2023年6月2日(金)、「LINE広告」の配信面に、新たに「LINEオープンチャット」(以下、オープンチャット)が追加されました。
参考:LINEの運用型広告プラットフォーム「LINE広告」、新たに「LINEオープンチャット」での広告配信を開始|LINE for Business
2023年3月13日(月)より一部のオープンチャットにて試験的に配信していたものが、この度、正式にリリースされました。
参考:オープンチャット内の広告表示に関するお知らせ|LINE オープンチャット 公式サイト
オープンチャットとは?
オープンチャットは、LINE交換をしなくても年代や趣味など、気になる話題がある人同士でトークや情報の交換ができるチャットサービスです。
2022年7月末時点でのオープンチャットの累計利用者数(※1)は2,200万人となり、LINEユーザーのうち5人に1人(※2)が参加しています。
※1:オープンチャットの利用規約に同意したことのあるユーザー数
※2:2022年7月末時点のLINE全体の利用者数より算出
参考:祝!オプチャ3周年 特設サイト|LINE オープンチャット 公式サイト
広告の見え方
広告は、オープンチャットの各トークルームの最上部に固定表示されます。
広告枠はトークルームごと上部1枠のみで、スマートフォン版のLINEにのみ表示されます。
話題がつきない賑やかなトークルームでは1日あたり平均6,700件の投稿(※)が行き交いますが、広告は最上部に表示されるため、トークに埋もれることなく確実にユーザーにリーチできます。
※2021年8月から2022年7月までの期間で最も投稿数が多かったオープンチャットの数字です。投稿件数には、テキスト・動画・画像・ノート作成・ノートコメントが含まれます
広告の構成要素
表示位置 | 構成要素 | 備考 |
---|---|---|
① | 画像(静止画) | Card:1200×628px Square:1080×1080px 画像(小):600×400px ※友だち追加広告も配信できます。 |
② | タイトル | ※仕様は広告フォーマットにより異なります |
③ | ADバッジ | |
④ | 広告主名 | |
⑤ | クローズボタン | 広告を非表示にするボタン |
使用できる素材は静止画のみで、動画やカルーセルの広告フォーマットには対応していません。
また、他の広告同様にクローズドボタンがついています。ユーザーが広告を不快と感じた場合はクローズドボタンを使って、広告を非表示にできます。
「この広告を非表示」を選択すると対象の広告が一定期間表示されなくなり、「広告を閉じる」を選んだ場合は画面を開いている間だけ広告を非表示できます。
すべてのトークルームに広告が配信されるわけではない
オープンチャットは、誰とでも自由に、且つ、便利にオンライン上の対話を楽しめるように安心・安全ガイドラインにもとづき運営を行っています。
参考:安心・安全ガイドライン|LINE for Business
その考えは広告配信でも同様で、ブランドセーフティーの観点から一定の基準を満たしたトークルームのみに広告が配信されます。
公式ヘルプページによれば、広告が表示されるトークルームは次の2種類です。
※LINEから任命されたオープンチャットの正しい使い方や機能を積極的に案内する人
LINE社は今後、広告表示の対象のトークルームを順次拡大するとしているものの、広告の特性上、引き続き一定の基準を満たさないトークルームに広告は表示させないようにしていくようです。
参考:オープンチャット内の広告表示に関するお知らせ|LINE オープンチャット 公式サイト
すべてのトークルームに配信されるわけではないため、ターゲット設定によってはオープンチャットにあまり配信されないなどのケースも想定されますが、今後、広告表示の対象のトークルームが拡大してくれば、表示回数やクリック率などに変化が生じてくる可能性があるため注視していきたいですね。
まとめ
オープンチャットへの配信は他の広告メニュー同様、ターゲット設定にもとづいて広告が配信されます。そのため、トークルームのテーマや投稿内容と関連がある広告が表示されるわけではありません。
しかし、オープンチャットの利用者は特定の話題を積極的にトークしている最中のため、積極的に情報交換している場でユーザーと接点を持てる可能性があります。
広告が表示されるトークルームが拡大してくれば、LINE広告の配信量の増加も可能性としては考えられます。今後に期待したいですね。