Yahoo!検索広告、広告表示オプションの配信優先度が変更に

Yahoo!検索広告、広告表示オプションの配信優先度が変更に

2023年3月31日(金)、キャンペーンと広告グループの両方に広告表示オプションを設定している場合の広告表示オプションの配信優先度が変更になりました。

参考:【検索広告】広告表示オプションの配信優先度の仕様変更について - Yahoo!広告

アップデートの対象の広告表示オプションは次の3つです。

  • クイックリンクオプション
  • テキスト補足オプション
  • カテゴリ補足オプション

この記事では、広告表示オプションの配信優先度の変更内容と注意点を紹介します。

広告表示オプションについておさらいしたい方は、こちらの記事をご覧ください。


広告表示オプションの配信優先度が変更に

広告表示オプションは、キャンペーンや広告グループに関連付けることで表示できます。

今回、キャンペーンと広告グループの両方に広告表示オプションを関連付けしている場合における広告表示オプションの配信優先度が変更になりました。

変更内容は下記のとおりです。

これまで


  • 広告グループと関連付けした広告表示オプションを優先して配信

これから


  • 関連付けた階層にかかわらず、ユーザーの検索意図により適した広告表示オプションを優先して配信
  • 広告グループとその上位のキャンペーンに関連付けた広告表示オプションの両方を配信に利用

広告グループとその上位のキャンペーンに関連付けた広告表示オプションの両方を配信に利用すると、どんなことが起きるでしょうか。

たとえば、キャンペーン単位でクイックリンクを設定していて、特定の広告グループだけ別のクイックリンクを設定していた場合、これからは広告グループに関連付けた広告表示オプションだけではなく上位のキャンペーンに関連付けた広告表示オプションも表示されます。

特定の広告グループだけ別のクイックリンクを表示させたくてそのような設定にしていたのに、これでは意図通りの配信とはいえませんよね。広告表示オプションが意図通りの配信になるように関連付けの調整が必要です。

なお、同じ広告表示オプション(IDが同一)を、広告グループとその上位のキャンぺーンのそれぞれ関連付けしていた場合は、合計2件ではなく1件とみなされます。


アカウントによっては、広告表示オプションの関連付けの変更が必要になります。まずは現在の広告表示オプションの設定状況を確認しましょう。

次より、広告表示オプションの設定状況の確認方法を紹介します。

広告表示オプションの設定状況の再確認を

広告表示オプションの確認方法は次のとおりです。

  • 関連付け一覧ページで確認する
  • 関連付け一覧ページからダウンロードする
  • 広告表示オプションレポートを出力する

関連付けた広告表示オプションがが少なければ「関連付け一覧ページで確認する」方法が簡単で早いです。

GoogleスプレッドシートやExcelのフィルター機能を使って確認したい場合は、「関連付け一覧ページからダウンロードする」か「広告表示オプションレポートを出力する」方法で行うのが良いでしょう。

関連付け一覧ページで確認する

まずは、関連付け一覧ページから広告表示オプションを確認する方法を紹介します。

関連付けた広告表示オプションがが少なければ、この方法が早くて簡単でおすすめです。

関連付け一覧ページは、管理画面を開き、「広告表示オプション」タブをクリックで表示できます。

関連付け一覧ページからダウンロードする

関連付けた広告表示オプションが200件以内の場合は、関連付け一覧ページからダウンロードが簡単です。

関連付け一覧ページで一度に表示できる広告表示オプションの件数はキャンペーンまたは広告グループごとに200件までです。200件以上の場合は、ページ送りして複数回ダウロードをしないといけません。ダウンロード漏れのリスクもあるため、関連付けた広告表示オプションが200件以上の場合は、広告表示オプションレポートを出力しましょう。

では、関連付け一覧ページからダウンロードする手順を紹介します。

管理画面を開き、「広告表示オプション」タブをクリックします。「関連付け一覧」のタブが選択されているのを確認し、「ダウンロード」より「選択した関連付けをダウンロード(CSV)」をクリックして完了です。

広告表示オプションレポートを出力する

最後に、広告表示オプションレポートを出力する方法を紹介します。

関連付けた広告表示オプションが200件以上の場合は、広告表示オプションの選択漏れが起きにくいため、この方法がおすすめです。

管理画面を開き、レポートタブより「パフォーマンスレポート」を選択

「+新規レポートを作成」をクリック

レポートの種類で「広告表示オプションレポート(キャンペーン)」または「広告表示オプションレポート(広告グループ)」を選択します。

レポートは1回につき1種類しか出せないため、両方のレポートを出力するには2回レポート作成が必要です。

集計期間は、本アップデートの変更があった2023年4月1日以降の期間を選択しましょう。今回は例として、「今月(今日を含む)」を選択します。

レポート名は任意で変更し、「作成」をクリックします。

該当レポートの横の「ダウンロード」をクリックで広告表示オプションの実績レポートの出力が完了です。

まとめ

広告グループとその上位のキャンペーンに関連付けした広告表示オプションの両方が配信に利用されるようになったことで、意図しない広告表示オプションが配信されてしまうケースもあるでしょう。アカウントによっては設定の変更が必要になってきます。

いま一度、キャンペーンと広告グループ、双方のレポートを見比べて、キャンペーンに関連付けしている広告表示オプションは、キャンペーン配下のどの広告グループで配信されても問題がないかを確認しましょう。

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