Twitter広告の入稿を行う場合、従来のキャンペーン作成画面では、広告は「ツイート作成画面」へ移動し別途作成しておく必要があり、少し使い勝手が悪いと感じる方も多かったのではないでしょうか。
今回のアップデートによりキャンペーン作成画面内に「広告」セクションが追加され、1つのページ内でキャンペーン作成から広告グループ作成、広告作成までを一括して行うことができるようになりました。
目次
新しい広告作成画面でできること
新しい作成画面では次のことを設定できます。
- 新しい広告の作成
- 既存の広告を選択
- 広告の編集
- 広告を広告グループ間で移動
- 広告を広告グループから削除
これらについて詳しく紹介していきます。
新しい広告の作成
まずは広告グループ内に新しく広告を作成する方法です。
広告を作成するためには、左側の「広告グループの詳細」内にある「広告1」をクリックします。
「ランディングページ」の下にある四角の枠内にツイートを入力します。画面の右側にはリアルタイムで広告プレビューが表示されます。
1つの広告グループ内に複数の広告を作成する場合は画面の右上にある「広告を作成」をクリックすると、新たな広告を追加できます。
また画面の右上にある「広告をコピー」をクリックすると、作成した広告のコピーが同じ広告グループの中に作成されます。コピーされた広告は自由に編集することが可能です。
なお、引き続き上部メニュー「クリエイティブ」の「ツイート作成画面」内でも、広告を作成できます。
広告グループのステータスが広告に反映されるように
従来は広告作成時にツイートを予約する、下書きとして保存する、ツイートするのいずれかを選択する必要がありましたが、アップデート後はそれらの選択がなくなります。広告が紐づけられている広告グループのステータスが広告にも反映されるようになり、広告グループを下書きとして保存すると広告も下書きとして保存され、広告グループを開始すると広告は自動的に公開されます。
広告グループのステータスが広告にも反映されるため、広告グループ開始日よりも過去の日付を広告に付与したい場合はキャンペーン作成画面からではなくツイート作成画面から広告を作成し、後述の「既存の広告を使う」から紐づけを行います。
既存の広告を選択
次に既存の広告を配信する方法です。
配信したい広告が既にある場合は「既存の広告を使う」をクリックします。
クリックすると、画面の右側にキャンペーン内で配信可能なすべての既存広告が表示されます。
既存の広告は、広告名やツイート内のキーワードで検索することができます。またプルダウンから「広告用ツイート」、「予約投稿ツイート」、「オーガニックツイート」のツイートの種類による絞り込みも可能です。
既存の広告から配信したい広告を見つけたら、右下にある「広告をコピーして編集」または「広告を選択」をクリックします。「広告をコピーして編集」を選択すると、広告名の変更やツイートの変更などキャンペーンの要件に合わせて編集できます。「広告を選択」を選択すると選択した広告と同じ広告が作成され、広告名以外は編集できません。
広告の編集
下書きと予約ツイートは、常に編集できます。
既存の公開済みのツイートを広告として利用する場合は、新しい広告の作成画面上で下記の編集が可能です。
- 広告名
- メディア素材 (画像を別の画像に変更するなど)
- 見出しとウェブサイトURL (リンク先ウェブサイトがある広告主向け)
変更した内容は、その広告が利用されているすべてのものに即時反映されます。
広告を広告グループ間で移動
作成した広告を、同じキャンペーン内の広告グループ間で移動することが可能です。
移動を行う場合、画面の右上にある「広告を移動」をクリックします。広告グループの一覧が表示されたら、移動先の広告グループを選択します。
この移動は、広告グループが開始する前後どちらでも行えます。広告グループが公開された後に広告を移動した場合は、広告グループの「履歴」タブで変更履歴を確認できます。
また広告の移動は、広告グループ内に1つ以上の広告が設定されていないと利用できないため注意しましょう。
広告を広告グループから削除
作成した広告を広告グループ上から削除できます。
削除するには画面の右上にある「削除」をクリックします。この削除は選択したキャンペーン、広告グループ上から広告を削除しているだけであり、Twitter上から完全に削除されたというわけではありません。Twitter上からツイートを削除するには広告主のTwitterハンドルにログインしている人のみ行えます。
また広告グループ内に広告が1つしかない場合は、広告グループから広告を削除することができないため注意しましょう。
注意点
今回のアップデートで知っておきたい注意点について解説します。
広告の作成や編集ができるユーザー
新しい広告の作成や既存の広告の編集などをするには、アカウント管理者によって「プロモーション可能なツイートを作成可能」というアクセス権が付与されている必要があります。既存の広告を選択する場合は、「プロモーション可能なツイートを作成可能」のアクセス権がなくても操作することは可能です。
ツイート作成画面への影響の有無
今までと同様にツイート作成画面内で広告の作成ができるため、ツイート作成画面に影響はありません。広告作成する際に「既存の広告を使う」というオプションが選択できるようになり、既存のコンテンツを選ぶこともできるようになりました。
新しい広告作成画面で作成可能な広告タイプ
新しい広告作成画面でも今まで作成可能だった下記のタイプの広告が作成できます。
- テキストツイート (テキストのみ)
- テキストツイート+画像
- テキストツイート+動画
- ウェブサイト誘導 (画像&動画:単一画像、もしくはカルーセル)
- アプリ誘導 (画像&動画:単一画像、もしくはカルーセル)
現時点ではTwitterオーディエンスプラットフォーム (TAP) もしくはプレロール広告を新しい広告作成画面上で作成することはできません。
まとめ
今回のアップデートにより、キャンペーン作成から広告作成までスムーズに操作できるようになりました。加えて既存の広告をコピーすることができたり、広告グループ間で広告を移動することができたり、今までよりも効率的に広告作成が行えるようになりました。
従来よりも便利になったことが多く、広告運用者にとって嬉しいアップデートですね。