年でターゲティングの精度も見違えるほど上がっています。ユーザーの志向や行動をしっかり分析して、届けるべき人に適切なメッセージ(広告)を表示することで、新しいユーザーの獲得・ビジネスの拡大にこれほど適したツールもありません。

そのために仕様や仕組みをしっかり把握し、改善スピードを上げて、常に時勢に合ったクリエイティブを探し続ける努力を行った人だけが、生き残りの精度を上げていけるのだと思います。

また、当たり前のことですが、ユーザーにとって「出自がはっきり分かり」「不当にクリックを誘わない」明解なバナーが求められていることを念頭に置き、バナー制作の舵取りを行うことも大切です。バナー作成に関しては以下の記事を参考にしてください。

参考:[発注書付]リスティング広告担当者がイメージ広告(バナー広告)を発注する際に気をつけている8つのこと

それでは、Have a nice display ad life!

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