LINE広告、タグ・UIの改善や詳細ターゲティングの追加など5つのアップデート

LINE広告、タグ・UIの改善や詳細ターゲティングの追加など5つのアップデート
この記事は最終更新日から約1年が経過しています。

ほぼ毎月、新機能リリースがあるLINE広告ですが、12月も滑り込みでリリースがありましたね。

本日は、LINE Tagや広告管理画面のUI改善を含む、2022年12月にリリースされた5つのアップデートを紹介したいと思います。



1.LINE Tag の標準イベントコードにサンプルコードが表示できるように

広告計測タグを発行する画面「トラッキング (LINE Tag) 」内に新たに「標準イベントコード(※)」のタブが追加され、標準イベントのサンプルコードが表示できるようになりました。

標準イベントコードタブの「標準イベントタイプ」をクリックするとプルダウンが開き、標準イベントを選択でき、選んだ標準イベントに合ったサンプルコードが表示されます。

サンプルコードは簡単にコピーができます。

今まではイベント名を自身で入力してコードを作成する必要がありましたが、アップデートによって誤ったコードを書いてしまうといったミスを防ぐことができますね。

また、標準イベントの数値は広告マネージャーでも確認できます。

広告マネージャーの「表示項目」から「表示項目を変更」を選択します。

表示された「表示項目の変更」画面の「コンバージョン」の中に標準イベント関連の項目があります。確認したい項目にチェックを入れて適用させると広告マネージャーの画面上から数値を確認でき、「ダウンロード」ボタンよりレポートを出力可能です。

LINE Tagについて詳しくは下記の記事をご参考ください。

※標準イベントコードとは、LINE Tagの一部です。「カートに追加」や「購入」など、ユーザーの行動に合わせて定義されたイベントタグのことを指します。

参考:標準イベントを利用する|LINE for Busibess

2.標準イベント項目「Purchase(購入)」にオプションパラメーター追加

標準イベントの項目のひとつ、「Purcahase(購入)」に新たに2つのオプションパラメーター「currency(通貨)」と「value(ユーザーの行動価値)」を追加可能になりました。

「Purchase(購入)」とは、ユーザーが購入を完了し、サンクスページに遷移したことを定義するイベントコードです。今回追加となったオプションパラメーターは、今後の最適化の学習効果向上に寄与するため、できるだけ設定することをおすすめします。

オプションパラメーターの詳細は、次をご確認ください。

オプションパラメーターパラメーター名内容
currency通貨購入時の通貨情報

例) 「JPY」、「USD」、「EUR」
valueユーザーの行動価値商品購入時の商品合計金額

また、オプションパラメーターを付与する際のPurchaseのサンプルコードは次の通りです。

 <script>
_lt('send', 'cv', {
  type: 'Purchase',
  currency: 'JPY'
  value:10000
}
['{tagId}']);
</script>

「Value」を動的に取得したい場合は、タグマネージャーなどで動的に値を取得するパラメータ―の設定を行えば可能です。

オプションパラメーターは現在レポートの表示項目に含まれていませんが、表示されるようになれば、広告費用対効果(ROAS)で広告を評価することも可能になるので今後のアップデートに期待したいですね。

3.カルーセル広告作成時のUI改善

カードの順番を自由に変更できるように

これまではカルーセル広告の作成画面でカードの順番を自由に移動させることはできませんでした。そのため、カードの順番を変えたい場合は、最初からカードを作成し直す必要がありました。

しかし、今回のアップデートより各カードを選択・移動できるようになり、自由に順番を変更できるようになりました。

カードの順番を変えたい場合は、広告作成画面の上図の赤枠の番号をドラッグすることでカードの移動が可能です。

同じタイトル・ディスクリプションをすべてのカードに適応可能に

これまであった「URLをすべてのカードに適応する」機能と同様のことが、タイトルとディスクリプションでもできるようになりました。

同じタイトルとディスクリプションを全てのカードに適用できるようになったことで、より効率的に広告を作成することができますね。

1つのカードに入力したタイトル、ディスクリプション、ランディングページ、リンク先URLをすべてのカードに適応させたい場合は、「ほかのスロットにも同じ内容を設定」ボタンをクリックします。タイトルのみをすべてのカードに適応するなど、特定のもののみを選択することはできません。

4.詳細ターゲティングのUI改善

詳細ターゲティングには検索窓があり、検索ワードを入力してターゲットを探すことができます。

この検索機能を使った際に、これまでは検索ワードに合致する項目のみが表示される状態でしたが、今回のアップデートより、検索ワードに合致する項目および所属カテゴリが表示されるようになりました。

例えば「スキンケア」と検索した場合、キーワードに合致するものはハイライトで表示され、スキンケアと同じ「美容・コスメ」カテゴリに所属しているものも同時に表示されます。

これにより、検索キーワードと近しいターゲットが見つけやすくなって、ターゲティングの選択肢を広げることができますね。

5.詳細ターゲティングの追加

詳細ターゲティングで趣味・興味に47セグメント、購買意向に61セグメント、新たに追加されました。

詳細ターゲティングは、毎月新しいセグメントが増えています。自社のサービスや商材に合ったものがあるか、確認して追加を検討してみても良さそうですね。

まとめ

標準イベントコードのサンプルコードが用意され、今までよりも簡単にコードを発行できるようになったことはうれしいですね。

また、広告管理画面のUI改善については今までよりも効率的に広告の作成や設定ができるようになり、より使いやすくなりました。

詳細ターゲティングは毎月のように、セグメントが増えています。商品やサービスに関連するターゲティングが新たに追加されている可能性もあるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

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