【初心者向け】主なFacebook広告キャンペーン目的の基本仕様

basic-of-main-facebook-ads-campaign_footer

変化の激しい運用型広告の中でも、特に機能の追加や変更が多いのがFacebook広告です。変更頻度も高いゆえに、今自分のビジネスではどんな広告キャンペーン目的を使用すればいいのかも分からない。そして、そもそもどんな広告キャンペーン目的があるのかも分からない、という方も多いかもしれません。今回そんな方に、Facebook広告の主要キャンペーン目的の仕様や用途をご紹介します。

※本記事の内容は2016年5月時点での仕様を元にしているため、仕様変更により内容が異なる可能性があることをご了承ください。

そもそも広告キャンペーン目的って?

Facebook広告では、それぞれのキャンペーン目的によって、使用できる最適化の種類や使用できるクリエイティブ、広告掲載場所などが変わってきます。ターゲティングやクリエイティブなども非常に重要ですが、そもそもの大枠として必要なのがキャンペーン目的の理解なので、Facebook広告の基本と認識しても問題ないでしょう。

主な広告キャンペーン目的別の解説

主に使われるキャンペーン目的で、どんなことが出来るのか。そして、どういった場合にどのキャンペーンを使用すれば良いのかをご紹介します。

投稿を宣伝

Facebookページへの投稿を広告として配信するキャンペーン目的ですが、Facebookページに公開済みの投稿だけでなく、Facebookページ上では公開しない投稿の広告配信をすることも可能です。それぞれに特徴があるので、使用目的に合わせて使い分けるのがおすすめです。今回は広告に使用できる投稿の種類別にご紹介します。

通常投稿を広告配信

Facebookページ上に既に公開済みの投稿を広告として配信します。目的としては、投稿のリーチ数、エンゲージメント数の拡大が主な使用目的として挙げられます。メリットとしては、投稿へのいいね!や投稿のシェアなどの投稿のエンゲージメントの増加によって、ソーシャルリーチ(広告ではなくCPMの発生しないリーチ)の拡大ができます。
※表示項目:ソーシャルリーチで確認することが出来ます。

非公開投稿を広告配信(別名:UPPA :Unpablished Page Post Ads)

Facebookページ上に公開せずに投稿形式で広告配信します。目的としては、Facebookページ上に残したくない投稿を広告配信したい時、テストマーケティングとして投稿に対する反応をチェックしたい時などに使用することが多い配信手法です。

【想定される使用シーン】

  • 投稿を拡散させたい時(webメディアの記事投稿やブランディング投稿など)
  • ファン以外のユーザー層にのみ投稿を宣伝したい時

参考:目的別のFacebook広告[Facebook公式ガイド]

Facebookページを宣伝する

Facebookページへのいいね!を効率的に獲得することが可能です。 Facebookページのファンが増えて、投稿のオーガニックリーチ数の増加、ブランディングの強化などのメリットがあります。潜在顧客にファンになってもらうことで、投稿などで企業・サービスの認知度・理解を深めて顧客化を狙うことや、Facebookページからのソーシャル流入やリーチを増やしたい時に有効です。

【想定される使用シーン】

  • 新しくFacebookページを立ち上げた時
  • ファン数の拡大を狙う時

参考:Facebookの「ページいいね!広告」のしくみ[Facebook公式ガイド]

ウェブサイトのコンバージョンを増やす

広告経由でコンバージョンを獲得したい時に主に使用するのがこのキャンペーン目的で、Facebook広告で何かしらのコンバージョンを目的としている場合には、まずはこちらから開始するのがおすすめです。

メリットとしては、コンバージョン獲得の最適化配信が唯一使えることが挙げられます。コンバージョン数が少ない場合、最適化の精度が悪くなってしまうと思われている方もいるようですが、その場合はカスタムコンバージョンとしてフォームなどのコンバージョン前のポイントを別途設定するのも良いかもしれません。そうすることで、コンバージョン数が増え、コンバージョン最適化の精度があがることがあります。

【想定される使用シーン】

  • コンバージョンを獲得したい時
  • ウェブサイトへのアクセスを増やしたい時

参考:Facebookウェブサイトコンバージョン広告のしくみ[Facebook公式ガイド]

ウェブサイトのアクセスを増やす

Faceebook広告のピクセルを設置していないサイトへの流入では「ウェブサイトのコンバージョンを増やす」のキャンペーン目的を使用できないので、コンバージョンを目的にした広告を配信したいものの、ピクセルを設置していないという方はこちらのキャンペーン目的を使うことになります。
※Facebook広告のピクセルが設置してあり、ウェブサイトへのアクセスを増やしたい場合は、「ウェブサイトのコンバージョンを増やす」で「ウェブサイト誘導」の最適化でほぼ同様の配信が可能です。

【想定される使用シーン】

  • Facebook広告のピクセルを設置していない、且つコンバージョンを獲得したい場合

参考:Facebookのウェブサイト誘導広告のしくみ | Facebook for Business[Facebook公式ガイド]

アプリのインストールを増やす

アプリのインストールを目的にした広告で、まだアプリのインストールをしていない新規の顧客を対象に広告を配信します。Facebookオーディエンスネットワークと相性が良いのもこのキャンペーン目的なので、ニュースフィードだけでなく、Facebookオーディエンスネットワークへの積極的な出稿もテストしてみるのが良いかもしれません。

【想定される使用シーン】

  • アプリのインストールを増やしたい時

参考:Facebookアプリのインストール広告とエンゲージメント広告のしくみ | Facebook for Business[Facebook公式ガイド]

アプリのエンゲージメントを増やす

「アプリのインストールを増やす」のキャンペーンとは異なり、“既にアプリをダウンロードしているユーザー”に対して、アプリを起動してもらうことを目的に配信する広告です。Facebook広告で唯一、モバイルアプリをインストールしているユーザーをターゲティングできるキャンペーンの目的なので、アプリ内でのイベントの開催の告知や、その他ユーザーへ通知したい事項がある場合などに活用できます。

【想定される使用シーン】

  • アプリユーザーのアクティブ率を上げたい時
  • アプリのイベント告知、重要なお知らせをしたい時

参考:Facebookアプリのインストール広告とエンゲージメント広告のしくみ[Facebook公式ガイド]

近隣エリアへのリーチ

任意の地点から、半径1~70km以内の範囲にいるユーザーに対して広告を配信する機能です。主に、店舗集客・宣伝などに使用するための広告で、現在地から任意の地点への道順の表示、電話、ウェブサイトリンクのコール・トゥ・アクションが設定できます。

【想定される使用シーン】

  • 実店舗に集客したい時

参考:近隣エリア広告のしくみ | Facebook for Business[Facebook公式ガイド]

動画の再生数を増やす

動画を使ったブランディングなどに利用されるのがこちらのキャンペーン目的で、10秒以上の動画再生で最適化配信をすることが可能です。
「投稿のエンゲージメント」のキャンペーンでも動画の配信は可能ですが、動画の再生数を伸ばすことが目的の場合は、まずはこちらのキャンペーン目的を選択するのがおすすめです。

【想定される使用シーン】

  • ブランディング動画を拡散したい時
  • その他、動画の再生数を伸ばしたい時

参考:Facebookの動画再生広告のしくみ[Facebook公式ガイド]

ビジネスのリードを獲得

メールアドレスや氏名、住所などの入力フォームを1タップで表示させることができるキャンペーン目的です。メルマガの登録や、資料請求などのコンバージョン獲得を目的とするビジネスでは、非常に有力なキャンペーン目的です。

【想定される使用シーン】
入力項目が少ない比較的ライトなコンバージョン獲得
フォームでの離脱率を下げたい時

参考:Facebookのリード獲得広告: Facebook広告でリード獲得 | Facebook for Business[Facebook公式ガイド]

【おまけ】キャンペーン目的別 早見表

【早見表】キャンペーン目的別の仕様可能なクリエイティブ

Facebook広告では、キャンペーンの目的によって配信できるクリエイティブの種類が異なります。クリエイティブの作成に迷った際に参考になれば幸いです。

画像 動画 カルーセル広告 キャンバス広告 ダイナミックプロダクト広告
投稿を宣伝 ×
Facebookページを宣伝 × × ×
ウェブサイトのコンバージョンを増やす
ウェブサイトのアクセスを増やす ×
アプリのインストール数を増やす × ×
アプリのエンゲージメントを増やす × ×
近隣エリアへのリーチ △※対応予定 × ×
動画の再生数を増やす × × × ×
ビジネスのリードを獲得 × × × ×

※動画にはスライドショー動画も含みます。

参考:クリエイティブ別参考ガイド
クリエイティブごとのFacebook公式ガイドのページをご紹介します。

カルーセル形式
スライドショー動画
キャンバス広告
ダイナミックプロダクト広告

【早見表】キャンペーン目的別の表示可能な掲載場所

Facebook広告では、キャンペーンの目的によって配信できる掲載場所が異なります。Instagramなどはキャンペーン目的によっては広告の配信ができないので、広告配信前にチェックだけでもしておくと良いかもしれません。

モバイルニュースフィード デスクトップニュースフィード デスクトップの右側広告枠 オーディエンスネットワーク Instagram
投稿を宣伝 ×
Facebookページを宣伝 × ×
ウェブサイトのコンバージョンを増やす
ウェブサイトのアクセスを増やす
アプリのインストール数を増やす × ×
アプリのエンゲージメントを増やす × ×
近隣エリアへのリーチ × × ×
動画の再生数を増やす ×
ビジネスのリードを獲得 × × ×

まとめ

冒頭にも記載しましたが、Facebook広告は変化の激しい運用型広告業界においても、最も変化の激しいと言える広告媒体です。キャンペーン目的の変化・追加なども随時行われています。そういった面では、現状あるキャンペーン目的の中で、どれが最も広告目的に適切かどうかをチェックし定期的に現在の配信が相応しいものであるか常に問い続ける思考が必要になってくる媒体と言えるでしょう。この記事が、少しでもそんな時の参考になればと思います。

basic-of-main-facebook-ads-campaign_header

Daisuke Ikegawa

Daisuke Ikegawa

アナグラム株式会社 クルー。 個人アフィリエイトを大学2年時に始めたことからweb業界に興味を持ち、SEOコンサルティング会社でのインターン、物流を主力事業としたベンチャー企業のweb担当兼、営業を経験して2015年からアナグラムに参画。現職ではリスティング広告の運用やブログの執筆を主に担当しています。