
※2023年6月~9月にラストクリック、データドリブン以外のアトリビューションモデルの廃止が発表されました
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2021年2月18日、Googleはアトリビューションレポートにディスプレイ広告とYouTube広告が含まれるようになったことを発表しました。
参考:Attribution reports now include YouTube and Display ads - Google 広告 ヘルプ
昨年の10月にベータ版としてYouTube広告がアトリビューションレポートに追加され、引き続きベータ版での提供ですが、今回新たにディスプレイ広告が加わり、より配信の全体像を把握できるようになりました。


アトリビューションレポートとは
アトリビューションレポートとは、ユーザーがコンバージョンに至るまでにどのような経路をだどったのかが確認でき、それぞれの広告がコンバージョンにどのように貢献したかを分析できるレポートです。
「ツール」から「アトリビューション」を選択すると確認できます。
それぞれの配信がどのようにコンバージョンに影響しているかがより把握できるように
アップデートできる対象のアカウントは、アトリビューションレポートの上部にインフォメーションが表示され、承認するとディスプレイ広告とYouTube広告が含まれたレポートを確認できます。
アップデートが適用されると、「コンバージョン経路」と「アシストコンバージョン」のページ左上にあるディメンションに「ネットワーク」と「動画クリエイティブ」が新たに追加されます。キャンペーン別や広告グループ別に見ることもできますが、新たに加わったネットワークや動画クリエイティブを使用することで、例えば下記のようなことなどが端的に分かります。
- 可視化しづらかったリマーケティング以外のディスプレイ広告やYouTube広告がどのくらいコンバージョンに貢献しているのか
- 動画クリエイティブの中でも次の検索行動に影響を与えているものはどれか
また、「モデル比較」では「クロスネットワーク モデル」の機能をオンにすると、アトリビューションモデルの中にディスプレイ広告とYouTube広告が含まれるようになります。なお、ディスプレイ広告とYouTube広告を含んだものを表示させるには、2020年11月19日以降の期間を選択する必要があります。
まとめ
自身を振り返ってみても、広告に限らずですがいきなり商品を購入したりサービスに申し込むことは稀です。最終的にコンバージョンするのが検索広告だとしても、ニュースサイトに表示されたディスプレイ広告やYouTubeの動画広告をみて興味を持ったり、することも多いのではないでしょうか。
ラストクリックなど直接的な効果以外にも広告施策による効果に対して判断材料が増えたことで、間接的な効果も加味しながら広告施策全体でより成果を上げるためにできることを考えていきたいですね。