有限会社 井組自動車工業
有限会社 井組自動車工業 井組 浩紀 さま

創業から38年以上、神奈川県横浜市を中心に自動車修理工場を営む井組自動車工業さま。

今回お手伝いをさせていただいたのは井組自動車工業さまの中でも主力事業である自動車修理の広告運用です。お任せいただいたきっかけや、地域密着型サービスの広告運用における弊社とのお取り組みについてお話を伺いました。

このインタビューは2019年3月に行われました。

聞き手:アナグラム株式会社
吉岡 佑
関 大二郎(筆者)

- まずは、御社のサービス内容を改めてお聞かせください。

井組 浩紀 さま(以降、井組 ※敬称略):

仕事は自動車修理、板金塗装、車検整備、一般修理、損害保険の販売新車、中古車の販売を行っており、その中でも自動車修理をメインビジネスとして、アナグラムさんにも自動車修理のリスティング広告の運用をおまかせしております。

- 御社の強みはどういったところにあるのでしょうか。

井組: 中途半端な仕事はやらないところです。また、カンペキな仕事を行う競合の中で日本トップクラスに安いところです。

安さ重視の自動車修理会社に依頼すると一見修理されているように見えるけど、よく見ると傷が浮き出ていていたりなど、中途半端な仕事をされるなんてことを聞いたことがあります。うちではプロのマニアックな修理工、塗装工がそろっており一級のサービスを適正価格で提供し続けています。修理した車を中古車として売る際にも新車同様の品質でお手頃な価格で販売していたりもします。

- リスティング広告を始める以前の集客はどのような状況でしたか?

井組: 当時は業界自体のWEB広告への参入が少なく代理店に任せなくても何とかできていた時代でしたね。その後、20万円程度でランディングページを作っていただき、その会社の方に運用も任せていました。クリック単価も今と比べるととても安く、広告予算も月額10万円台です。

WEB広告で一喜一憂したくなかった

- 弊社に広告運用を任せていただいた経緯はどのようなものだったのでしょうか?

井組: 徐々にこの業界にも参入企業が増えてきて、競合企業の少なかった以前に比べ、月によって広告経由での受注数にばらつきが出てきました。そうなると、工場の稼働状況に合わせた獲得が難しくなり月々の受注数が安定せず一喜一憂することが増えていました。

SEOも考えましたが、たとえすごくうまくいったとしても工場の稼働状況によってはすべてのお客様の問い合わせを対応しきれない可能性も出てきます。地域密着で自動車修理工場のビジネスをおこなう上では、工場の稼働状況に合わせてコントロールできるリスティング広告はやはり相性が良いんですよね。

少し厳しい状況になってきてもしっかり費用対効果を合わせながら安定してお客さんを獲得できる代理店さんがいればいいなと思っていたところ、ちょうど知り合いの方からアナグラムさんを紹介いただき、お任せすることにしました。

依頼する側から見て顔が見えることが安心感に繋がる

- 弊社に運用を任せてからの成果はどうでしたか?

井組: 一番わかりやすいところで言えば以前と比べて獲得単価が半額になったところですかね。

- 具体的にどのような施策を行ってそういった成果が得られたのですか?

吉岡(アナグラム): 施策面でインパクトのあった部分で言えば、アカウント構造・広告文の見直しですね。以前のアカウントを拝見させていただいたところ、広告グループやキーワードが分かれている割には広告文の登録が少なかったので、広告文のバリエーションを増やしました。

また、修理の種類や自動車メーカー毎にキーワードのグルーピングを見直し、検索語句ごとの入札調整が行いやすく管理のしやすいアカウントを再構築しました。結果、獲得件数、獲得単価ともに改善できたと考えています。Google 広告の推奨設定など、まずは基本的な内容を確実に押さえることで改善しました。

その他、ビジネスの特性上の受注できる件数も限られているため、どういったユーザーをより獲得していきたいのか考え、予算配分を見直したり、地域単位での入札単価調整を見直したりしました。

たとえば、「キズ 修理」よりも「凹み 修理」といった検索語句の方が、受注単価が高いと考えられるため、それらのキーワードに予算を寄せるといった具合です。傷修理の問合せよりも塗装の問合せ、工賃の安い車種(国産車)より、工賃の高い車種(輸入車)からのお問い合わせ数を増やすような工夫も取り組んでいます。

井組: そうですね。その他にも、「ちょっと今月は予約数が少ないからは予算を2割増しにしたい」、「今月は稼働状況がいっぱいになりそうだから予算抑えて運用して欲しい」などの要望を出してもその日のうち、遅くとも翌日迄には迅速丁寧に対応してくれるところが助かっていますね。

吉岡(アナグラム): 弊社も密にご状況を共有いただける点は嬉しいですね。管理画面上での獲得状況が良くても実際に受注につながっていなければ意味がなく、逆に管理画面上の獲得状況が多少悪くても工場の稼働状況が順調であれば無理に広告配信を強める必要もないため、連携を密に取り合えることで運用の助けになっています。

またその他の広告管理画面側の設定に関してはご信頼いただけ、一任して下さる環境も非常に有り難いです。限られたご予算の中で、顧客単価の高いお客様を呼び込むとなった場合に、井組さんと私の間で良い連携がなければ成果のコントロールも難しいのではないかと思いますね。

井組: アナグラムさんは営業と運用の担当が分かれていないので、担当の方に直接要望を言えばすぐに応えてアクションしてくれるところもすごく良いですよね。

吉岡(アナグラム): そうですね。他の代理店さんですと営業担当、運用担当、レポート担当と分業でやられているところも少なくないですが、弊社の体制として窓口から運用まで一気通貫でやらせてもらっているところが他社さんとは違う大きな強みです。

そういった部分では御社のように対応のスピード感が求められるビジネスと弊社の体制はすごく相性がいいのではと思っていますね。

井組: ウチも職人さんが見積もり、お客さんとのやり取り、入庫まで全てやっているので、アナグラムさんと近しい組織形態にありますね。仕事を依頼する側から見て顔が見えることが安心感に繋がると考えていて、実際に職人さんが全てやってくれるとお客さんも安心してくれます。

同じようにリスティングの代理店さんも実際に連絡を取り合う営業さんとは別に、顔も見たことのない方が運用をされるのは少し不安になりますが、アナグラムさんのように窓口から運用まで全て対応してくれると安心感が持てますね。

ビジネスモデルを深く理解し、より一層の連携を

- 今後の取り組みの中で、弊社に期待することは何ですか?

井組: 毎月の広告費をなるべく抑えて工場の稼働状況をいっぱいにしていただければと思います。売れば売る程いいわけではなく、簡単に言うと毎月の稼働状況が埋まればいい話なので、御社にとっては特殊な運用となりますかね。

吉岡(アナグラム): そうですね。今後も密に連携を図ることで、御社のビジネス発展に貢献できればと考えております。

御社との取り組みが始まったころ、井組さんが直接弊社まで足を運んでオリエンテーションして下さり、ビジネスモデルからとりたい車種や案件種類など、ホワイトボードを使ってロジカルかつ丁寧に教えていただいたので、スタートの頃からこちらとしてはすごくやりやすかったです。


Voice Of AdOps担当者の声

地域密着型かつリアル店舗型サービスの集客の方法は無数にありますが、その中でも効率的にターゲットとなるお客様を必要状況に合わせて呼び込むにはリスティング広告が適しているケースは多くあります。

また、安い獲得単価でお客さんをたくさん呼び込めたとしても、工場の稼働状況がいっぱいになってしまってはせっかくのお問い合わせがもったいない。そうしたリアルビジネスの広告運用で成果を出していくには、お客さまと密に連絡を取り臨機応変な広告運用が必要不可欠ですね!

井組さん、お話いただきありがとうございました!
今後ともよろしくお願いいたします。


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