Google広告の管理画面と広告エディタでおすすめのショートカットキー8選

Google広告の管理画面と広告エディタでおすすめのショートカットキー8選
この記事は最終更新日から約1年が経過しています。

ショートカットキーといえば、Excelのイメージを持つ方が多いと思います。しかし、ショートカットキーは、Google広告の管理画面と広告エディタにもあります。

ショートカットキーを使用すれば、Excel同様に作業スピードの向上が見込めます。せっかく便利な機能があるのに使わないのは非常にもったいないですよね。

そこで今回は、Google広告の管理画面と広告エディタで活用したい便利なショートカットキーを紹介します。


ショートカットキーの種類

まずは、管理画面と広告エディタで使えるショートカットキーを紹介します。

ショートカットキーには「キーを同時押し」と「キーを順番に押す」の2種類があります。この記事では、AとBのキーを使う場合は「キーを同時押し」を「A+B」、「キーを順番に押す」を「A→B」と表現します。

また、ショートカットキーはご使用のパソコンがWindowsかMacかで異なるため、OS環境に合わせて覚えましょう。

管理画面

管理画面で使えるショートカットキーは、次のとおりです。

ショートカットキー
機能
WindowsMac
Shift+?Shift+?ショートカット一覧を表示または非表示
Shift+WShift+Wナビゲーション パネルを表示または非表示
Shift+AShift+Aすべてのキャンペーンでの絞り込みを解除
Shift+SShift+S検索キャンペーンで絞り込む
Shift+DShift+Dディスプレイキャンペーンで絞り込む
Shift+VShift+V動画キャンペーンで絞り込む
Shift+PShift+Pショッピングキャンペーンで絞り込む
Shift+NShift+N新しい項目を作成
Ctrl+CCmd+Cコピー
Ctrl+VCmd+V貼り付け
Shift+RShift+Rデータを更新
Shift+HShift+H[ヘルプ] メニューを表示または非表示
Shift+MShift+Mアカウント選択ツールを開く
G→TG→Tページ内を検索
G→SG→S[設定] に移動
G→KG→K[キーワード] に移動
G→JG→J[広告グループ] に移動
G→XG→X[広告表示オプション] に移動
G→CG→C[キャンペーン] に移動
G→OG→O[概要] に移動
G→YG→Y[最適化案] に移動
G→BG→B[請求とお支払い] に移動
G→AG→A[広告] に移動

参考:キーボード ショートカットの使用 - Google 広告 ヘルプ

広告エディタ

次に、広告エディタで使用できるショートカットキーを紹介します。

ショートカットキー
機能
WindowsMac
Ctrl+OCmd+Oアカウントを開く
Ctrl+NCmd+N新規アカウントを追加
Ctrl+TCmd+T最新の変更内容を取得 - 基本(速い)
Ctrl+Shift+TCmd+Alt+T最新の変更内容を取得 - 詳細データ(遅い)
Ctrl+KCmd+K変更内容を確認
Ctrl+PCmd+P変更を送信
Ctrl+ICmd+Iインポート
Ctrl+Shift+ICmd+Shift+Iテキストからインポート
Ctrl+FCmd+F検索窓に移動
Ctrl+LCmd+Lフィルタをクリア
Ctrl+ACmd+Aデータビューの項目をすべて選択
Ctrl+Shift+BCmd+Shift+B複数の項目を変更
Ctrl+ZCmd+Z元に戻す
Ctrl+Shift+ZCmd+Shift+Zやり直す
Ctrl+Shift+RCmd+R選択した変更を元に戻す(このショートカットは、[広告運用ツール] の [設定] でオンとオフを切り替えられます)
Del キーDel キー選択した項目を削除
Ctrl+[Cmd+[提案を承認
Ctrl+]Cmd+]提案を拒否
Ctrl+Shift+PCmd+Shift+P選択した項目を一時停止
Ctrl+Shift+ACmd+Shift+A選択した項目を有効化
Ctrl+CCmd+C選択した項目をコピー
Ctrl+Shift+CCmd+Shift+Cキーワードのテキストのみ、またはプレースメントの URL のみをコピー
Ctrl+XCmd+X選択した項目を切り取る
Ctrl+VCmd+V項目を貼り付ける
Ctrl+HCmd+Alt+F選択した項目のテキストを置換
Ctrl+Shift+HCmd+Shift+H選択した項目にテキストを追加
Ctrl+Alt+HCmd+Alt+Hテキストの大文字と小文字を変更
Ctrl+UCmd+UURLを変更
Ctrl+BCmd+B単価を変更
TabTabデータビューで 1 つ右のセルに移動
Shift+TabShift+Tabデータビューで 1 つ左のセルに移動
上 / 下矢印上 / 下矢印データビューで 1 つ上/下のセルに移動
Shift+[矢印キー]Shift+[矢印キー]複数項目を選択
Alt+右 / 左矢印Alt+右 / 左矢印ツリービューとデータビューの間を移動
Ctrl+1Cmd+1ツリービューに移動
Ctrl+2Cmd+2タイプリストに移動
Ctrl+3Cmd+3データパネルに移動
Ctrl+4Cmd+4編集パネルに移動
F2F2最初のセルを編集可能にする
Ctrl+WCmd+Wウィンドウを閉じる
Cmd+,Google Ads Editor の設定を開く
Cmd+HGoogle Ads Editor を非表示にする
Cmd+Alt+H他のアプリケーションを非表示にする

参考:Google Ads Editor クイック リファレンス(Windows) - Google 広告エディター ヘルプ
参考:Google Ads Editor quick reference (Mac)

ショートカットキーの一覧を表示させる方法

ショートカットキーには多くの種類があり、最初のうちは全てを覚えるのは難しいでしょう。

そこで活用してほしいのが、「ショートカットキーの一覧」を表示させるためのショートカットキーです。管理画面では「Shift+?」、 広告エディタでは「Ctrl+Shift+?」でショートカットキーの一覧を表示できます

使いたいショートカットキーをすぐ確認できるので、忘れてしまっても安心ですね。

管理画面

広告エディタ

まずはこれから!おすすめショートカットキー

ここからは、筆者が実際に使ってみて便利だと思ったショートカットキーを紹介します。

管理画面

まずは、管理画面での使用頻度が高いショートカットキーを3種類、紹介します。

※以下、Windowsのショートカットキーを基準に説明します。Macのショートカットキーは()で記載します。

1.管理画面内の移動

筆者が管理画面で一番よく使うショートカットキーがこちらです。

ショートカットキー
(Windows・Mac共通)
機能
G→S[設定] に移動
G→K[検索キーワード] に移動
G→J[広告グループ] に移動
G→X[広告表示オプション] に移動
G→C[キャンペーン] に移動
G→A[広告] に移動
Shift+Mアカウント選択ツールを開く

管理画面を操作中は、画面を行ったり来たりすることが多いと思います。見たい画面にすぐ移動できるショートカットキーは、覚えておくと非常に便利です。

特に、キャンペーン一覧に移動できる「G→C」はとても便利です。ワンアクションで管理画面のどこからでもキャンペーン一覧に移動できます。

また、MCC(マイクライアントセンター)アカウントを使用して複数の広告アカウントにアクセスしている場合は、「Shift+M」もおすすめです。ワンアクションでMCCアカウントの一覧を表示できます。

2.キャンペーンタイプで絞り込む

特定のキャンペーンタイプのキャンペーンや広告グループなどを表示したい、または、その絞り込みを外したい場合に役立つショートカットキーです。

ショートカットキー
(Windows・Mac共通)
機能
Shift+S検索キャンペーンで絞り込む
Shift+Dディスプレイキャンペーンで絞り込む
Shift+V動画キャンペーンで絞り込む
Shift+Pショッピングキャンペーンで絞り込む
Shift+Aすべてのキャンペーンでの絞り込みを解除

特定のキャンペーンタイプに絞って設定内容を確認したいときに役立ちます。

3.他のアプリケーション同様に使用可能なショートカットキー

管理画面で使用可能なショートカットキーのなかには、他のアプリケーションと同じキー操作で使用できるショートカットキーもあります。こちらも覚えておくと便利なので紹介します。

コピーと貼り付け

コピーと貼り付けは多くのツールで使えるショートカットキーなのでご存じの方も多いと思います。管理画面でも他ツール同様に使用できます。

ショートカットキー
(Windows)
ショートカットキー
(Mac)
機能
Ctrl+CCmd+Cコピー
Ctrl+VCmd+V貼り付け

広告エディタ

広告運用者なら、キャンペーンの作成やクリエイティブの追加などで広告エディタに触れている時間も多いと思います。ショートカットキーを覚えれば、作業効率が上がるので活用しない手はありませんよね。

ここからは、覚えておくと便利な広告エディタのショートカットキーを紹介します。

4.最新の変更内容の取得

広告エディタを開いたら、まず行うのはデータの更新ではないでしょうか。

次のショートカットキーを使えば、データ更新画面をすぐに表示できます。

ショートカットキー
(Windows)
ショートカットキー
(Mac)
機能
Ctrl+Shift+TCmd+Alt+T最新の変更内容(詳細データ)を取得する

広告エディタの更新漏れによる設定の巻き戻しは、発生後も気付きにくいうえに広告アカウントへの影響も大きいため、広告エディタを利用するうえで必ず防ぎたいミスの1つです。

広告エディタを開いたら、まずは「Ctrl+Shift+T(Cmd+Alt+T)」を癖にすれば、安心ですね。

5.変更内容の確認と送信

次は、変更内容の確認と送信に関するショートカットキーを紹介します。前述の最新の変更内容の取得のキーと併せて、癖づけしておきたいキーです。

ショートカットキー
(Windows)
ショートカットキー
(Mac)
機能
Ctrl+KCmd+K変更内容を確認
Ctrl+PCmd+P変更内容を管理画面に送信

広告エディタでは、誤った変更内容を管理画面に反映しないように、データ送信前に変更内容を確認するステップを挟みます。

変更内容を確認する画面と送信する画面も、ショートカットキーひとつで表示できます。

変更内容を送信した後は、管理画面に意図通り反映されているかどうかの確認も忘れずに行いたいですね。

6.広告エディタ内の移動

いま開いているリストやパネルから、別のリストやパネルに移動できるショートカットキーです。このショートカットキーを活用すれば、カーソル移動などのマウス操作時間を短縮できます。

ショートカットキー
(Windowsの場合)
ショートカットキー
(Macの場合)
機能
Ctrl+1Cmd+1ツリービューに移動
Ctrl+2Cmd+2タイプリストに移動
Ctrl+3Cmd+3データパネルに移動
Ctrl+4Cmd+4編集パネルに移動

各リストやパネルの場所と、対応のショートカットキーは、こちらをご覧ください。

7.一時停止または有効化する

選択した項目を一時停止(オフ)、または有効化(オン)に切り替えるショートカットキーです。

ショートカットキー
(Windows)
ショートカットキー
(Mac)
機能
Ctrl+Shift+PCmd+Shift+P選択した項目を一時停止
Ctrl+Shift+ACmd+Shift+A選択した項目を有効化

設定の一時停止と有効化は頻繁に行う操作のひとつです。一次停止はポーズのP、有効化はアクティベーションのAで覚えましょう。

8.他のアプリケーション同様に使用可能なショートカットキー

広告エディタにも、他のアプリケーション同様に使えるショートカットキーがあります。それぞれ紹介します。

コピーと貼り付け

コピーと貼り付けは、広告エディタでも他ツールと同じキー操作で使用できます。

ショートカットキー
(Windows)
ショートカットキー
(Mac)
機能
Ctrl+CCmd+Cコピー
Ctrl+Shift+CCmd+Shift+CキーワードのテキストまたはプレースメントのURLのみをコピー
Ctrl+VCmd+V貼り付け

既存のキャンペーンをもとに新たなキャンペーンを作成したい場合や、既存の広告を別の広告グループに複製したい場合などに役立ちます。

複数の項目を選択

複数の項目を選択するショートカットキーは、一括で大量の項目を複製したい場面で役立ちます。

ショートカットキー
(Windows)
ショートカットキー
(Mac)
機能
Shift+[上下矢印キー]複数の項目を選択

Shiftキーを押しながら[上下矢印キー]を入力すると、複数の項目を選択できます。

操作のやり直し

誤った操作を巻き戻したい場合に使用します。このショートカットキーを使用すれば、ひとつ前の状態に戻してくれます。

ショートカットキー
(Windowsの場合)
ショートカットキー
(Macの場合)
機能
Ctrl+ZCmd+Z最後に実行した操作を元に戻す

他のアプリケーションと同様に、「Ctrl+Z(Mac:Cmd+Z)」で操作の巻き戻しができます。

テキストの一括置換

指定した文字を別の文字に置換する「テキストを置換」は、広告エディタの数ある機能のなかでも、特に欠かせない機能のひとつではないでしょうか。

たとえば、セール期間やセール名などの変更で使用する場面が多いのではないでしょうか。定期的に、部分的な広告文の変更がある場合は覚えておくと便利です。

ショートカットキー
(Windows)
ショートカットキー
(Mac)
機能
Ctrl+HCmd+Alt+F選択した項目のテキストを置換

「Ctrl+H(Cmd+Alt+F)」で、次の「テキストを置換」のウィンドウが表示されます。

置換する対象(フィールド)を選択し、「検索するテキスト」と置換後のテキストを「次に変更」に入力して「置換」を押せば、一括で置換できます。

まとめ

ショートカットキーといえば、Excelと思っている方が多いと思いますが、Google広告の管理画面や広告エディタにもショートカットキーはあります。

ショートカットキーを使用すれば、カーソル移動などのマウス操作時間を短縮できるため仕事の作業効率が向上する可能性があります。

ショートカットキーは種類が多くて覚えられないと思っている方もいるかもしれませんが、単語帳のようにすべてのショートカットキーを覚える必要はありません。なかには頻繁には使わないものもあります。

まずはこの記事で紹介したおすすめショートカットキーを使うことからはじめてみてはいかがでしょうか。

関連記事

運用型広告のレポーティングで「いい考察」ができない6つの理由
運用型広告のレポーティングで「いい考察」ができない6つの理由
続きを見る
運用型広告で陥りがちな100個のミス(2/3)
運用型広告で陥りがちな100個のミス(2/3)
続きを見る
運用型広告の成果を大きく伸ばす5つのヒント
運用型広告の成果を大きく伸ばす5つのヒント
続きを見る