Facebook、クリックベイトへの対策を強化|過度に興味を煽る健康関連の投稿を抑制へ

Facebook、クリックベイトへの対策を強化|過度に興味を煽る健康関連の投稿を抑制へ

Facebook社は、誇大表現や誤認を与える健康関連のコンテンツを最小限にとどめる必要があるとして、2019年6月頃に2つのアルゴリズムの変更を行ったと7月2日(現地時間)に発表しました。

今回のアルゴリズムの変更は、健康関連の商品及びサービスを提供している広告配信にも少なからず影響が予想される内容と考えます。

Posts with sensational health claims or solicitation using health-related claims will have reduced distribution.

過度に興味を煽ったり誤解を与えるような健康上の栄養機能表示や健康関連の投稿は配信量が少なくなります。

参照:「Addressing Sensational Health Claims」

今回の変更内容

今回アルゴリズムの変更で影響を受ける投稿内容は下記、2点です。

  • 誇張表現や過度な健康強調表現のある投稿
  • 健康関連表示に基づいて商品またはサービスを販売しようとしている投稿

では、各項目の詳細を解説します。

誇張表現やセンセーショナルな健康強調表現のある投稿

Facebookが例としてあげているのが「奇跡の治療」などの誇張表現の投稿です。健康に関連する投稿内容が誇張表現、または誤解を招く投稿でないかが判断されます。

健康関連表示に基づいて商品またはサービスを販売しようとしている投稿

上記同様にFacebookが例としてあげているのが、「痩せる薬」等の勧誘及び広告宣伝です。健康関連の主張に基づく商品やサービスの勧誘及び宣伝をしているかどうかを判断されます。

Facebook公式の発表内容に記載のとおり、今回のアルゴリズムの変更は投稿単位で適応されるため、アカウント凍結やブロックなどと直接的には影響はなさそうです。

フィード内の情報の質向上のため継続的な取り組み

2016年からFacebook社はがフィード上の問題のあるコンテンツを管理するための基本方針「“remove, reduce, and inform”(削除、抑制、情報提供)」を掲げて継続的に高品質コンテンツ担保に取り組んでいます。この方針は、ポリシー違反のコンテンツは削除し、拡散を抑制するとともに、Facebook利用者に対してシェアするコンテンツを判断するための情報提供を行うことを目的としています。

そのため、今回のアルゴリズム変更も新しい取り組みではなく、Facebook社が継続的に取り組んでいる高品質コンテンツ担保の為のアップデートの1つと考えられます。

Facebook社は2016年8月にも今回と同様にFacebook上のコンテンツ品質向上の一環として、いわゆる「クリックベイト(Clickbait)」と呼ばれる釣り記事、所謂クリックさせたもの勝ちという考え方で配信されている煽り記事を減らすアルゴリズムの変更を発表しており、そこで一定の低品質コンテンツが減少した成果が出ていると今回の発表で述べている。

クリックベイトを検知する仕組み

Facebook社はクリックベイトを減らす取り組みについて、電子メールで行うスパムフィルターのように、クリックベイトでよく使われるフレーズを識別するシステムを構築しました。加えて、クリックベイトか否かの識別ポイントを2つ上げています。

  • 見出しで記事の内容が十分に理解できない
  • 記事の内容の誇張により読者に誤解を与える可能性のある見出し

下記、具体例で詳しく見ていきます。

“You’ll Never Believe Who Tripped and Fell on the Red Carpet…”
あなたはきっと信じないでしょう、誰がレッドカーペットで転倒したのか…

この見出しは「何が起こったのか」「誰が転んだのか」という記事の内容を理解する情報が乏しいとしてクリックベイトであるとして識別されます。

クリックベイトは投稿の見出しだけではなく、ドメイン単位でも判断されます。そのため、クリックベイトな内容を常に投稿をしているページまたはドメインはニュースフィードの上部には掲載されなくなるアルゴリズムが適応されるとのこと。また、このニュースフィード投稿を表示させる順位決定のアルゴリズムは常にアップデートされ、クリックベイトをなくすための学習を繰り返していくとFacebook社は述べています。

参照:Further Reducing Clickbait in Feed

クリックベイトに頼らず注目してもらうための3つのポイント

Facebookフィード上でのアルゴリズムの変更に加えて、Facebook社はクリックベイトに頼らない投稿をするよう、3つのポイントを提示して利用者に呼びかけています。

①不足している情報を補う

クリックベイトで不足している情報を補うために、本文中のテキストやcalls-to-actionを使い読者にどのようなアクションをとってもらいたいのかを提示しましょう。

②読者に適切な期待を与える見出しを設定する

誤解を招く見出しを読者はスパムとみなす傾向があり、明確で正確な見出しの記事が最も共感を生みます。誤解を招くクリックベイトな見出しで読者を引き込むのではなくコンテンツ内容に関連する投稿を心がけましょう。

③明確な見出しのリンクを共有する

故意に情報を隠したり誤解を与え強制的にクリックさせるクリックベイトな見出しの投稿をシェアすることを多くのオーディエンスは好まないと言っています。そのため、記事をシェアする場合は明確で正確な見出しのリンクをシェアすることを推奨します。

つまり、自分自身がクリックベイトな見出しに頼る投稿をしないと同時に、そのような記事をシェアしないことが大切だということです。

参照:Drive Reach and Referrals Without Clickbait

※上記はFacebook for Mediaの記事を翻訳したものです。

意図せず過度な表現に気をつけよう

今回のアップデートで著しい変化を及ぼす広告主のページはないとFacebook社は述べています。

広告を出稿する側として、媒体社の審査や規定に抵触しなければ問題ないという風潮も少なからずあります。はじめから意図的に誤解を招いたり誇大表現でクリックを誘発しようとする悪意あるケースを別としても、ユーザーの注意を引きたいあまりに、意図せず過度な表現をしてしまいかねないので、あらためて意識しておきたいですね。

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Miwa Sugiyama

Miwa Sugiyama

アナグラム株式会社 クルー。インターネット広告代理店にて健康食品やコスメ系案件を中心にYDNとFacebook広告の分析・運用を経験後、運用する業種業態の幅を広げ、さらなるスキルアップの為に2017年11月よりアナグラムに参画。

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