予測機能付きFacebook広告、リーチ&フリークエンシーとは?

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従来のFacebook広告では、広告をリーチさせたいオーディエンスに対しての広告表示回数(フリークエンシー)を制御することができませんでしたが、2016年から日本でも全広告アカウントでローンチされている「リーチ&フリークエンシー」機能によって、実現できるようになっています。

この機能を一言で説明すると、一定人数以上のリーチを条件に、予算に対してのオーディエンスリーチ予測の上でフリークエンシー数の指定ができるものです。

今回はこの「リーチ&フリークエンシー」機能について、これまで知らなかった方にも仕組みを理解した上で、実際に利用できるようになっていただけることを目的として紹介します。

リーチ&フリークエンシ―とは

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「リーチ&フリークエンシ―」は、これまで最上位の階層であった、投稿の宣伝などの「キャンペーン目的」よりも上位の階層の「マーケティング目的」で設定をします。そして、マーケティング目的で「リーチ&フリークエンシー」を選択した場合に利用できるキャンペーン目的は下記に限られます。(2016年10月時点)

  • 投稿の宣伝
  • ブランドの認知度をアップ
  • 動画の再生数を増やす
  • ウェブサイトのアクセスを増やす
  • ウェブサイトでのコンバージョンを増やす
  • アプリのインストールを増やす

フリークエンシ―の指定などの特有の機能も存在しますが、配信条件として、20万人以上のオーディエンスへリーチする予算を設定することが求められます。また、この最低予算は、広告アカウントの過去の配信実績やターゲティング、配信面など様々な要素によって変動するため、状況によって数字は大きく異なるので注意しましょう。

リーチ&フリークエンシ―が向いている広告主とは?

「リーチ&フリークエンシ―」は特にブランディング目的での広告に相応しい機能であり、Facebook広告をブランディングで利用されている(したい)広告主におすすめの機能です。とはいえ、リーチ&フリークエンシ―は最低出稿料金が比較的高いメニューですので、まずは管理画面上でターゲットなどを設定して希望するリーチ数に対しての予算を見てみましょう。そして、配信可能な予算範囲内でおさまるのであれば従来のオークション形式による配信から切り替えて、「リーチ&フリークエンシー」機能を用いた配信をテストしてみるのが良いでしょう。

リーチ&フリークエンシー特有の機能

「リーチ&フリークエンシー」には、従来のオークション形式とは異なる特有の機能が複数あるので、配信を検討されている方は是非覚えておきましょう。

リーチ・フリークエンシ―・CPMの予測機能

「リーチ&フリークエンシ―」の中でも特徴的なのが、この予測機能です。指定したターゲット内で、希望するリーチ数に広告配信する場合のフリークエンシ―やCPMなどの予測値を確認できます。予測は各広告アカウントの過去の配信履歴や(*)ターゲット、配信期間、動画の配信の有無などによって計算されるため、予算内のリーチ数やCPMは異なる数値となります(そのため、「リーチ&フリークエンシ―」を用いた最低出稿金額は変動します)。

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アドシークエンス

複数の広告クリエイティブを任意の順序で、ユーザーに配信することができます。見せたい順序でクリエイティブを配信することが出来るので、ユーザーにより深い認知をしてもらうための段階を踏んだクリエイティブ設計が可能になります。
※アドシークエンスで使用する広告は事前にアップロードする必要があります。
※2016年10月時点では、注文を確定後に設定できる仕様です。

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フリークエンシ―の指定機能

従来のオークション形式での配信は、1オーディエンスあたり1日4回までのフリークエンシ―上限はあるものの、期間内のフリークエンシーを指定することができません。しかし、「リーチ&フリークエンシ―」では、指定した期間内のフリークエンシ―を指定することが出来るので、ブランディングに最適なフリークエンシ―(*)を設定することができます。

*Facebookによると、フリークエンシーが週に1.5回を超えると、ブランディング広告の指標のひとつである推定広告想起リフトに与える影響の変化が小さくなると公表しています。
参考:効果的なフリークエンシーでキャンペーン効果を最大化

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リーチ&フリークエンシ―配信上の注意点

  • 広告アカウントによって、最低出稿金額が異なる。
  • リーチを目標に配信をするので、予算の使用が指定期間の前半に偏る傾向にある。
  • 配信開始後にターゲティング変更ができない。

リーチ&フリークエンシ―の設定方法

「リーチ&フリークエンシ―」の設定自体は難しくありませんが、一度注文を確定した上で配信するとターゲティング変更が出来ないので、設定の際は注意する必要があります。配信途中でのキャンセルは可能です。

1.広告マネージャに入り、「+キャンペーンを作成」をクリックします。

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2.

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① マーケティングの目的で、「リーチ&フリークエンシ―」を選択

② キャンペーン目的で、任意の目的を選択

③ ①②が完了したら、次へをクリックします。

3.

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① FacebookページとInstargramアカウントで、任意のアカウントを選択します。
※この際、Instagramアカウントは設定しなくても問題ありません。

② 掲載期間とフリークエンシ―を任意の値で設定します。

③ オーディエンスとして、任意のターゲットを選択します。
※カスタムオーディエンスを使用する場合には、オーディエンスリスト内のユーザーが20万人以上いる場合に限り指定できることにご注意ください。

④ 配置面と動画の利用の有無を選択します。

⑤ ①~④が完了してから、⑤で予算・リーチなどの設定をします。この時、予算を入力して予算内での配信をするパターンと、グラフを動かすことで目標リーチ数から予算を決定するパターンの2パターンの設定方法があるので、方針に合わせて使い分けるのがよいでしょう。
※アカウントの評価に加え、①~④の値によって⑤の数値が変動するのでご注意ください。
※リーチが20万人に満たない予算での広告配信は出来ないのでご注意ください。

4. あとは従来同様に広告を作成して、注文を確定したら完了です。

最後に

「リーチ&フリークエンシー」は、いくつかの配信条件のためコントロールにあたり柔軟性に欠ける部分もあります。とはいえ、フリークエンシーの指定やアドシークエンス配信などの今まで実現できなかった魅力的な機能があるため、使い方次第で主にブランディングで活躍できるポテンシャルを秘めています。

直近でもアップデートがあり、広告キャンペーン選択時にも目立つ配置がされていることから、今後広告の選択肢として知っておかなくてはならない機能となるはずです。まだ活用されていない方も、これを機に「リーチ&フリークエンシ―」に注目されてみてはいかがでしょうか?

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Daisuke Ikegawa

Daisuke Ikegawa

アナグラム株式会社 クルー。 個人アフィリエイトを大学2年時に始めたことからweb業界に興味を持ち、SEOコンサルティング会社でのインターン、物流を主力事業としたベンチャー企業のweb担当兼、営業を経験して2015年からアナグラムに参画。現職ではリスティング広告の運用やブログの執筆を主に担当しています。