TrueView アクションの入札戦略で「コンバージョン数の最大化」が利用可能に

TrueView アクションの入札戦略で「コンバージョン数の最大化」が利用可能に
この記事は最終更新日から約3年が経過しています。

コンバージョン獲得に特化したGoogleの動画広告、TrueView アクションが昨年4月にリリースされ、実際に成果につながっているケースも増えてきています。

参考:ユーザーにアクションを促す動画広告「TrueView アクション(TrueView for action)」の提供を開始

TrueView アクションで設定可能な入札戦略はこれまで「目標コンバージョン単価」に限られていましたが、2019年2月より「コンバージョン数の最大化」が新たに設定できるようになりました。

参考:TrueView アクションで成果を高める新たな手段 - Google 広告 ヘルプ


コンバージョン数の最大化って?


スマート自動入札戦略の一つである「コンバージョン数の最大化」とは、キャンペーン単位で設定した1日あたりの予算を使い切ろうとしながら、コンバージョン数をを最大限獲得できるように入札価格を自動的に調整する機能です。

コンバージョン数の最大化が有効なケース

一件あたりのコンバージョン獲得単価は明確に決まっておらず、限られた予算内でコンバージョンをできるだけ多く獲得したい場合に向いています。

たとえば短期間のプロモーションなどでは、目標コンバージョン単価を利用すると限られた日数では機械学習に必要なデータが十分で得られないため、予算を十分に使用できず機会損失が発生してしまう場合があります。

そんなときに「コンバージョン数の最大化」を設定することで配信ボリュームを担保しつつ、最大限のコンバージョンの獲得を図ることが可能です。逆に、目標とするコンバージョン単価が明確で、継続的に広告運用に取り組んでいくキャンペーンであれば、「目標コンバージョン単価」の利用がよいでしょう。

目標コンバージョン単価からの切り替えに注意

重要なので何度も言いますが、入札戦略「コンバージョン数の最大化」は設定された金額を最大限使い切ろうとします。

現在は目標コンバージョン単価を利用し、予算上限によるインプレッションシェアの損失を避けるために、設定金額を高めに設定していることはよくあることですよね。しかし、その状態から予算を調整せず自動入札戦略の「コンバージョンの最大化」に切り替えた場合、これまでの広告費の使用ペースを大幅に上回って配信されてしまうことが予想されるため、切り替える際は使い切っても問題ない範囲に予算額を留めるようにしましょう。

入札戦略を目的や状況によって効果的に使い分け

TrueView アクションは、コンバージョン獲得に特化しているキャンペーンの目的ですが、コンバージョン自体が少ないと効果があるのかどうか分からず、次第に配信が縮小していってしまう……というケースもありました。

今回、新たにコンバージョンの最大化が加わったことで、まずは一定の予算を定めてのトライアルが可能になりました。まずはコンバージョンの最大化でポテンシャルを図り、次に目標コンバージョン単価で安定した成果を追う、といった具合に目的や状況によって効果的に使い分けていきたいですね。

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