【まずはこれだけ】動画広告の制作に携わる広告運用者も覚えておきたい基礎用語

【まずはこれだけ】動画広告の制作に携わる広告運用者も覚えておきたい基礎用語

動画広告を利用する広告媒体が増えてきた現在のWEB広告業界において運用と広告クリエイティブ制作は切っても切れない関係です。

動画クリエイティブの制作に着手する際、社内のデザイナーに依頼したりや外部委託する場面が出てくると思います。

その時、デザイナーさんに具体的なシーンごとの細かな動きをどのように伝えていますか。

例えば「この冒頭のシーンで文字がサッと出てきて、次のシーンに写ってほしい」とデザイナーへ伝えたとします。デザイナーからは確認のため「文字のエフェクトはCC Light Sweepで反射効果を加えて、ワイプのトランジションでシーンを切り替えますね」と返ってきました。専門用語を知っていればなんでもないやりとりですが共通言語となっていない以上、デザイナーの言っていることが分からずコミュニケーションも円滑に進みません。

広告運用者側とデザイナー側で意思疎通がスムーズに進まず、思い描いていた動画とは少し違ったものが納品されたなどコミュニケーションにおいて齟齬がでないよう今回は動画における基本的な用語やデザインを実際に行わない方向けに抑えておきたい用語をピックアップし解説していきます。


動画フォーマットに関わる基礎用語

まずはWEB広告の配信設定を行う際にも出て来る、動画フォーマットに関わる基本的な用語について見ていきましょう。

用語意味
コーデックファイル圧縮・展開の形式。動画と音声それぞれに設定が必要。
コンテナ動画と音声の格納形式。拡張子で判別可能。
動画容量(動画サイズ)動画のデータサイズ。〇〇MB、▲▲KBなど。
解像度動画の画素数。入稿規定では横×縦のピクセル数(例:1080×1080)や縦横比(例:16:9。アスペクト比とも)または縦横比と縦のピクセル数の組み合わせ(例:16:9の1080p)で指定される。
動画の尺動画再生時間。秒や分、時間で指定される。
フレームレート単位fps(フレーム・パー・セカンズ)。動画(アニメーション)に含まれる1秒あたりのコマ数。
ビットレート単位bps(ビット・パー・セカンズ)1秒あたりに音声データ・動画データがどれくらい詰め込まれているかの指標。
エンコード動画データと音声データを1つのファイル(コンテナ)にまとめること。

動画の要件については指示書などで指定することが多く会話をする中で使う用語として出てくることは少ないですが、用語の意味をそれぞれ理解した上で明確になった上で依頼をかけましょう。

基本用語の「エフェクト」と「トランジション」、まずはここを抑えよう

今回は動画に関する用語をエフェクトとトランジションという2つの要素に分けて解説していきます。この言葉をいくつか覚えておくだけでデザイナーさんへ指示を行うときにより具体的な指示を出すことができるようになるのでぜひ、意味を理解して具体的なイメージが共有できるようにしましょう。

まずは、エフェクトから見ていきましょう。

エフェクト

動画を見ていると文字が動いたり、キラキラしたり、映像が違う映像にゆっくり切り替わったりするのをよく見かけませんか。そういった効果のことを「エフェクト」と呼び動画制作の基本的な手法の一つです。動画にエフェクトをかけることで動画にインパクトを与えて印象を変えることができます。エフェクトといってもその種類は様々です。そこで今回は代表的なエフェクトをいくつか紹介します。

モーショングラフィックス

​モーショングラフィックスとは文字やロゴ、イラスト、図形などに動きをつけ動画にすることを指します。編集において最も使われるエフェクトで身近に見るものだと次のような使い方をよく目にするのではないでしょうか。

テレビ番組やCMで静止画が動く映像

YouTubeの登録ボタンを押すアニメーション

デザインされた静止画(グラフィック)に対して動き(モーション)を加えることをモーショングラフィックスと覚えておくと良いでしょう。

サウンドエフェクト(SE)

サウンドエフェクトとは映画、テレビ、ラジオ、YouTubeなどで用いられる効果音のことです。サウンドエフェクトを使うことで元々の動画や音声別の印象を与えることができます。

例えばキャンプ場で焚き火をしている映像にサウンドエフェクトをかける場合、次のような使い分けができます。

  • リラックスできる印象を与えたい → 静かにパチパチと木が燃える音
  • インパクトのあるものにしたい → 激しく木が燃える音
  • 雨の中で焚き火と楽しんでいる印象→静かにパチパチと木が燃える音に穏やかな雨の降る音をプラス

サウンドエフェクトを動画に取り入れることで動画のイメージが膨らみやすく表現の幅も大きく広げることが可能です。

アクションエフェクト

映像に特殊効果をつけるエフェクトのことを指します。

アクションとは映像に特殊効果を加えるエフェクト素材です。

具体的な例として以下が挙げられます。

  • 光がキラッと光る演出効果
  • 炎や煙などの爆発演出
  • 雨・雪・日光など天候に関する効果

アクションエフェクトは動画内でインパクトを与えたい時に活用しやすいエフェクトです。

先ほど紹介したサウンドエフェクトとの組み合わせて使うことで音と映像の2軸で動画の印象を変えることなどに役立てることができます。

トランジション

動画は、複数のシーンを編集によってつなぎ合わせて構成されています。

そのシーンとシーンの間繋がりを持たせる効果のことをが「トランジション」と呼びます。「遷移」「移行」といった意味があり、前のシーンから次のシーンに切り替わる部分に印象に与えてくれる効果があります。トランジションにも多くの種類があり、それぞれ特徴や効果が違います。今回は一般的に使われることの多いトランジションを見ていきましょう。

ホワイトアウト/ブラックアウト

画面が徐々に白くなっていき次のシーンへ切り替わるのが「ホワイトアウト」です。

逆に画面が徐々に黒くなり次のシーンへ以降する効果のことを「ブラックアウト」といい、

どちらも、シーンがガラッと変わる部分などで印象づける場合などに使用します。

ディゾルブ

「ディゾルブ」は、前のシーンが徐々に薄くなっていき次のシーンへゆっくりと映り変わっていくトランジションです。前後のシーンが溶け合って見えることから「dissolve(溶ける)」と呼ばれています。トランジションの中でも使いやすく基本的なトランジションになります。

ワイプ

「Wipe(ワイプ)」は英語で「拭き取る」という意味で、

スマホの画面を「スワイプする」などの意味と同じように画面をスッと拭き取るようにシーンが切り替わるトランジションです。シンプルなトランジションですっきりとした印象を与えることができます。

スライド

前のシーンの上に、後ろのシーンが重なりスライドし切り替わるのトランジションを「スライド」と言います。

回転

「回転」は名前の通り前のシーンが回転しながら次のシーンに切り替わるトランジションです。ダイナミックな動きで、テンポの早い動画を作る時などに使うと勢いのある動画を作ることができます。SNS広告やYouTube広告などの短尺動画などに使われることも多いです。

ズーム

「ズーム」は、前のシーンでカメラがズームアップした後ズームアウトしつつ次のシーンに移るトランジションです。映像に動きや躍動感をもたせることができスポーツや乗り物の動きなどで切り替える時にあった雰囲気で表現できます。

コミュニケーションを円滑にするためにまずは基礎用語を

今回は初心者でも覚えておきたい動画用語をピックアップして紹介しました。

自分が制作するわけではないからデザインに関する知識は持ち合わせていなくてもいいという考え方ではなく、運用者側も少しの知識でも理解しておくことでデザイナーさんとのやり取りも円滑に進めることができると思えば共通言語となるため動画の用語は是非とも抑えておきましょう。

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Daijiro Seki

Daijiro Seki

アナグラム株式会社 クルー。前職でスマホアプリのコンテンツプロバイダとしてゲームアプリの集客をメインに広告運用、企画運営等、幅広く経験。アプリにとどまらず様々な分野のリスティング広告に携わりたいという思いから2017年9月よりアナグラムへ参画。ルービックキューブが特技である。

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