クラウドビルダーズ株式会社(旧:スカイアーチHRソリューションズ)(CloudBuilders)
株式会社スカイアーチHRソリューションズ
代表取締役 池西 耕平 さま

AWS専門の転職・フリーランス案件紹介サービス「CloudBuilders」を提供されているクラウドビルダーズ株式会社さま(旧:スカイアーチHRソリューションズ)。

専門性の高いサービスだからこそ効率的な集客が重要ですが、“やりきった”と思いつつ、自身の知識だけに頼った手探りでの広告運用に不安を感じていたと言います。

広告運用を弊社にお任せいただいた経緯から、月間で10倍のリード数を獲得するにいたったプロセス、運用型広告の枠にとらわれない営業体制まで踏み込んだご提案まで、これまでのお取り組みについてお話を伺いました。

※AWSとは…Amazon Web Services の略でAmazonが提供するクラウドサービス。AWS はさまざまな種類のアプリケーション専用に設計された幅広いデータベースを提供している

このインタビューは、2023年11月に行われました。

聞き手:アナグラム株式会社
籭 智公
白井 雅晃(執筆者)

ご利用サービス: リスティング広告運用

あらためて、スカイアーチHRソリューションズさまのサービスについてお伺いさせてください

池西:CloudBuilders(クラウドビルダーズ)というAWSに特化した求人情報サービスを提供しています。

クラウドビルダーズの特徴は求職者だけではなく、面談するエージェントもAWSの資格保有者です。そのため、AWSに関する業務難易度や知識を理解したうえで転職先や案件紹介を行うことがサービスの特徴になっています。また、グループ会社のスカイアーチネットワークスと連携し、紹介できるAWS案件を豊富に取り揃えている点が大きな強みです。

池西さまは具体的にどのようなお仕事をされていますか?

池西:代表取締役として事業全体を統括しています。また、AWSエンジニアの仕事は専門性が高いため、AWSの理解度の低いエージェントが対応するとミスマッチに繋がります。そのため、現在でも求職者の1次面談を私が必ず担当しています。

弊社とのお取り引き以前はどのような課題を持たれていたのでしょう。

池西:クラウドビルダーズはいわゆる、リボン型のビジネスモデルです。そのため、企業と求職者の両方の集客が重要になります。

弊社は、グループ会社との連携でAWSの求人案件を豊富に取り揃えているため、求職者の集客がビジネス拡大の最重要事項と考えています。

以前、広告代理店に広告運用を委託していましたが、広告の成果向上や拡大に関する提案がなく、自身の知識だけに頼った手探りでの広告運用に不安を感じていました。

手探りでの広告運用への不安。事業拡大を見据えてプロへ依頼

弊社にご依頼いただいたきっかけはなんでしょうか

池西:人材業界で働くプロとして、わたし自身は広告でできることは”やりきった”とも思っていました。しかし一方で、自分の知識だけでは今後の事業拡大は実現が難しいと思い、広告運用のプロへの依頼を考えました

その中で知人に紹介してもらったのがアナグラムさんです。その知人はすでに御社とお取り引きがあり、その対応にとても満足していると伺いました。それならばぜひ相談してみたい、と思ったのがきっかけです。

他の広告代理店も検討されていた中、なぜアナグラムに決めていただいたのでしょうか?

池西:アナグラムさんからは、業界や事業内容を事前によくお調べいただき、私たちの気がついていない伸びしろや施策を提示いただけました。

また、事業拡大に沿った中長期での運用型広告のポートフォリオまで事前にご提案いただけました。これなら安心して一緒に伴走していけると感じたのを覚えています。

広告アカウントの再構築によりCPAを抑えながらターゲット層を拡大し獲得リード数は10倍に

実際にお取り引きを始めてみてどうでしたか?

池西:AWS経験を持った求職者の集客が課題でしたが、アナグラムさんに運用代行を依頼してから月のAWS経験の面談数が運用代行依頼前の約10倍に増やすことができました!

アナグラムさんとのお取り組み前は、「AWS 転職」「AWS フリーランス」などCPAの比較的低い転職の見込みが高いキーワードのみしか広告配信ができていませんでした。これらキーワードでさえも費用対効果を合わせられていなかったため、面談数をこれまで以上に増やすのは難しいと考えていました。

しかしながら、アナグラムさんからは潜在層の獲得を狙ったキーワードを提案していただきましたよね。転職のモチベーションに合わせて入札価格に強弱を付けられるよう広告アカウントを構築いただいたことで、これまでのキーワードのCPAも下げることができただけではなく、CPAを抑えながらターゲット層の拡大にもつなげられました。

また、キーワードだけではなく広告文でも「AWSエンジニア限定」など対象者を絞る工夫を行うことでターゲット層を広げても無駄クリックを減らすことができ、結果的に費用対効果高く面談数を増やせました。

広告の成果改善に伴うリソース不足に先回り、営業体制まで踏み込んだ提案

広告運用以外の提案で、印象に残っていることはありますか?

池西:広告だけでなく、LPOや営業体制の見直しなど広告運用以外のご提案もいただきましたね。

たとえば、弊社が運営しているフリーランス向けの案件紹介サービスにおいて、従来のLPではフリーランス向けであることが伝わらずに離脱してしまっている可能性がある点をご指摘いただきました。これに対しサービス内容がひと目で分かるようファーストビューを変更したことで、コンバージョン率を10%向上しました。

広告運用で成果が大幅に改善したおかげで想定以上に面談数を増やすことができました。一方で、求職者の面談に対応するリソース不足が新たな課題として出てきたんです。

しかしながら、アナグラムさんは求職者の面談に対応する社内リソース不足を前もって想定し、営業体制の変更の提案をいただいていたことがとても印象に残っています。

具体的には、LINEのチャットボットを活用し面談申し込みのタイミングでAWSの経験者と未経験者を自動で振り分けられるように計測周りを整備していただきました。おかげで、未経験者の方には面談前に履歴書と職務経歴書の提出をお願いして求人とのミスマッチを防いだ上で面談に進んでいただける体制に変更がスムーズに行えています。弊社のリソース状況まで先回りした提案に感心したのが印象に残っています。

求職者の1次面談をすべて池西さまが担当するというお話を伺っていたので、リソース不足での事業拡大の鈍化は避けたいと思い、先回りして提案させていただきました。

池西:営業体制の変更のご提案を頂いたことも含め、人材業界のビジネスモデルの理解の深さを普段の打ち合わせから感じています。人材業界はほとんどの場合、オンラインだけでは完結しないんですよね。なので、営業体制まで踏まえた提案はまさに「かゆいところに手が届く」提案でした。

その他にも事業計画策定前に広告運用のシミュレーションをいただいたことで、来期の広告費を検討する際にとても役に立っています。

最後に、今後取り組んでいきたいことを教えてください。

池西:さらに、事業拡大をしていきたいと考えています。その中でアナグラムさんには広告からAWS経験者のリード数を増加させるような施策などをどんどんいただきたいです。

また、リード数が増えれば増えるほど私が面談できなくなるため、LINEチャットボットなどのツールも駆使しつつ、今後は面談できる社員の採用と育成にも取り組んでいき、さらに事業を拡大していきたいと思います。

Voice Of AdOps担当者の声

代表の池西さんと直接お話しさせていただける環境のため、こちらからの提案もすぐに取り入れていただくなど、ビジネスの成果に直結する感覚を持ちながら広告運用の枠に留まらない施策を考えられているのではないかと思います。

事業拡大への影響度が大きい広告運用は、さまざまな経営判断や意思決定の助けになるよう、密にコミュニケーションを取るのが大切だと改めて感じました。

これからも運用型広告の枠だけにとらわれず、広告主の目線をもって先回りしたご提案ができるよう取り組んでいきたいと考えています。

クラウドビルダーズ株式会社(旧:スカイアーチHRソリューションズ)
CloudBuilders