Facebook広告「ブランドの認知度アップ」の仕組みや費用、できること

Facebook広告「ブランドの認知度アップ」の仕組みや費用、できること

Facebook広告には、広告に関心を持ち広告を覚えていてくれる可能性の高い人へ広告を配信することを目的とした、「ブランドの認知度アップ」という配信手法があります。

たとえばコンビニのドリンクの棚の前で、その多くが類似した2つの飲料が並んでいた場合に、「この前見かけたから」や「知っている商品だから」という理由でその商品を手に取ったことはないでしょうか?理由を意識していなくとも、あなたがつい手にとった商品はどこかで見かけて知っていた商品かもしれません。

今回は、商品やサービスをより多くの生活者に認知してもらうのを助ける、Facebook広告のキャンペーンの目的のひとつである「ブランドの認知度アップ」の特徴から活用方法まで解説します。

ブランドの認知度アップを目的とした広告の仕組み

ブランドの認知度アップの目的を利用すると、キャンペーンの広告をみたことを覚えている人の数が最大になるように広告配信が行われます。


では、広告をみたことを覚えている人をどのように把握しているのでしょうか。次の2つの要素に基づいて広告を配信するターゲットが選択されます。

  • 行動 : 他の目的も同様ですが、類似ブランドと利用者とのつながり、利用者が「いいね!」しているコンテンツやフォローしている人などのデータに基づくシグナルを参照します。
  • アンケート : 広告を見た人と見なかった人のそれぞれにアンケートを実施し比較をします。「広告想起リフト」と呼ばれ、広告想起リフトを最大化するように広告配信がなされます。

ただし、広告を見た人全員にアンケートを行うのは現実的ではないため、無作為に抽出されたアンケートのサンプルをもとに、機械学習を使用してキャンペーン全体での広告想起リフトの推定値を出しています。これによって、広告を見てから2日以内に広告を想起すると推定される人数「推定広告想起リフト(人)」が割り出されます。

なお、ブランドの認知度アップ目的の広告はデフォルトでは5日間に最大2回までターゲットにリーチします。広告を覚えている可能性が高いであろう1人のユーザーに、何度も広告が配信されるということはありません。

参考:「ブランドの認知度アップ」目的を使った広告は、ターゲットにどのくらいの頻度で表示されますか。 | Facebook広告のヘルプセンター

ブランドの認知度アップでできること

リーチやブランド想起の向上に効果のあるブランドの認知度アップ目的の広告配信ですが、おもに次の2つのような活用方法が考えられます。

1. 覚えてもらいやすいターゲットの判断

この推定広告想起リフト(人)を主要指標として、配信の評価をしていきます。例えば、同時期にターゲットが異なる2種類の広告セットでブランド認知度アップ目的の広告を配信し、推定広告想起リフト(人) の多い広告セットの方が商品やサービスに合ったターゲットであるということが考えられます。

2.覚えてもらいやすい広告クリエイティブの判断

その他、推定広告想起リフト率も配信の評価をする際に使用することができます。
例えば、1つの広告セットの中で同時期に複数の広告を配信し、推定広告想起リフト率の高い広告の方が設定したターゲットに合った広告であるということが考えられます。

広告を想起するであろう人への広告配信をシステムの判断だけに任せるのではなく、どうやったら広告をみてブランドを覚えてもらえるかを考え、ターゲットとクリエイティブをテストして推定広告想起リフト率を上げていくことが重要です。

ブランドの認知度アップの費用

ブランドの認知度アップの課金方法は、広告の配信量に応じて課金がなされるインプレッション単価制です。そのため、一般的に同じ広告配信量でもより広告想起リフト率を上げられれば、それだけ広告を想起したであろう人を獲得できる単価は安くなります。

広告がユーザーの関心をどの程度ひいたのかをできるだけ正確に測定する方法に「ブランドリフト調査」があります。ただし実施できるのは一定の要件を満たしたアカウントのみでFacebook社の担当によるサポートも必要です。正確に影響を把握するためには少なくはない規模の広告出稿が必要となります

参考:Facebookブランドリフト調査について | Facebook広告のヘルプセンター

なお、米国とカナダでは、ビジネスマネージャ上からセルフでブランドリフト調査を行うことが可能ですが、最低でも$30,000の出稿が必要で、なかなか誰でも手軽にというのは難しいですよね。

参考:About Test and Learn: Facebook’s “How much effect is my campaign having on brand perception?” test | Facebook広告のヘルプセンター

ブランドの認知度アップ目的の広告であれば、出稿金額の定めもなく誰でも手軽に利用することができ、推定値ではあるものの、一定の結果を確認することが可能です。

ブランドの認知度アップの 設定方法

他の広告の目的と同様に、キャンペーンの目的設定で「ブランドの認知度アップ」を選択するだけです。

ブランド認知度アップを目的とした広告では、広告フォーマットを画像、動画、カルーセル、スライドショー、コレクションから選択できますす。なおデフォルトでは、FacebookとInstagramにて広告想起に対して最適化されますが、動画広告であれば、オーディエンスネットワークへの配信でも最適化がなされます。

基本は動画広告を追加してすべての配信先を含めることが推奨されますが、動画広告が用意できない場合などは、必要に応じて広告の配置先を選択するのがおすすめです。

参考:FacebookとInstagramの広告でのブランド認知度アップ | Facebook広告のヘルプセンター

ブランドの認知度アップの 指標の確認方法

広告の配信がどのくらいの人の広告想起につながったのかを示す「推定広告想起リフト(人)」の数値を確認するためには、次のように広告マネージャ上で列のカスタマイズが必要です。


①「列」のプルダウンから「列をカスタマイズ」を選択します。


②列をカスタマイズから「推定広告想起リフト(人)」にチェックを入れます。「推定広告想起リフト率」と「推定広告想起リフトの単価(人)」にもチェックを入れて数値を確認すると広告想起に対する費用対効果も把握できるので、一緒に表示させておきましょう。

それぞれ次のように算出されています。

推定広告想起リフト率 =推定広告想起リフト(人) ÷ 広告のリーチ
推定広告想起リフトの単価(人) = 消化金額 ÷ 推定広告想起リフト(人)

参考にしたい成功事例

Facebook広告の公式ページではブランドの認知度アップを目的とした広告の成功事例が複数掲載されていますのでこちらも参考にしておきたいですね。

サントリー

プジョー

三幸製菓

いずれの場合も、自らのサービスの魅力を十分に伝えるにはどのような表現が効果的かが考えられており、情報を届ける相手(ターゲティング)にも十分に検討されているのが伺えますね。誰に情報を届けるのか、その人にどうやったらブランドに魅力を感じてもらえるのかを考えることが大切です。

まとめ

ブランドがどれだけのひとに認知されているかを把握することは、大規模な調査が必要であったり、また調査結果もあいまいで信憑性が低いことも少なくありません。

ひとの記憶はあいまいですから正確にブランドの認知度を測ることは難しいですが、よりたくさんの人にブランドを覚えてもらいたいという目的の達成度を推測するために、Facebook広告のブランドの認知度アップを目的として広告を利用してみてはいかがでしょうか。

Yurika Inomata

Yurika Inomata

アナグラム株式会社 クルー。システム開発業に携わる中でリスティング広告に魅力を感じ、広告代理店を経て2015年よりアナグラムへ参画。現在、リスティング広告やFacebook広告の運用を中心に行っている。最近は社内の部活動に参加して、脱インドア派を目指し中。

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