【運用型広告アップデートまとめ】2022年5月

【運用型広告アップデートまとめ】2022年5月

季節が梅雨に移り変わり、カレンダーでも傘マークが多く見られるようになりましたね。

そろそろお中元商戦が始まる時期ですので、準備に忙しい広告主や広告運用者の方も多いのではないでしょうか。

5月も運用型広告のアップデート情報をまとめましたので、見逃した情報のチェックにお役立てください。


Google 広告の注目アップデート

5月は一年に一度、Googleが広告やコマース関連のプロダクトに関するアップデートや、今後の開発の方向性を発表するイベント、Google Marketing Live 2022が開催されました。イベントの情報からいくつか抜粋してご紹介します。

Google Marketing Live 2022の開催

Googleが毎年行っている広告やコマース関連のプロダクトに関するアップデートや、今後の開発の方向性を発表するイベント「Google Marketing Live 2022」が5月に開催されました。YouTube関連とP-MAXキャンペーンの話題を中心に注目のアップデートも多く発表されています。ここではいくつかのアップデートをピックアップしてお伝えします!

  • YouTubeショートへの広告配信が可能に
  • Googleディスカバーフィードに動画広告の掲載予定
  • レスポンシブ検索広告にて自動作成アセットの登場
  • Googleレスポンシブディスプレイ広告にアップデート予定
  • 検索結果に表示されるGoogleショッピング広告が、より視覚に訴えるような表示方法に変更
  • インサイトページのアップデート
  • P-MAXキャンペーンに関するアップデート
  • 新しい Googleタグ の登場

YouTubeショートへの広告配信が可能に

画像引用元:Recap of product announcements from Google Marketing Live 2022 – Google Ads Help

動画アクション キャンペーンとアプリ キャンペーンによりYouTubeショートへの動画配信が可能になります。Googleによれば、アプリキャンペーンに動画を追加することでインストールが20%増加すると言われており、動画はクリエイティブにおいてますます重要なアセットになっている様子が伺えますね。

また年内には、動画アクション キャンペーンとアプリ キャンペーンのそれぞれにリンクされた商品フィードの情報 も YouTube ショートに表示できるようになります。この機能はまずP-MAXキャンペーンで早期テストが開始され、その後動画アクションキャンペーンでも利用できるようになるようです。

Googleディスカバーフィードに動画広告の掲載予定

画像引用元:Recap of product announcements from Google Marketing Live 2022 – Google Ads Help

Googleディスカバーフィードに、より魅力的で訴求力がある広告体験を提供できるよう、短い動画アセットの導入を予定しているとのことです。

レスポンシブ検索広告にて自動作成アセットの登場

画像引用元:Recap of product announcements from Google Marketing Live 2022 – Google Ads Help

昨年2月に検索広告のデフォルトの広告フォーマットとなったレスポンシブ検索広告ですが、どのような見出しや説明文を追加すればいいのか、頭を悩ませている広告運用者も多いのではないでしょうか?

今回のイベントでは、レスポンシブ検索広告のアセットを自動作成する機能を年内に導入することが発表されました。

「自動作成アセット」を有効にすることで、ランディングページのコンテンツや既存の広告の内容に基づいて、見出しや説明文などのアセットが自動的に作成されます。自ら設定したものと自動的に作成されたアセットを組み合わせることで、パフォーマンスのさらなる向上を目指すものです。

レスポンシブディスプレイ広告に新しいモバイル向け広告フォーマットが追加へ

画像引用元:What Google is doing to help brands build resilience and drive results

Googleレスポンシブディスプレイ広告に新しくモバイル ファーストレイアウトが提供されます。こちらも年内の実装が予定されています。

新しいモバイルファーストレイアウトは、あらゆるポートレート画像や動画アセットに対応しており、全画面表示の縦向き広告枠により、更に魅力的に商品やサービスの訴求に役立ち、これまで以上にアピールすることができるとのことです。

画像引用元:What Google is doing to help brands build resilience and drive results

また、機械学習により商品広告の画像の切り抜きなどの最適化が強化されます。実装されるとかなり商品画像が見やすくなるでしょう。

検索結果に表示されるGoogleショッピング広告が、より視覚に訴えるような表示方法に変更

新しい検索結果に表示されるショッピング広告の例
画像引用元:Retail and shopping features highlighted at Google Marketing Live 2022

今年中に新しい表示形式のショッピング広告が米国のユーザー向けに開始されます。また、商品の説明、レビュー、在庫状況などと併せて複数の商品画像をショッピング広告に表示する新しい方法も米国内向けにリリースされるようです。

日本でのリリースに関しては特に触れられていませんでしたが、もし日本に来ればショッピング広告の効果も大きく変わりそうですので期待したいですね。

インサイトページのアップデート

今後数ヶ月の間に新しく3つのインサイトページがローンチされます。

  • アトリビューションインサイト ページ
  • 予算インサイト ページ
  • オーディエンスインサイト ページ

アトリビューションインサイトページでは、Google 検索、Google ディスプレイ ネットワーク、YouTube などの Google サービスで広告がどのように相互に連携してコンバージョンの増加を実現しているかを確認が可能に。

予算インサイトページでは予算を最適化できる機会の確認と、予算目標に対する支出の推移が把握できます。

▲オーディエンスインサイトページ
画像引用元:Recap of product announcements from Google Marketing Live 2022 – Google Ads Help

オーディエンスインサイトページでは、カスタマーマッチなどで作成した顧客セグメントがパフォーマンスにどういった影響を与えているかを確認できるようになります。

P-MAXキャンペーンに関するアップデート

いくつかP-MAXキャンペーンについてもアップデートが予告されています。

  • P-MAXキャンペーン によりコンバージョンの増加が促進されているかを確認できる A/B テストなどのテストツールを追加(年内に全地域でリリース予定)
  • 検索広告 360 と Google 広告モバイルアプリでのキャンペーン管理
  • 店舗販売目標が利用可能に。また、実店舗での販売重視によるキャンペーンの最適化も可能に(年内利用開始予定)
  • アトリビューション、オーディエンス、オークション分析などの新しい分析情報と説明が利用可能に(今年、世界の全地域で順次リリース)
  • 最適化スコアと最適化案が利用可能に(今年の夏に世界の全地域でリリース予定)

新しい Googleタグ の登場

今後数週間の間に、「グローバルサイトタグ」は「Google タグ」に移り変わり、よりシンプルで合理的にタグの設定ができるようです。既に実装されている「グローバルサイトタグ」はこれまで通り機能するようですので、新しい「Google タグ」へ急いで移行する必要はなさそうです。

「Google タグ」はGoogle広告とGoogleアナリティクスで設定でき、予定通りであれば7月頃には新しく登場すると思われます。

年内にユーザー向け「広告センター」をリリース

画像引用元:Recap of product announcements from Google Marketing Live 2022 – Google Ads Help

年内にGoogleサービス利用者向けの「広告センター」がリリースされます。

広告の表示頻度の変更や広告の種類を選択することができるようになり、YouTube、検索、Discover に表示される広告についてユーザー自身のデータがどのように使用されるのかを指定できるようになります。

ユーザー側にとっては自分の好みや興味関心に合わせた広告の表示頻度がコントロールできるようになり、広告主側からは関心の高いユーザーへアプローチしやすくなる機能となりますね。

参考:https://twitter.com/Google/status/1524450999263535104

Yahoo! 広告の注目アップデート内容

広告表示オプションやリンク先URL形式の終了に伴い、新形式に移行となります。そのためこれまでの広告表示オプションやリンク先URL形式は終了もしくは新しい形式に変換されます。

また、広告掲載枠に表示される広告タイプの見直しがあり、今後表示されるクリエイティブにもインプレッションの変化があると思われます。

  • 【検索広告】検索広告 新形式の広告表示オプションへの自動移行と旧形式終了の日程について
  • 【ディスプレイ広告(運用型)】リンク先URL形式の提供終了に向けた広告の強制変換について
  • 【ディスプレイ広告(運用型)】各掲載枠への広告フォーマットの拡充

【検索広告】検索広告 新形式の広告表示オプションへの自動移行と旧形式終了の日程について

(旧)広告表示オプションが同一の内容で(新)広告表示オプションに自動移行され、キャンペーンや広告グループへの関連付けも行われます。

こちらは6月3日までに自動移行が行われており、6月8日には「(旧)広告表示オプション」は作成や編集が終了となっています。今年の12月には(旧)広告表示オプションレポートも閲覧できなくなりますので、必要な場合には事前にダウンロードしておくのが良いでしょう。

参考:【検索広告】新形式の広告表示オプションへの自動移行と旧形式終了の日程について – Yahoo!広告

【ディスプレイ広告(運用型)】リンク先URL形式の提供終了に向けた広告の強制変換について

リンク先URL形式の提供終了に向けて、リンク先URL形式の広告の強制変換が実施されます。

対象となるアカウントは以下のとおりです。

  • 2022年6月15日より順次 変換開始(~6月末)
    • リンク先URLと表示URLのドメインが同一の広告のみが登録されたアカウント
  • 2022年7月上旬より順次 変換開始(~9月上旬)
    • リンク先URLと表示URLのドメインが異なる広告が含まれるアカウント

ウェブサイトのクロールを希望しない場合や、上位階層でトラッキングURLなどを設定している場合は、強制変換開始前までに手動での移行を行いましょう。

参考:【ディスプレイ広告(運用型)】リンク先URL形式の提供終了に向けた広告の強制変換について – Yahoo!広告

【ディスプレイ広告(運用型)】各掲載枠への広告フォーマットの拡充

PDF資料より抜粋:【ディスプレイ広告(運用型)】各掲載枠への広告フォーマットの拡充について – Yahoo!広告

これまで、Yahoo!ディスプレイ広告の配信先では、たとえばレスポンシブフォーマットだけが掲載可能であったりと、各掲載枠に合った広告フォーマットのみ掲載が行われていました。

これに対し、広告タイプにより配信可能な広告枠の数が限られる状況を改善し、各掲載枠に掲載できる広告タイプを拡大することが発表されています。

掲載枠の都合により配信ボリュームが少なかった広告タイプでも、今後は配信の拡大が見込めますので、可能な限り入稿する広告タイプを増やしておくのをおすすめします。

Facebook 広告の注目アップデート

広告トピックに関するアップデートがありました。ユーザーによる広告の取捨選択を実現するような仕組みがより強化されています。

FacebookとInstagramにおける広告トピックの管理機能に関するアップデート

▲実際の設定画面
参考:Facebookで特定の広告トピックの表示を少なくするにはどうすればよいですか。| Facebook ヘルプセンター

「広告トピック」と、「興味・関心のカテゴリ」の管理機能を一つに統合するアップデートが現在進められています。今回のアップデートでは「ギャンブル」や「体重管理」などを含めて、より広範囲なトピックの設定がユーザー側で設定できるようになり、「表示を減らす」を選択することで、広告主は利用者の興味関心に基づいてターゲティングをすることができなくなります。

また、2022年下半期に「表示を増やす」という指標も追加予定とのことです。

詳細:FacebookとInstagramにおける広告トピックの管理機能に関するアップデート | Metaについて

まとめ

5月は運用型広告まわりのアップデートが比較的少ないのかなと思っていたところに「Google Marketing Live 2022」で多くのアップデート予定が発表されましたね。

40分弱の動画でしたが、内容の密度がかなり濃い動画でしたので、まだ視聴されていない方はぜひ1度ご視聴されることをおすすめします。

Google Marketing Live 2022: Japan | See how Google can help you meet your business objectives.

ではまた6月のまとめ記事をお楽しみに!

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Yuya Yamada

Yuya Yamada

アナグラム株式会社 クルー。実演販売で雑貨などの販売経験から飲食店向けにWebサイトの代理店販売を行う営業会社へ就職後、その会社でオウンドメディア立ち上げのスタートアップにアナリスト兼プロモーション担当として参画。その際にWeb広告に触れ、集客の難しさや奥深さを実感し、もっと運用型広告を学べる環境で自分のスキルを高めたい気持ちからアナグラムへ入社。人狼ゲームでいかに生き残るかをいつも考えています。

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