※2022年4月25日(米国時間)に自動でアップグレードされることが発表されました
参考:Upgrading TrueView for action campaigns to Video action campaigns - Google Ads Help
いま動画で商品を見つけて購入することも少なくありませんよね。動画広告で紹介されている商品の購入をスムーズに促せる広告フォーマットのひとつに「TrueView アクション」があります。
一方で、あらゆる場所で商品の購入が可能となっている現在では、商品に出会う動画広告の掲載先やそれに合わせて掲載される動画広告のフォーマットも多岐に渡るようになります。
そこで登場したのが、TrueView アクションの機能をベースに、配信面と広告フォーマットに柔軟性をもたせた「動画アクションキャンペーン」です。
このたびGoogleは、2022年初め2022年4月25日(米国時間)から既存のTrueView アクションキャンペーンのすべてを、動画アクションキャンペーンへ自動的にアップグレードすることを発表しました。
参考:動画アクション キャンペーンにアップグレードして成果を高める - Google 広告 ヘルプ
アップデートで注意するべきこと
まず、TrueView アクションと動画アクションキャンペーンの違いを改めて確認しておきましょう。おもな違いは次の2つです。
- 配信面の拡大
- 広告フォーマットがより柔軟に
TrueView アクションでは配信ができない、YouTubeのホームフィードも配信先となるため、配信先がこれまでよりも拡大する可能性が高いでしょう。そのため、実際の広告費にくらべて余裕のある一日の予算を設定している場合は配信量の増加に注意しておくのがよさそうです。
また、広告フォーマットもこれまでにくらべて柔軟なレスポンシブ形式となるため、広告のパフォーマンスにも変化が生じる可能性があります。
動画アクションキャンペーンも機械学習による掲載の調整がなされるため、基本的には広告パフォーマンスにポジティブな影響が期待されますが、配信先の構成の変化など数値の変化に繋がる可能性があることはあらかじめ理解しておきましょう。
早めの切り替えがおすすめ
TrueView アクションキャンペーンは 2021 年 9 月 30 日まで引き続き作成でき、既存のキャンペーンについても来年の初めまで配信を継続できるとのことです。
しかしながら基本的にはポジティブな影響が期待できるアップグレードです。
また、最近では最適化スコアや最適化案が動画アクションキャンペーンでも利用可能となっていたりと、パフォーマンスを管理して運用していく環境も十分整っているように思われます。
参考:最適化スコアが動画アクション キャンペーンにも導入されました - Google 広告 ヘルプ
できるかぎり、早めに対応しておくのがよさそうですね。
なお、動画アクションキャンペーンの具体的な設定方法についてはこちらの記事をご参照ください。
変更をスムーズに行えるよう、既存の TrueView アクション広告をコピーして、動画アクション キャンペーン広告として貼り付けることができる機能も、今後数週間のうちにリリースされるともアナウンスされています。
滞りなく変更が行えるよう、状況に合わせて選択するのがよさそうですね。