【まとめました】おもな広告媒体のデータフィードの仕様

【まとめました】おもな広告媒体のデータフィードの仕様
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データフィード広告の出稿では必ずデータフィードが必要になります。データフィードの仕様は、各媒体や広告メニューによって異なるため、まずは広告出稿したい媒体ごとにデータフィードの仕様の確認も必要となります。

あの媒体のデータフィード仕様はどうなってる?と探す手間を少しでも減らすことに繋がればと、広告媒体毎のデータフィード仕様に関する公式情報をまとめました。

※一部、公式サイトに公開されていないものを除きます



広告媒体毎のデータフィード仕様

Google(商品データ、フィード)

ショッピングキャンペーン(Googleショッピング広告・P-MAXキャンペーン、ローカル在庫広告)、無料商品リスティングで利用する商品フィードの仕様です。

Google Merchant Centerに商品フィードを登録します。

主な特徴

  • サポートされているフォーマット: テキスト(スプレッドシート)またはタブ区切り及びXML(.gz .txt .xml .zip .bz2)
  • アパレル・メディア・ソフトウェア・パターン・その他すべてのタイプ毎に必須項目と任意項目の仕様が異なる

Facebook(データフィード・カタログ)

FacebookのカタログはFacebook・Instagramダイナミック広告はもちろん、広告以外のInstagramショッピング機能、コレクション広告でも利用されています。

主な特徴

  • サポートされているフォーマット: CSV、TSV、XML (RSS/ATOM)、Googleスプレッドシート
  • 商品、旅行(ホテル、フライト、目的地)、自動車、不動産、ストリーミングで仕様が異なる
  • コマースマネージャからデータフィードのテンプレートをダウンロード可

Criteo(商品カタログ)

Criteo広告で利用する商品カタログの仕様です。

主な特徴

  • サポートされているフォーマット: CSV、XML
  • 商品カタログは業種毎に仕様が異なる(一般/小売・フライト・ホテルと宿泊施設・求人広告・求人掲示板)

LINE(商品フィード) 

LINE広告のひとつでLINEが提供するダイナミック広告、「LINE Dynamic Ads」の商品フィードです。

主な特徴

  • EC/通販・ホテル・ツアー/フライト・不動産・求人・アプリで仕様が異なる
  • ECの場合、Facebook・Google・Criteoのフォーマットを利用することも可能
  • サポートされているフォーマット: CSV TSV、JSON

TikTok(カタログ)

TikTokのコレクション広告やダイナミックショーケース広告(DSA)で必要となるデータフィード(カタログ)です。

主な特徴

  • 9つの必須項目と27つの任意項目で構成
  • TikTok Ads Managerにアップロード

Pinterest(カタログ)

Pinterestにおいてもダイナミック広告の掲載が可能です。掲載するためには「カタログ」が必要となっています。

主な特徴

  • サポートされているフォーマット:TSV、CSV、XML(RSS 2.0、ATOM 1.0)オーガニック / 広告での投稿フィードが共有となる。
  • 広告用のリンク先として「ad_link」カラムに設定をすることでオーガニックと広告の遷移先URLを変更することが可能。

Microsoft(ショッピング)

Microsoft広告でもショッピング広告の掲載が可能です。Microsoftのフィードファイルの作成手順が記載されております。

主な特徴

  • フィードファイルは次の拡張子を付けたタブ区切りのプレーン テキストのみ利用可能:TXT、ZIP、GZ、GZIP、TAR.GZ、TGZ.
  • XML ファイルは、Google 形式である場合にのみ利用可能。
  • Google Merchant Centerを経由し、Googleでショッピング広告を配信している場合は、インポートツールを利用することでフィードのインポートが可能。

RTB House(データフィード)

RTB Houseの出稿に必要なデータフィードの仕様です。

主な特徴

  • sale_price、extra_bdgなど任意項目の利用時は、ヒアリングシート記載の上、RTB House社への連絡が必要
  • データフィードをアップロードするサーバーは自社サーバもしくはRTB Houseのサーバが利用可能

Indeed(XMLフィード)

Indeed広告「スポンサー求人」の掲載に利用されるXMLフィードに関する仕様です。

主な特徴

  • 求人提供をデータフィードで実施する場合はIndeed社の許可が必要
  • 求人詳細ページとフィードの情報が一致する必要がある
  • サポートされているフォーマット:XML

スタンバイ(XMLフィード)

スタンバイ広告「スポンサー求人」の掲載に利用されるXMLフィードに関する仕様です。

主な特徴

  • サポートされているフォーマット: XML(.xml)、GZIP圧縮されたXML(.gz)
  • 2022年12月からは「station」項目が必須項目に変更

データフィード広告お役立ち情報

ここまで各種媒体のフィードの仕様を見てきました。とても細かく把握するのが大変かもしれませんが、媒体を横断して展開できるデータ項目も多くありますので、ひとつひとつ確認していきましょう。

また、ここではデータフィード広告を始めるにあたって役に立つであろう記事をいくつかご紹介します。一通り目を通してスタートするとより効率的に取り組めるかと思います

マスターデータ

データフィードを作成する際の元となる商品データである「マスターデータ」の適切なデータの持ち方、作成のポイントを詳しく解説しています。

フィードとタグの設計

商品データとして型番とSKUの二つを持っている場合、商品IDはどのように指定すればいいかを解説しています。

まとめ

データフィード広告は、自社サイトで保持している商品や求人データを利用して広告に活用する広告です。特にショッピング広告やダイナミックリターゲティング等では、媒体推奨であるフィード項目を適切に入稿することで成果改善が期待できます。

 

また、各媒体のフィード仕様は媒体側のアップデートにより項目自体や、項目の内容が変更になることも珍しくありません。運用している媒体からのアップデート情報などに目を配り、媒体の仕様変更に合わせて、データフィードの変更対応を実施することは成果を保つために必要なことです。

丁寧な確認を積み重ねることでデータフィード広告の成果を最大化していきましょう。

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