広告クリエイティブで新人デザイナーが陥りがちな7つの問題と対策

広告クリエイティブで新人デザイナーが陥りがちな7つの問題と対策

最近デザイナーとして働きはじめた方や、デザインの勉強をはじめた、という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

新米の内は、制作スピードが遅く、クオリティも納得のいくものが思うように出来ず、デザインもなかなかOKがもらえず……。「せっかくデザイナーになったのに」と落ち込むことも多いと思います。私もその中の一人でした。

そんな新米デザイナーが陥りがちな問題と、その対策について紹介します。

1. 自分の好みや趣味にデザインが寄ってしまう

世の中には「かっこいいデザイン」や「おしゃれなデザイン」など、魅力的なデザインがたくさんあります。参考サイトを覗けば、素敵なデザインが山ほど出てきます。自分もこんなかっこいいデザインを作りたい!!と、つい見本にしたくなってしまいますよね。はじめのうちは、無意識に自分の好みで参考デザインを選んでしまいがちです。

しかし、ちょっと待ってください。そのデザインは本当に目的に沿ったものでしょうか?その「企業らしさ」や「商品らしさ」ではなく、「自分らしい」デザインになってしまってはいませんか?

対策:広告クリエイティブは作品ではなく課題解決の手段だと理解する

どんなにビジュアルが良くても、目的に沿ったクリエイティブでなければ意味がありません。

商材や掲載場所によっては、プロっぽいデザインより、素人が作ったUGC(ユーザー生成コンテンツ)風のクリエイティブの方が成果が出る場合もあります。「何のためのデザインなのか」を考え、目的から逆算して制作に取り組みましょう。

マーケティング視点のデザインの考え方は、こちらの記事でまとめています。

2. アイデアが浮かばない

何もアイデアが浮かばず困った……という時は、デザインのインプットが足りず、引き出しが少ないのかもしれません。インプットをしているつもりでも、ただ多くのバナーデザインを見るだけでは表面的な模倣にしか繋がらず、自分で考えて目的に合わせたデザインをすることは難しいでしょう。

対策:インプットを習慣化し、デザインの引き出しを増やす

まずはインプットを習慣化しましょう。1日3分でもいいです。SNSでもPinterestでも参考サイトでも「気になるデザイン」を探す時間を取り入れましょう。

次に「これ、気になる」というデザインに出会ったら、ストックしておきましょう。そして何が良かったのか、良くないと思った場合はどう改善すべきか、簡単な箇条書きメモでいいので記録しておきます。筆者は社内の日報で毎日これをアウトプットしています。こうしてアウトプットすることにより、定着率が高まり、アイデアの引き出しが増えます。

また、ストックする際はカテゴリやジャンルごとに分けると、後からアイデアを探したいときに見つけやすくなります。

インプットの仕方やバナーを見る際に意識するポイントは、こちらの記事をご参照ください。

3. なんとなく作り始めてしまう

はやく手を動かして作業を進めたい気持ちは、よくわかります。しかし始めにきちんとデザインの目的を理解していないと、優先すべき要素がわからず、後々デザインに迷走する事態に陥りやすくなります。

対策:手を動かす前にデザインの方向性から考える

作業に入る前に、まずは「誰に」「何を」「どのように見せたいのか」依頼内容を理解し、デザインの方向性から固めましょう。この最初の土台を固めることが、デザインで意思決定をする上で迷走防止に繋がります。

バナーの場合、作る前の情報整理術はこちらの記事で紹介しています。

4. 細部にこだわりすぎて全体を見失っている

装飾やパーツなど細部にこだわりすぎて、気付いたらデザインの全体像を見失っていた……なんてことはありませんか?

細部までこだわることは大切ですが、全体を俯瞰して見なければ「木を見て森を見ず」状態になってしまいます。

対策:最初に大枠を整えて、細部を詰めるのは一番最後

広告がユーザーに見られるのは、ほんの一瞬です。ユーザーはその一瞬で自分に関係があるかを判断するので、伝えたい内容がパッと見て理解できるデザインである必要があります。

そこで気を付けたいのは制作する順序です。まずはレイアウトなど全体的な大枠から入り、最後にフォントや装飾、余白を整えるなどディティールを詰めるようにしましょう。

バナーの場合、以下のSTEPを参考にしていただくと作成がスムーズになります。

5. 制作スピードが遅い

当初の想定よりも時間がかかり、納期をオーバーしてしまった……ということはありませんか?納期を守れなければ信頼を失ってしまうので、少しでも制作スピードは早くしたいですよね。

対策:何に対して時間がかかってしまったのか因数分解する

原因がわからなければ対策はできません。特にどの箇所に時間がかかってしまったのか、因数分解し原因を特定しましょう。

ツールの操作の仕方なのか、レイアウトなのか、配色なのか、素材探しなのか……時間がかかっている箇所が特定できたら、その部分の知識を強化しましょう。

こちらの記事で、バナーの制作スピードを上げる具体的な方法を紹介しています。

6. 何度も修正依頼がきてしまう

新米のうちはデザインを提出しても一発でOKをもらえることが少なく、修正ばかりで落ち込みますよね。しかし、修正が発生するのは、クオリティだけが原因ではない場合もあります。

対策:依頼内容の要件を満たしているか、デザインデータにミスはないか確認する

どんなに頑張ってクオリティを上げても、そもそも要件が守られていなかったり、デザインの方向性がズレていては修正依頼が来るのも当然です。

また、使用している素材がサンプルのままになっていたり、レイヤーが非表示になっていたり、データのミスも修正作業に繋がります。

これらの修正を減らすためのチェック項目を作成しました。提出前に確認しましょう。

7. フィードバックに落ち込んでしまう

デザイナーでいる限り、フィードバックは避けて通れません。

頑張って作成したデザインに、厳しいフィードバックが返ってくると落ち込んでしまいますよね。自分の作成したデザインに指摘が入ると、まるで自分自身にダメ出しされているかのような感覚に陥ってしまい「私ってデザイナー向いてないかも…」と自信をなくしてしまうこともあります。

対策:フィードバックは改善のアイデアが貰える良い機会と捉える

フィードバックは「ダメ出しされる場」ではなく「改善のアイディアが貰える良い機会」だと捉えましょう。完成後だけではなく段階的にフィードバックをもらうことで、あとの修正作業を減らすことにも繋がります。むしろ積極的にもらいに行くのがオススメです。

また、提出する時に「どうしてこのデザインにしたのか」自分なりの意図を説明することによって説得力が増し、依頼者とより質の高い議論をすることができるでしょう。

まとめ

新米時代はできることよりもできないことの方が多く、落ち込むこともあると思います。しかし、はじめからクオリティとスピードを両立してデザインできる人は、ほとんどいません。

「自分はセンスがないんだ」と最初から決めつけて、自信をなくしてしまうのは勿体ないです。デザインセンスは経験と知識を増やすことで磨けるものなので、新米の内は最初から完璧を目指さず、一つずつできることを積み重ねていきましょう。

関連記事

ECにおけるCriteoの入札エンジンの選び方|設定方法や変更による成功事例までご紹介
ECにおけるCriteoの入札エンジンの選び方|設定方法や変更による成功事例までご紹介
続きを見る