Facebook広告、A/Bテスト機能がアップデート|仮説検証から施策実行がよりスムーズに

Facebook広告、A/Bテスト機能がアップデート|仮説検証から施策実行がよりスムーズに

テストしたい内容(変数)を変更したバージョンを現行のものと並行して配信することによって、広告のパフォーマンスがどう変化するかを平等に比較できるFacebook広告のA/Bテスト機能。

Facebook広告、A/Bテスト機能の概要から設定方法と活用のコツ

そのA/Bテスト機能に5つのアップデートがありました。

  • 広告セットレベルでA/Bテストが作成可能に
  • パワー予測で、信頼性の高い結果を得られるようテストを正しく設定できるように
  • A/Bテストのデータに年齢と性別の内訳が表示されるように
  • テスト結果に基づいたアクションが取りやすく
  • ホールドアウトテストとブランドアンケートでデータエクスポート機能が利⽤可能に

今回はこちらのアップデートについて、それぞれ紹介していきます。

なお、本アップデートは各アカウントに順次反映しているため、アカウントによってはまだ確認できない可能性があります。

広告セットレベルでA/Bテストが作成可能に

これまではキャンペーン単位でしか行えなかったA/Bテストが、広告セット単位でできるようになりました。これにより、「一つのキャンペーンに複数の広告グループが入っているものの、テストしたいのは一つの広告セットだけ」といった場合に新たにテスト用のキャンペーンを作り直すなどの必要がなくなり、よりスムーズにA/Bテストが行えます。

広告セットレベルでテスト行う方法は3つあります。

①広告マネージャの上部にあるツールバーで[A/Bテスト]をクリックしてバリエーションを作成


1.広告マネージャで既存の[広告セット]を選択し、[A/Bテスト]ボタンをクリック。

2.変数を選択してバリエーションを作成する、もしくは新しいキャンペーンを作成し、キャンペーン作成時に[A/Bテストを作成]を選択する。

広告マネージャの上部にあるツールバーで[複製]をクリックして作成


1.広告マネージャで既存の[広告セット]を選択し、[複製]ボタンをクリック。


2.元のキャンペーンを選択し、[複製する]をクリック。

あらかじめ複製した広告セットを選択して作成

この方法は今回のアップデートで初めて利用可能になった方法です。


1.ビジネスツールにある[テスト]をクリック。

2.A/Bテストの[スタート]を選択。

3.テストの設定を選択で[既存の広告を比較]、テスト詳細で[広告セット]をクリックし、比較する広告セットやその他の設定を選択。

4.[テスト詳細を確認]を選択し、テスト内容を確認してから[テストを作成]をクリックする。

いずれの方法でも、キャンペーン予算最適化を設定しているキャンペーン配下の広告セットではA/Bテストが行えないので注意してください。

テストの推定パワーで、信頼性の高い結果を得られるようテストを正しく設定できるように

Facebook広告のA/Bテストの結果では、このテストをもう一度実施した場合に同じ結果になる確率が表示されます。テスト結果を見てみると結果の信頼性が低く、テストをやり直したことのある方も多いのではないでしょうか?

これまではテストを行う前に、テストの信頼性がどのくらい高いのか確認することが出来ませんでしたが、今回のアップデートで追加された「テストの推定パワー」で事前にテストの信頼性がどの程度あるのかが確認できるようになりました。


テストの推定パワーは、広告マネージャー、もしくはテストのページでテストを設定する際に確認することができます。

Facebookでは上記の画像の通り、テストの推定パワーが80%以上になるよう設定することを推奨しているので、もし満たない場合は予算を増やしたり、掲載期間を長くするなどして信頼性の高いテストが行えるよう調整しましょう。

A/Bテストのデータに年齢と性別の内訳が表⽰されるように


これまでのテストの結果では、効果の高い広告セットとその単価、このテストをもう一度実施した場合に同じ結果になる確率の3つしか確認することができませんでしたが、年齢と性別の内訳も確認できるようになりました。これにより、より詳細なテスト結果の分析ができるようになります。

たとえば、自動配置と手動配置でテストを行った結果、全体で見ると差がなかったとしても、年齢別で見ると34歳以下は自動配置の方が成果が良く、35歳以上は成果が悪いなど、今までの結果では見えなかった情報が分かるようになります。

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パフォーマンスの高かった広告の自動掲載が可能に

これまではテストの結果を元に運用者が分析し、次のアクションを取る必要がありました。
今回のアップデートでA/Bテスト後に[パフォーマンスの⾼かった広告を掲載]ボタンが表示されるようになり、それを選択することでテスト結果に基づいたアクションが自動で行えるようになりました。

ただ、テスト結果に基づいたアクションがどこまで結果の要因を汲み取っているものかは不明です。安易に鵜呑みにせず、最初の仮説をベースになぜ良かったのか、悪かったのか、改善点はあるかなどをしっかり考えた上で活用したい機能ですね。

ホールドアウトテストとブランドアンケートでデータエクスポート機能が利⽤可能に

広告アカウントへのアクセス権限が与えられていないユーザーに対してもテスト結果が共有できる「データエクスポート機能」ですが、これまでのA/Bテストに加えて、ホールアウトテストとブランドアンケートでも利用可能になりました。

テストのページの、テスト結果画面から.csvファイルまたは.xlsファイルを選択してエクスポートできます。

まとめ

今回のアップデートで、より成果改善に繋がりやすいA/Bテストが行いやすくなりました。Facebook広告はターゲット、予算、クリエイティブのどれか一つを少し変えただけでも成果に大きな差が生まれるケースは少なくないため、A/Bテストを活用して最適な設定・クリエイティブを模索していきたいですね。

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Misaki Nishio

Misaki Nishio

アナグラム株式会社 クルー。やりたいことを見つけるために食品加工、SIer、アフィリエイト広告など、様々な業種のインターンに参加したものの見つからず。家庭教師のアルバイトやインフルエンサーとして有料のコンサルティングを行う中で、自分のやりたいことは「誰かのやりたいことを支援すること」だと気付く。一気通貫でお客様のビジネスに寄り添いながら、自身も成長できる環境を求め、2019年12月にアナグラムに参画。筋トレが趣味で、冷凍庫には手作りの鶏ハムが通年常備されている。

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