Google アドワーズ、モバイルの検索広告でのサイトリンク、コールアウト、構造化スニペットの表示方法を変更 

Google アドワーズ、モバイルの検索広告でのサイトリンク、コールアウト、構造化スニペットの表示方法を変更 

モバイルの検索広告で広告表示オプションの表示方法を変更

2017年8月9日(日本時間の8月10日)にGoogle アドワーズのモバイルの検索広告での広告表示オプションのうちサイトリンク、コールアウト、構造化スニペットの表示方法を変更することを発表しました。

参考:Inside AdWords: Delivering more informative sitelinks, callouts and snippets

すでに一部の検索結果では変更後の表示形式を確認することができます。


横並びのカルーセル形式のサイトリンク


変更対象はタブレットやモバイル端末で、最大8個までのサイトリンクが横並びのカルーセル形式で表示されます。これまではスクロールすることなく、たとえテキストの途中であろうと画面の幅にあわせて右端が三点リーダ(…)で省略されておりました。

Googleのオーガニック検索結果のサイトリンクのデザインが、横並びのカルーセル形式に公式に変更されることが2017年7月末にSearch Engine landが報じていましたが、Google アドワーズにおいても、同様のデザインのサイトリンクが適用された形になっています。

参考:Google officially changes Sitelinks design to carousel format

初期の結果ではサイトリンクに対する操作が2倍に近くになったというGoogle内部のデータも公開しています。


なお、検索結果の一番上に掲載される広告の場合は、よりタップしやすい「各行に1つずつの形式」でサイトリンクが表示される可能性があります。公式ブログによれば、今後は「横並びのカルーセル形式」と「各行に1つずつの形式」の両方を使用して、サイトリンクの表示をシンプルにしていくとのことです。

参考:サイトリンク表示オプションについて - AdWords ヘルプ

コールアウトと構造化スニペットは広告文と一体に

これまでコールアウトと構造化スニペットは、モバイル端末とタブレット端末に表示される場合は段落形式でそれぞれ別の行に表示されていました。今回の変更により、広告文(Description)の段落へ取り込まれ、区別なく表示される形へと、表示形式が変更となっています。

コールアウトと構造化スニペットはともに、リンク先への遷移や通話などのアクションに直接つながっていない広告表示オプションです。今回の変更は、アクションに繋がる(タッパブル)な情報とそうでない情報を整理し、操作性を向上するための変更である、と捉えることができそうです。

インプットする情報の整理がより重要に

何かを「知りたい」と検索する人の7割がモバイルを利用し、不満や問題を「解決したい」と思ったとき8割の人がモバイル検索で解決策を探しています。

参考:マイクロモーメント : 生活のさまざまなシーンで発生するマイクロモーメント - Think with Google 日本

こういった何かをしたい瞬間「マイクロモーメント」は、その多くがモバイルからはじまる機会が大半を占めてきています。そのため、情報にアクセスしやすいよう、デザインや形式が今後もテストや変更が繰り返されていくことは想像に難くありませんね。

モバイルファーストでユーザーの意思決定がされるようになり、モバイルの検索結果の情報整理はより重要性を増していることは間違いありません。インプットした情報が実際にユーザーにどうアウトプットされるかは、引き続きチェックしていくべきですが、インプットする情報自体がもっとも重要なことを念頭に置き、情報の整理をしていくことが引き続き重要ですね。

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