Apple「Search Ads」|App Storeの検索広告の基本

Apple「Search Ads」|App Storeの検索広告の基本

最近よく耳にするAppleの提供している検索広告「Search Ads」。知ってはいるけど、実際どんなことができるの?というアプリマーケティング担当の方もいらっしゃるのではないでしょうか?

Apple社が提供するSearch Adsとは、iPhoneとiPadで使うアプリをダウンロードできるApp Storeの検索結果に、ユーザーが検索したキーワードに連動して掲載されるアプリダウンロード広告です

今回はAppleの検索広告、「Search Ads」の種類や特徴をわかりやすく解説します。

Search Ads Advancedでできること

Search Adsを使えば、App Storeへアプリを探しにきた人の検索キーワードに合わせて、自分のアプリをダウンロードしそうなユーザーにアピールすることができます。

  • ダウンロードするアプリを探しにきたユーザーに広告を表示できる
  • App Storeの検索結果の最上位を独占して広告を掲載できる
  • インストールあるいはタップごとに支払える金額の上限を自分で決められる
  • 広告を表示する検索キーワードを自分で決められる
  • App Storeへの登録情報から自動的に広告を作成できる
  • 配信する地域やデバイス、年齢、性別等を指定できる

Search Ads – Apple(日本)内の画像をアナグラムにて加工

ターゲティングや入札方法が自由に調整できるのはリスティング広告と同様ですが、検索結果に対して広告枠は最上位のひとつのみである点は、Search Adsの大きな特徴となっています。

Search Ads の2つのプラン

Search Adsには2つのプラン「Advanced」と「Basic」があります。それぞれ機能に次の表のように違いがあります。


クリエイティブの作成やトラッキングの設定はせずとも広告配信が可能なのは両プランに共通です。クリエイティブはApp Store内に公開しているアプリの登録情報を元に自動で生成されます。また、タグやSDKを設置することなくインストール数をトラッキングできます。

※クリエイティブのカスタマイズや、トラッキングにサードパーティーの広告効果計測ツールを利用する場合は別途設定が必要です。

AdvancedとBasicの違い

AdvancedとBasicでは、3つ大きな違いがあります。

入札方法

Advancedは広告を1回タップされた場合に支払う上限金額、最大タップ単価(CPT:Cost Per Tap)を設定します。一方、Basicは最大インストール単価(CPI)を指定します。

それぞれ、課金となるタイミングが異なります。広告を運用しながらインストール単価を調整していきたいのであればAdvanced、希望するインストール単価の上限が明確であればBasicが向いているでしょう。

広告のターゲティング

Advancedは目的に応じてキーワード、お客様のタイプ、性別、年齢、地域等を設定します。Basicは自動でアプリに関心のあるユーザーに対して配信を行うため、キーワードを追加するといったターゲティングの設定や調整は不要です。逆に言えば、Basicではターゲティングは媒体社にお任せとなるため、「このキーワードに表示させたい」といった小回りを効かせるのは難しくなります。

レポート


Advancedは上記内容を組み合わせたデータをダウンロードすることができます。Basicは年齢や性別、デバイスごとのデータなどAdvancedと比べると確認できるデータが限定されます。

AdvancedとBasic、どちらを使えばいい?

Basicでは入札とターゲティングをせずとも気軽に広告配信を開始できます。逆に言えば、成果や配信状況に合わせた調整がほとんどできないということにもなります。キーワード、オーディエンスを設定しターゲットを絞り込めるなど、より小回りの利いた配信設定からはじめるのであればAdvancedを利用するのがオススメです。

また、Basicでは毎月の予算は最大10,000USD(約130万円)までと制限されていますので、注意しておきましょう。

Apple Search Ads 運用の3つのポイント

実際に配信をしてみて、はじめてSearch Adsに取り組む方がつまづきそうな点や知っておくとよいポイントを3つ挙げたいと思います。

App Storeの特徴を把握してキーワードを選定する

App Storeはアプリを探すために利用します。目当てのアプリがあったり、カテゴリから面白そうなアプリを探してみたり、理由は様々です。App Store検索する人=アプリをダウンロードしたい人がほとんどで、わざわざ「○○とは?」など調べものをする人はいませんよね?

具体的なアプリ名やアプリのカテゴリなどのキーワード(たとえば、占い、RPG)や用途に関するキーワード(たとえば、QRコード 読み取り、写真 加工)といった、ターゲットユーザーが検索しそうなアプリの目的にあったキーワードを選定してみましょう。


なお、キーワードを追加する際に、キーワードの候補を人気度ともに確認できますので、こちらもお試しください。

また、オーガニック検索でアプリがヒットしないキーワードを選定するのも大切です。
例):Garage Band

App Storeでアプリ名(ひらがな、カタカナ、表記ゆれも含む)や関連するキーワードで検索しアプリが表示されなければ、あなたのアプリを目当てに検索してダウンロードする可能性があったユーザーを逃すことになりかねません。

検索しても出てこないキーワードへ配信し、検索結果の最上位に広告を出し分かりやすく誘導してあげましょう。

CPT、CPIを低く設定しすぎない

はじめは一気に広告費を使ってしまうのが怖くて、10~15円など低い入札単価から調整を始めことも多いと思いますが、なかなか十分に広告が表示されないことも少なくありません。かと言って闇雲に高い金額で入札するのも怖いですよね。

画像引用元:入札額の指標 – Search Ads – Advanced – ヘルプ をアナグラムで一部加工

管理画面上では、キーワードごとに広告が表示される可能性の高い「推奨入札範囲」と、他の広告主の入札と比較して優位な状況にあるのか不利な状況にあるのかを示す「入札の競争力」を確認することができます。なかなか広告が表示されない、入札金額をどこまであげたらいいのか、という場合もこの2つの指標を参考に調整を行ってみてください。

App Store内のスクリーンショットは複数パターン登録しよう


クリエイティブセットはApp Storeに登録してあるスクリーンショットや説明文を使用し自動作成されます。App Storeに登録しているスクリーンショットのサイズによって上図のように広告の表示も変わります。

獲得効果の高いスクリーンショットを見つけるためにも縦向き、横向きどちらも登録しておきましょう。

最後に

Appleによれば、65%のユーザーがApp Storeの検索結果からそのままアプリをダウンロードしているそうです。ユーザーがどんなアプリを探しているかがわかるキーワードによるターゲティングは、アプリマーケティングにおいて強力な武器となります。

App Storeにアプリを登録しているのであれば、真っ先に抑えておきたい広告手法ですね。まだ試したことがない、という方も本記事でその手軽さを感じていただけたらぜひチャレンジしてみてください。

Daijiro Seki

Daijiro Seki

アナグラム株式会社 クルー。前職でスマホアプリのコンテンツプロバイダとしてゲームアプリの集客をメインに広告運用、企画運営等、幅広く経験。アプリにとどまらず様々な分野のリスティング広告に携わりたいという思いから2017年9月よりアナグラムへ参画。ルービックキューブが特技である。

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