2017年総集編!LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」のアップデート情報まとめ

2017年総集編!LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」のアップデート情報まとめ
この記事は最終更新日から約6年が経過しています。

2017年2月27日にアナグラムブログでも取り上げましたLINE Ads Platformですが、そこから1年経たずに様々な仕様変更やアップデートが行われています。

参考:急拡大中!LINEの運用型広告「LINE Ads Platform」の基本から特徴まで徹底解説

今回は2017年にLINE Ads Platformで行われた重要アップデート情報をまとめてご紹介いたします。LINE Ads Platformの出稿を検討している方や現在LINE Ads Platformを運用中の方も2017年の復習としてこちらで最新情報をチェックしてみてください。

本記事の内容は、2017年12月現在の内容および以下の公式媒体資料に基づいています。

参考:【LINE Ads Platform】媒体資料10-12月_ver.1.0 ※PDF直リンク
※記事内の画像は上記資料のものを引用しています。


最低出稿金額の撤廃と最低入札価格の変更

2017年4月3日より最低予算100万円~(ネット価格・税抜)となっておりました最低出稿金額が撤廃されました。広告掲載可否基準に記載されているNG業種や商材ではなく、媒体審査を通った業種や商材であればLINE Ads Platformの広告配信を開始することができます。これによってLINE Ads Platformに取り組むハードルはグッと低くなりました。

また最低出稿金額だけではなく、タイムラインやLINE NEWSなどのLINE面での最低入札価格も変更が行われました。過去はセグメント配信や性別・年齢などのみなし属性指定(デモグラフィック・ターゲティング)などの場合、静止画での通常配信の¥24をベースに、セグメントに応じて一定の倍率をかけ合わせた最低入札価格が各々設定されていました。

例えば、リターゲティングを利用する場合には2.0倍の倍率がかかり¥48が最低入札価格となっていました。こちらが現在は全て一律で¥24となっています。

これまで最低入札単価の高さがネックになって、十分なセグメントを行えなかったケースでもまずは入札への参加のしきい値が下がりました。とはいえ、過度なセグメントは十分な広告配信を阻害してしまうことはこれまで同様なので、セグメントの利用には注意が必要です。

新たな広告掲載フォーマットの追加

正方形(1:1)フォーマット

広告掲載の入稿フォーマットとしてLINE面での静止画におけるCard(1200×628)と動画のCard(16:9)のみでしたが新たに静止画の正方形(1:1)フォーマットが追加されました。

現在タイムライン面のみへ配信が可能です。Cardタイプよりも広告イメージ部分の画面占有率が高く、ユーザーの目により留まりやすい傾向があります。

またSquareタイプ(正方形1:1)は動画広告でも対応しています。当初はブランド認知施策向けのメニュー「リーチ&フリークエンシー」のみとなっておりましたが、2017年11月15日に通常メニューでも運用可能と変更になりました。こちらも静止画同様にタイムライン面のみとなります。

バーティカルフォーマット

後述するブランディング向けのオプションメニューである「リーチ&フリークエンシー」または「FirstView」で利用可能な9:16の縦型動画広告の「バーティカルフォーマット」が追加されました。

ユーザーがタップすると、全画面(9:16)で再生されます。同様に縦型全画面で再生される動画といえば、Instagram Storiesが思い出されますが、LINEでは他に画面を占有する機能はなく、どれだけユーザーに受け入れてもらえるかが普及のカギとなりそうです。

参考:Instagram、インスタグラム ストーリーズ(Instagram Stories)向けの広告を提供開始へ

2017年12月現在時点で、各広告フォーマットの対応している掲載先は以下の通りです。

画像引用元:【LINE】「LINE Ads Platform」に新フォーマット追加、 9:16の縦型「バーティカルフォーマット」の提供を開始

ターゲティング関連機能の拡充

セグメント配信のリーセンシー設定

LINE Ads Platformではリターゲティング配信の際、はcookieの有効期間は一律180日となっておりましたが、有効期間を1日から180日の間で任意で設定可能となりました。

これにより、例えば1ヶ月ごとなど定期的にリピート購入するような商材で、再購入の発生しない購入から3週間は、リターゲティング配信の対象としないといった具合に、柔軟な広告配信の設計が可能となりました。

必要以上の長期間に渡って、過度にユーザーを追い回すようないわゆる“嫌われる広告”の配信をしないのは最低限のマナーですね。

参考:LINE Ads Platform、セグメント配信(リターゲティング機能)でリーセンシーの設定が可能に

Look a Like(類似配信)

2017年8月にLINE Ads Platformでも類似セグメントユーザーへの配信が可能となりました。指定したソースセグメント(コンバージョンセグメントもしくはアップロードした顧客情報)とLINE活動履歴から判別された性別・年齢や興味関心が類似したユーザーに配信できます。ソースとして使用できるセグメントはコンバージョンユーザー型と広告識別子型の2種類から選択可能です。

広告識別子型の場合は上記画像のファイルアップロードより広告識別⼦(IDFA/AAID)を記載したファイルをアップロードします。アップロードの上限は150万行で、LINE社によると500人以上が推奨されています。

コンバージョン型の場合もセグメントメニューから[新規作成]→[類似セグメント]を選択、セグメントサイズを設定することで作成可能です。

またこちらはFacebook広告のように類似度が設定でき、1~10%まで1%単位でサイズを選択できます。パーセンテージが上がるほど配信対象となるユーザーの数は増えますが、逆に類似度は低くなっていきます。ソースセグメントにユーザーの属性が比較的分かりやすく出ているものを用いるのももちろんですが、まずは1%から取り組むのをおすすめします。

実名制でその類似ターゲティングも高い精度を誇るのがFacebook広告とは異なり、LINEはLINE内でのスタンプ購入履歴やLINE@ともだち登録履歴等のLINE内での行動履歴をもとに類似ユーザーを割り出しているものと考えられます。

今後、この精度をどこまで上げていけるか、引き続き注目していきたいです。

広告掲載面の拡大

今までLINE面はタイムラインとLINE NEWSのみでしたが2017年10月18日に「LINEマンガ」上での広告配信、また2017年11月7日には「LINE BLOG」上での広告配信が開始されました。

LINEマンガは、アプリDL数1,700万件以上、アプリの1人あたりの利用時間も1か月あたり3時間17分と長い傾向があります。

参考:LINE Ads Platform 公式ブログ:LINE Ads Platformにて「LINEマンガ」アプリ上での広告配信を開始致しました。

LINE BLOGは、芸能人・一般ユーザーが幅広く利用しており、月間PV2億(2017年5月時点)を超える規模となっています。

参考:【LINE】LINEの運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」、 新たに月間PV2億超の「LINE BLOG」上での広告配信を開始

LINEとその関連サービスへの配信面の拡大により、純粋に広告在庫が増え、LINEユーザーにさまざまなタイミングでアプローチが可能となりました。今後も順次LINE関連のサービスへ配信先が拡大するのではないでしょうか。

Hike Networkへの広告配信を終了

画像引用元:管理画面内のお知らせより

LINE Ads Platformを通して1,000を超えるメディアへの配信が可能だったHike Networkですが、2018年1月31日(水)12:00をもって配信終了する予定です。廃止の理由は示されていませんが、先のLINE関連サービスへの配信先の拡大もあり、十分な広告在庫の確保が可能となっている状況だととも考えられますね。

ブランディング向けのオプションメニュー拡充

運用型広告の通常メニュー以外にもブランドディング向けの広告メニューもLINE Ads Platformのオプションメニューとして複数追加されました。これらは通常メニューと別途申込が必要で、最低出稿金額もそれぞれ設けられています。

First View

LINEのタイムラインの広告掲載領域の最上部だけに1日1社限定で動画広告を表示することができ、約1,800万リーチが見込めるため、インパクトとリーチの両方を得ることが可能です。

なお、1ユーザーあたりフリークエンシー上限1回の配信で、配信期間は0:00〜23:59となり、配信開始のタイミングのみ任意で設定が可能となっています。

参考:【LINE】LINEの運用型広告配信プラットフォーム「LINE Ads Platform」、 新たなオプションメニュー「First View」の提供開始 | LINE Corporation | ニュース 

リーチ&フリークエンシー

ファーストビュー同様にこちらもブランド広告主向けとなっています。通常メニューでは使用できないフリークエンシー機能が使用可能となり1ユーザーあたりの広告接触回数をコントロールが可能となっています。

画像引用元:リーチ&フリークエンシー機能について : LINE Ads Platform blog

通常メニューよりもオークションが優先されるため、短期間で多くのユーザーに確実にリーチすることを目的とするような大規模なキャンペーンに向いています。

配信されるターゲティングも通常メニューと異なりセグメント配信が不可、現在は動画フォーマットのみ配信が可能です。

参考:リーチ&フリークエンシー機能について : LINE Ads Platform blog

ブランドリフトサーベイ

最後は効果測定のオプションである「ブランドリフトサーベイ」です。

LINE Ads Platformの広告接触有無でユーザーを分類抽出し、それぞれのユーザーに対して調査会社によるブランドリフト調査ができます。広告やブランドの認知度、好意度や利⽤意向などの項⽬を調査するが可能です。

参考:効果測定オプションメニュー「ブランドリフトサーベイ」について : LINE Ads Platform blog

まとめ

今回はLINE Ads Platformの2017年アップデート情報や仕様変更をまとめてお届けしました。
2017年も多くのアップデートがありました。運用型広告のプラットフォームとして、機能のバージョンアップはより成果を出すために広告運用の調整の幅を拡げていますし、またLINE Ads Platformではダイレクトレスポンスだけでなく「リーチ&フリークエンシー」や「ファーストビュー」などのブランド広告主向けメニューも拡充され、ますますLINE Ads Platform活用の幅が広がってきているのを感じます。

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