
2019年10月17日のアップデートで、管理画面にて「コンバージョンの日時別」の列が追加されたことにより、コンバージョンとコンバージョン値が発生した時点の日付で確認できるようになりました。
参考:Understand conversions by time with new columns - Google 広告 ヘルプ


コンバージョンが表示されるタイミングの違い
Google 広告の管理画面で確認できるコンバージョンは、広告がクリックされた日時に基づきます。
これによって、コンバージョンがクリックが発生した日時に遡って表示されるため、そのクリックやクリックによって生じた費用がどれだけ成果につながったのか、コンバージョン単価や広告費用対効果などの指標で正確に把握することが可能です。
一方で、実際の購買や収益は当然ですが、コンバージョンした時点で発生します。そのため、たとえばクリックされた日時で成果を見ている広告運用者と、収益が発生したタイミングで成果を把握している担当者で認識の違いが生まれることもしばしばあります。
今回のアップデートにより、広告管理画面で、表示されるタイミングの違う2つのコンバージョンの数字を確認できるようになりました。
追加された列の項目
今回のアップデートで追加されたのは、コンバージョンとその値に関する以下の6つの項目です。
- コンバージョン(コンバージョンの日時別)
- コンバージョン値(コンバージョンの日時別)
- 値 / コンバージョン(コンバージョンの日時別)
- すべてのコンバージョン(コンバージョンの日時別)
- すべてのコンバージョン値(コンバージョンの日時別)
- 値 / すべてのコンバージョン(コンバージョンの日時別)
確認できるのは、2019年3月以降のデータからとなっていますので注意しましょう。
「コンバージョンの日時別」列を追加する方法
すでに広告管理画面へは反映済みで、他の表示項目と同様に列として追加することができます。
管理画面の表示項目を編集するページにアクセスし、「コンバージョンの日時別」と書かれている項目にチェックを入れ、保存します。
まとめ
実際に売上や成果が発生するのは、もちろんコンバージョンが発生した日時です。Google アナリティクスでも、成果はコンバージョンのタイミングでその日時に計上されますし、使っているツールや立場などによって見ている数字は当然違いがでてきてしまいます。
参考:実売数とコンバージョン数が違う!8つの乖離の理由について
今回追加された指標は、計測方法の異なる他のツールを利用している担当者などと目線をあわせるのにある程度は役に立つでしょう。しかしながら、そもそも計測の仕方に違いがあるため、まったく一緒となるはずがないことは頭に入れておくのがよさそうです。あくまでも参考のために活用するものであって、これらの指標をレポートのメインに据えるものではありません。
その「コンバージョン」がどのような仕組みで測られたものかを関係者がそれぞれお互いに理解しておくのはとても大切ですね。