【運用型広告アップデートまとめ】2023年11月

【運用型広告アップデートまとめ】2023年11月

先日受けた健康診断の結果が戻ってきました。検査結果を見ると、コレステロール値がやや高めであることが分かりました。

広告運用者は数値やパフォーマンスのコントロールも重要なスキルのひとつです。数値をみて結果を振り返りこれから改善できるよう、健康維持にも取り組んできたいと思ったのでした。

さて、早いものでもう年末です。慌ただしく年末のキャンペーンの準備や年始の用意をしている方も多いのではないでしょうか?11月にもさまざまなアップデートがありましたので、ぜひ年内にチェックしておきましょう。


Google広告注目のアップデート

Google Marketing Liveで発表されていた生成AIの機能が、まずは米国向けにいよいよ提供開始されましたね。国内での提供も待ち遠しいです。

(米国向け)生成AIによりP-maxキャンペーンのアセット作成が簡単に

画像引用元:Get creative with generative AI in Performance Max

P-MAX の生成 AI 機能が、米国内のすべての広告主にベータ版として展開が開始されました。年末までには米国すべての広告主がベータ版での利用が可能になる予定です。

今回の発表では以下の3つが発表されています。

  • P-MAX の見出し、説明、画像といったアセットの自動生成(ベータ版)
  • 画像エディターを使用して、画像の背景を生成および変更可能に
  • 生成AIにより作成されたクリエイティブアセットに目に見えない透かし(SynthID)を追加

1つ目のアセットの自動生成機能は、生成する際にパフォーマンスデータも参考にするようで、掲載結果の向上に役立てられそうです。生成される画像もビジネスarあるいはクライアント固有となり、2つと同じ画像は生成されないとのこと。

2つ目の画像の背景編集と生成に関しては、2024年初頭までにすべてのアカウントで利用可能になる予定です。クリスマスやバレンタインデーなどシーズンに合わせた背景に変更するといった調整ができるため、様々なパターンでテストができるようになりますね。

3つ目のSynthIDは透かしの埋め込みと識別を行うディープラーニングモデルを使用した技術です。人間の目視では判断できない透かしを埋め込み、画像のスキャンにより透かしの有無を確認することができます。

また、生成AIで作られた画像が政治広告や製薬広告などデリケートな分野の生成画像を提案しないように設計もされています。ポリシー違反とされるような画像も基本的には提案しないようにしているとのことなので、安心できる一方、専門性の高いアドバイスや提案を受けるために利用しすぎない、もしくは依存しないようにとGoogleは注意喚起しています。

生成AIの画像が悪用されないようにしつつ、出力結果に違反がないか審査も行われますが、あくまで過信せずに出力結果を自身でもしっかりと判断できるようにしておきたいです。
参考:Google 広告における生成画像の安全性

Yahoo!広告注目のアップデート

オーディエンスターゲティングの刷新にともないサーチキーワードターゲティングのキーワードが選択式ではなく自由形式になるなど、より柔軟に広告運用を行える機能の追加が行われています。

【ディスプレイ広告】サーチキーワードターゲティングが新しく進化。「高度なセグメント」がリリース開始

画像引用元:【ディスプレイ広告】サーチキーワードターゲティングの移行と提供終了について ページ内PDF P.9

2023年12月11日より、「高度なセグメント」がリリースされました。

入力した任意のキーワードを基にして、機械学習で最適なユーザーリストが作成されるため、現行の「サーチキーワードターゲティング」のリストに比べて自由度が高く、利用できるキーワードがかなり拡大されました。

設定したキーワードを検索したユーザーだけではなく、そのキーワードと関連の強いワードを検索したユーザーにも拡張されてユーザーリストが作成される点が興味深いですね。

注意点として、以下に気をつけましょう。

  • 高度なセグメントで設定できるキーワードには審査がある点
  • 1キーワードは25文字以内で指定
  • スペースと組み合わせて複数ワードの指定も可能
  • 検索期間と検索回数の指定は不可
  • 検索ワードごとの分析レポートはなし
  • リスト作成後、ユーザーリスト蓄積まで1~2日かかる点

サーチキーワードターゲティングはしばらく並行稼働するようですが、終了のタイミングも決まっていますので早めに「高度なセグメント」の効果的な配信方法などを探っていって、成功事例やパターンを作っていきたいですね。

参考:【ディスプレイ広告】サーチキーワードターゲティングの移行と提供終了について

【検索広告】キャンペーン間の共有予算機能の提供開始

画像引用元:【検索広告】キャンペーン間の共有予算機能の提供について 内PDF P.3

キャンペーン間の共有予算機能が2023年11月28日(火)に提供開始されました。

特にこの時期は予算管理が複雑になるケースもあると思いますので、複数キャンペーンの予算管理に悩んでいた方などは利用を検討してみるのがおすすめです。

参考:【検索広告】キャンペーン間の共有予算機能の提供について

【検索広告】広告の有効性が提供開始

画像引用元:【検索広告】広告の有効性の提供について

レスポンシブ検索広告の評価指標「広告の有効性」が、2023年12月6日(水)より提供開始されました。

あくまで、推奨設定に沿っているかの判断となり実際のパフォーマンスの高さを示すものではない点に注意は必要ですが、レスポンシブ検索広告の改善に困っていた方は確認してみてもよいですね。

参考:【検索広告】広告の有効性の提供について

Microsoft広告注目のアップデート

Microsoft広告のオーディエンス広告が更にパワーアップしました。足回りが整ってきてこれまで以上に利用しやすくなりますね。

Microsoftオーディエンス広告で、コンバージョン最大化と目標獲得単価の入札戦略が利用可能に

画像引用元:New bid strategies for Audience ads and other product updates

オーディエンス広告で以下の入札戦略が新しく利用可能になりました。

  • コンバージョンの最大化
  • 目標コンバージョン単価 (tCPA)

オーディエンス広告に限らず、自動入札ではコンバージョン予測モデルの精度向上や設定直後のパフォーマンスの大幅改善など、より効果的に使いやすくなるアップデートが行われています。

精度に不安があり自動入札の利用を控えていた方も、これを気に再度利用を検討してみてはいかがでしょうか。

UET(ユニバーサルイベントトラッキングタグ)のテスト機能が提供開始

UETタグとは、Universal Event Tracking Tag(ユニバーサルイベントトラッキングタグ)の略語で、広告をクリックしたユーザーがウェブサイトで行ったアクションについてMicrosoft広告のプラットフォームに情報を送信するコードです。

タグがちゃんと動いているのチェックは手間がかかっていましたが、UETタグが正常に機能しているかをUETイベントの取得状況を広告管理画面から確認できるようになりました。

  • タグが見つかりません
  • トラフィックを受信して​​いません
  • タイムアウト
  • トラフィックを受信中

このようなステータスが表示され、正しくUETタグが実装できているかをタグを設置したURLの入力を行うことで確認できます。

正しく計測ができているかの確認が容易になったことは嬉しいですね。

TikTok広告注目のアップデート

TikTokをはじめとするSNS広告などではコンテンツ利用中のため、広告を見てもその場では広告をクリックせず、別の方法でコンバージョンに至ることも珍しくありません。今回アプリ広告向けに、広告を一定時間以上見るという興味のあると思われる行動の間接効果を可視化する計測方法の導入が発表されています。

エンゲージド ビュースルー アトリビューションの導入

アプリ広告主向けに、エンゲージド ビュースルー アトリビューション (EVTA) と呼ばれる新しいアトリビューション方法が導入されました。

EVTAとは、ユーザーが広告を6秒以上表示したがクリックしなかった後、アトリビューション期間中 (最大7日間) にコンバージョンが発生したかを計測する方法です。

画像引用元:Evolving Our Mobile Measurement Framework For App Advertisers | TikTok For Business Blog

クリックスルー (CTA) とビュースルー (VTA) に加えて、エンゲージド ビュースルーが加わったことにより、これまで可視化できていなかった貢献度が見え、TikTok広告の効果をより細かく分析できるようになりました。

アプリ広告を実施しているアカウントならアトリビューションウィンドウにてEVTAの設定が有効になっているか、確認してみましょう。

今月もたくさんのアップデートがありました!
来月もお楽しみに!

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