Twitter広告「自動ターゲティング」とは?仕組みや利用するメリット

Twitter広告「自動ターゲティング」とは?仕組みや利用するメリット

「コンバージョン数が伸び悩んできた。もっとリーチを伸ばすにはどうしたら良いのだろう?」

そんな場面でぜひ活用してみてほしいのが「自動ターゲティング」機能です。Twitterが自動で、目標を実行する可能性が高いユーザーを発見してリーチしてくれます。

参考:自動ターゲティング

なお、ターゲティングを自動化する機能としてすでに「オーディエンスを広げる」があり、「自動ターゲティング」は「オーディエンスを広げる」の代替として提供が開始されています。

しかしながら、「オーディエンスを広げる」機能とはターゲティングの拡張範囲が異なるため注意が必要です。

本記事では自動ターゲティングの仕組みや利用するメリット、代替元の「オーディエンスを広げる」機能との違いなどを解説していきます。


自動ターゲティングとは?

自動ターゲティングとは、Twiiter上の過去のユーザー行動(過去に反応したコンテンツの種類や広告、アプリなど)より、キャンペーンの目的や目標を達成する可能性が高いユーザーを特定して自動的にターゲティングを拡張する機能です。

2022年8月現在、アプリのインストール数とウェブサイトの訪問数が目的のキャンペーンで利用できます。

自動ターゲティングの仕組みと特徴

自動ターゲティングでは、広告グループの目標を実行する可能性が高いユーザーを発見してリーチする、エンゲージメントベースのモデリングを使用しています。

Twitter上での行動や、過去に反応したコンテンツの種類を分析して、これから表示される広告に対してアクションを起こしそうかどうかを判断します。

広告キャンペーンを止めない限りは自動ターゲティングの機械学習モデルは最適化され続けるため、ターゲティングの調整を定期的にせずとも、高い広告パフォーマンスを維持できます。

自動ターゲティングを利用するメリット

自動ターゲティングのメリットは、大きく以下の4つです。

  • 目標を実行する可能性が高いオーディエンスに拡張することで、より多くリーチできる
  • 以前、似たようなコンテンツに反応し、広告をクリックする可能性があるユーザーにリーチできる
  • 網羅的なターゲティングを考える負荷の削減
  • コンバージョンする可能性が高いユーザーにリーチできるので、より高い広告パフォーマンスが見込まれる

たとえば、「既存のターゲティングでコンバージョン数が伸び悩んでいる」「ターゲティングにかかる手間を減らしつつ、今よりもコンバージョン数を伸ばしたい」といった場面において、自動ターゲティングは有効な施策のひとつになり得るでしょう。

「オーディエンスを広げる」機能との違い

「自動ターゲティング」は、「オーディエンスを広げる」機能の代替としてリリースされました。しかし、まったく同じものではありません。「自動ターゲティング」を上手く活用するためにも、「オーディエンスを広げる」との違いを把握しておきましょう。

それぞれの違いは、次の表をご確認ください。

自動ターゲティングオーディエンスを広げる
ターゲティング方法過去のユーザー行動を分析して、表示される広告にアクションを起こす可能性が高いオーディエンスをターゲティングするターゲットオーディエンスと類似した特徴を持つオーディエンスにターゲティングを拡張する
拡張レベルの有無なし狭い・拡大・広い
ターゲティング条件なしターゲティング設定が少なくとも1つは必要
オーディエンスの発見方法目標を実行する可能性が高いユーザーを発見ターゲットオーディエンスと同様の特徴を持つ、Twitter上での行動が似ているユーザーを見つける
利用できるキャンペーンの目的アプリのインストール数、ウェブサイトの訪問数リーチ、エンゲージメント数、動画の再生数、プレロール再生数、フォロワー数、アプリのリエンゲージメント数

「オーディエンスを広げる」はターゲットオーディエンスにもとづいて類似性の高いオーディエンスに拡張する機能なのに対し、「自動ターゲティング」はターゲットオーディエンスの範囲を超えて、キャンペーンの目的や目標の対象となるコンバージョンに基づいて配信を広げます。

また、自動ターゲティングはターゲットオーディエンスに基づかないのでより細やかなターゲティング調整が必要なくなります。

キャンペーンの目的と目標を設定するだけで、より成果重視で効率的なターゲティング配信が可能になりますね。

自動ターゲティングの設定方法

自動ターゲティングの設定は、広告グループで設定します。手順は次のとおりです。

①「広告グループの詳細」を選択して「ターゲティング機能」の「追加オプション」をクリック

②「自動ターゲティングを有効にする」にチェック

自動ターゲティングの注意点

自動ターゲティング機能に関する注意点を紹介します。

「オーディエンスを広げる」から「自動ターゲティング」へは自動で切り替え

自動ターゲティングが利用できるキャンペーンの目的(2022年8月現在、アプリのインストール数とウェブサイトの訪問数のみ)でオーディエンスを広げる機能を利用していた場合、自動ターゲティングに自動で切り替わっています。

自動ターゲティングを利用したくない場合は、前述の設定手順を参考に「自動ターゲティングを有効にする」のチェックを外せば、設定したターゲティング範囲内での広告配信が可能です。

一部のターゲティング設定は自動ターゲティングよりも優先される

次のターゲティング設定は、自動ターゲティングをオンした場合でもターゲティング範囲内で配信されます。

  • 性別
  • 年齢
  • 場所
  • 言語
  • デバイス
  • OSタイプ・バージョン
  • 除外設定(キーワード、カスタムオーディエンス、リーチ除外リスト)

自動ターゲティングを利用するときはターゲティングは最小限に留める

Twitterは、自動ターゲティングを利用する際はあまりターゲットを絞り過ぎないことをおすすめしています。なぜなら、ターゲティングを絞り過ぎてしまうと、広告に反応する可能性が高いユーザーへの配信機会の損失を招くためです。

自動ターゲティングをより効果的に活用するには、年齢や言語など、自動ターゲティングよりも優先される設定項目のみに留めるのが良さそうですね。

自動ターゲティングの利用が非推奨なケースも

カスタムオーディエンスを利用していて、且つ、「選択したカスタムオーディエンスのフォロワーが似ているオーディエンスを含める」にチェックを入れている場合は、自動ターゲティングの利用を避けましょう。

カスタムオーディエンスは、リスト(メールアドレス・モバイル広告ID・Twitterユーザー名またはTwitterユーザーID)やウェブサイトの訪問履歴やアプリのアクセス履歴をもとにターゲティングする手法です。「選択したカスタムオーディエンスのフォロワーが似ているオーディエンスを含める」は、カスタムオーディエンスのフォロワーと同様の特徴を持つ、Twitter上での行動が似ているユーザーをターゲティングします。

自動ターゲティングとはターゲティング方法が異なるものの、オーディエンスが重複する可能性はゼロではないため、カスタムオーディエンスを利用していて、且つ、「選択したカスタムオーディエンスのフォロワーが似ているオーディエンスを含める」にチェックを入れている場合は、別のキャンペーン、または広告グループで設定することをおすすめします。

自動ターゲティングをオンにしても推定オーディエンス数は変わらない

自動ターゲティングをオンにしても、推定オーディエンス数のモジュールは影響を受けません。

推定オーディエンス数を決定する際に自動ターゲティングは考慮されていないだけで、自動ターゲティングが機能していなかったり、自動ターゲティングが潜在的なオーディエンス数を増加させていなかったりする訳ではないので安心ください。

自動ターゲティングの反映までにはタイムラグがある

自動ターゲティングは、リーチの増加が確認できるまでに最大で6時間程度かかる場合があります。タイムラグがあることを知っておけば、設定後すぐにリーチが広がらなくても焦らずにクライアントにも説明ができますね。

まとめ

自動ターゲティングは、ターゲットオーディエンスの範囲を超えて、キャンペーンの目的や目標を実行する可能性が高いオーディエンスにリーチします。

また、ターゲットオーディエンスに基づかないので、より細やかなターゲティング調整が必要ありません。キャンペーンの目的と目標を設定するだけで、より成果重視で効率的なターゲティング配信が可能になります。

既存のターゲティングでコンバージョン数が伸び悩んでいるなどあれば、ぜひ試してみたい機能ですね。

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Ranko Okada

Ranko Okada

アナグラム株式会社 クルー。広告代理店で運用型広告やOOHメディアの販売と運用を担当。その後、旅行系のWebサービスの会社で運用型広告の運用やサイト分析、アクセス解析の設計を担当。より専門的に運用型広告に携わるためと「検索」が好きでアナグラムに参画。

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