Facebookクリエイティブハブから直接モックアップを広告配信可能に、広告配信前のテスト機能も追加へ

Facebookクリエイティブハブから直接モックアップを広告配信可能に、広告配信前のテスト機能も追加へ
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もし広告費をかけずにクリエイティブのテストが出来たら?そんな話の実現を期待させるアップデートが発表されました。Facebook/Instagramの広告クリエイティブ制作を支援するツールである「クリエイティブハブ」から近日中に利用できるようになります。


クリエイティブハブとは?

FacebookやInstagram広告のクリエイティブ制作に携わる人以外にはあまり馴染みのないツールかと思いますので簡単に紹介します。クリエイティブハブは2016年11月にローンチされた公式ツールで、クリエイティブ案(モックアップ)の制作や共有のプロセスをスムーズにしてくれます。また、カルーセルやキャンバスなど様々な広告フォーマットの成功事例を紹介したコンテンツが用意されており、クリエイティブのアイデアを得ることができます。

クリエイティブハブについてはこちらの記事もご参照ください。

参考:Facebook/Instagram広告のクリエイティブ担当者必見、クリエイティブハブで業務効率アップ!

クリエイティブハブに新機能が追加

そのクリエイティブハブに2つの新機能が追加されることが2017年6月19日(US時間)に発表されました。

  1. モックアップでクリエイティブテストが行えるように
  2. モックアップをそのまま広告配信できるように

参考:Fresh from Cannes: New Features for Creatives | Facebook for Business

モックアップでクリエイティブテストが行えるように

クリエイティブハブで作成したモックアップを使用してクリエイティブテストが行えるようになります。通常、クリエイティブのテストには有意なデータが蓄積されるまでの費用や時間をかける必要がありましたが、これにより効果の見込めないクリエイティブは配信前に改善もしくは除外してより効率的に広告目的を達成できるようになるでしょう。

仕組みや提供されるデータ、テストに必要な期間など具体的な内容は現時点では明らかにされていませんが、動画クリエイティブ改善のための実用的なインサイトが提供されるとのことです。この機能は近日中に公開予定であるとアナウンスされており続報が待たれます。

モックアップをそのまま広告配信できるように

これまではクリエイティブハブで作成したモックアップはそのまま配信することは出来ず、広告マネージャやパワーエディタから改めて広告作成を行う必要がありました。今回のアップデートにより、クリエイティブハブで作成したモックアップをそのまま実際の広告アカウントで配信できるようになっています。これにより広告を再作成する手間が省け、再作成の際にミスが発生するリスクが軽減されます。特にカルーセルのように設定箇所が多いフォーマットで活きるでしょう。


この機能は既に実装済みで、クリエイティブハブで配信したいモックアップを選択し「広告をエクスポート」をクリックすることで利用できます。その後画面に従い広告アカウントを選択するとパワーエディタの広告作成画面へ遷移しますのでそちらから広告の作成を完了させてください。なお、配信が有効になっている間はそのモックアップは編集不可になるほか、モックアップの共有用URLさえ分かれば誰でもそのクリエイティブを広告配信可能な状態になる点には注意が必要です。

最後に

クリエイティブハブの利用者はクリエイティブ制作担当者が中心でしたが、今回のように広告パフォーマンスに関する情報が得られるとなればすべての広告運用者にとって手放せないツールになっていくでしょう。無料で利用可能ですので、まだ利用したことがなければこの機会に触れてみてはいかがでしょうか。

参考:クリエイティブハブ
※ツール利用には、デスクトップPCからアクセスする必要があります。

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