実店舗とユーザーを繋ぐInstagramで“いま”できること

実店舗とユーザーを繋ぐInstagramで“いま”できること
この記事は最終更新日から約4年が経過しています。

新型コロナウィルスによる感染症の世界的拡大を背景に、臨時休業や普段とは異なる営業体制を強いられる店舗ビジネス。このような苦境を乗り越えるために、オンラインの場が広く活用されてきています。

私が注目したのは、アパレルや飲食店、美容室などオフラインの店舗の集客にも利用されることが増えているInstagramです。

最近では、Instagram上で「モノを買う」ことを目的に利用するひとをサポートするための機能が強化されていましたが、それに加えて実店舗に訪れるのが難しい”いま”をサポートするための機能も次々に提供されています。

今回は、最近追加された機能を中心に、実店舗とユーザーを繋ぐInstagramで“いま”できることを考えてみました。



「料理を注文」機能

Instagramは2020年4月27日(日本時間)に、お気に入りの飲食店からスタンプやアクションボタンを通じて料理を注文できる機能を日本でも導入しました。


店舗がInstagram上に設置した「料理を注文」ボタンをクリックすると、そのままパートナー企業からオーダーを頼むことができます。お店側がストーリーズでデリバリーに関する内容を更新し、それを見たユーザーがその場で料理を注文できたらお互いうれしいですよね。

先日にはさらにパートナー企業の拡大が発表され、Instagram上からの料理の注文は今後も広がっていきそうです。

参考:「Instagram、料理を注文とギフトカード機能のパートナーをさらに拡充」

店舗側で料理注文機能を設定するための手順

①Instagramプロフィールにアクセスします。
②[プロフィールを編集]をタップします。
③[ビジネスの公開情報]で[アクションボタン]をタップします。
④[ボタンを選択]で[料理を注文]を選択します。
⑤ビジネスへの料理の注文で提携するパートナーを選択します。料理の注文で提携するパートナーをまだ設定していない場合は、パートナーのサイトに記載された指示に従います。
⑥選択した料理の注文のサービスに使用するウェブサイトのリンクを追加します。
⑦ウェブサイトを入力したら、[完了]をタップします。

参考:Instagramプロフィールで「料理を注文」機能を設定する


※下記2点の条件を事前に満たしている必要があります。

  • アカウントはビジネスプロフィールを利用
  • 国内におけるパートナー企業に加盟

参考:Instagram ビジネスプロフィールとは?

ギフトカード機能


「料理の注文機能」と同様に、店舗側からクーポン券や優待券などのギフトカードの購入を促進するための機能です。「ギフトカード」スタンプをInstagramストーリーズの投稿で使ったり、プロフィールにアクションボタンを追加したりすることができるようになります。お店のファンにとっても応援したい気持ちと一緒にお買い物で使えるギフトカードを得られるので是非活用していきたいですね。

店舗側でギフトカード機能を設定するための手順

①Instagramプロフィールにアクセスします。
②[プロフィールを編集]をタップします。
③[ビジネスの公開情報]で[アクションボタン]をタップします。
④[ボタンを選択]で[ギフトカード]を選択します。
⑤ビジネスへのギフトカードで提携するパートナーを選択します。提携するパートナーをまだ設定していない場合は、パートナーのサイトに記載された指示に従います。
⑥ギフトカードのサービスに使用するウェブサイトのリンクを追加します。
⑦ウェブサイトを入力したら、[完了]をタップします                  

※下記2点の条件を事前に満たしている必要があります。

  • アカウントはビジネスプロフィールを利用
  • 国内におけるパートナー企業に加盟

※パートナー企業一覧:Square、キッチハイク、TableCheck、giftee、さらめし、みらいの食券

注意点として、「料理を注文」「ギフトカード」でアカウント上に設置できるボタンは片方のみとなります。しかし両方設定することによって、ストーリーズ投稿で両方のスタンプを利用し、それぞれのパートナーサイトへとユーザーを誘導させることが可能です。

両機能の活用をご検討されている店舗さまは、下記方法で両方機能設定をおすすめします。

店舗側で料理を注文機能とギフトカード機能の両方を設定するための手順

(既に料理を注文機能を設定しており、ギフトカード機能を追加する場合を想定)

①既に「料理を注文」ボタンを設定している状態で「ギフトカード」のURLを追加しようとすると「アクションボタンをプロフィールに追加しますか?」という画面が表示されるので、「追加」を選ぶ

②[ギフトカード] [料理を注文]両方が設定された状態になっているのを確認したうえで、一番下にでてくる「プロフィールでアクティブ」を選択

③ボタンとして、プロフィールに表示オプションしたいほうを選択(もう一方はスタンプで利用可能。またいつでも「料理を注文」「ギフトカード」のボタンをもう一方に変更することが可能)

「お店を応援」スタンプ

Instagramは2020年5月12日(日本時間)に「お店を応援」スタンプをローンチしました。


ユーザーがストーリーズでお気に入りの店舗(Instagramアカウント)を紹介したいときに使えます。気軽に「応援スタンプ」という投稿意図がわかりやすいスタンプを使用しお店を応援できるのは嬉しいですね。投稿を見たユーザーもスタンプをクリックするだけで該当アカウントに遷移できるため便利ですし、お店にとっても注文やファンを増やせる貴重な機能となっております。

ユーザーがストーリーズでお店を応援スタンプを使用する手順

①右上の赤枠箇所をタップ
②お店を応援スタンプを選択
③応援したいお店のアカウント名を入力しシェア

※お店側でビジネスプロフィールの設定を設定していない場合お店のアカウント名を入力しても「お店を応援」スタンプは使用できないためご注意ください。


また、「お店を応援スタンプ」でユーザーが自社アカウントをシェアすると、店舗側にはダイレクト機能に通知が来ます。その際は、ダイレクトメッセージの「ストーリーズに追加」ボタンからすぐに再投稿を行いましょう。ユーザーの投稿を見ていることが伝わりますし、
双方向のコミュニケーションによって更にお店のファンになってくれたらお互い嬉しいですよね。

最後に

私もユーザーとして今回ご紹介した機能を実際にInstagramのを使ってみましたが、操作さえわかれば数秒で活用できる便利な機能だと感じました。

Instagramをはじめ、各媒体社からリリースされた機能を積極的に活用し、店舗と支えあいながらwithコロナの時代を乗り越え、一日でも早く平穏な生活を取り戻せることを願っています。

※実店舗をお持ちのビジネスに携わる方は、以下の記事もぜひご覧ください!

参考:実店舗も持つネットショップが、Google ショッピング広告やGoogle マイビジネスで“いま”できること

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