2022年6月23日(木)Twitter広告にて「キャンペーンプランナー」の一般提供が開始したことが発表されました。
参考:Twitterのキャンペーン効果を予測する「キャンペーンプランナー」の提供を開始しました
「キャンペーンプランナー」を利用することで、ターゲットとなるオーディエンスにリーチするにはどの程度の予算が必要となるか、あらかじめ把握しやすくなります。
※2022年7月現在、キャンペーンプランナーの利用には事前申請が必要です。ご利用を希望される場合は、Twitter社の担当者さま・代理店担当者さまに確認をお願いします
今回は、「キャンペーンプランナー」のできることや使い方を分かりやすく説明していきます。
キャンペーンプランナーでできること
まずは、キャンペーンプランナーで使える機能について確認していきましょう。
キャンペーンプランナーを利用すると、キャンペーン開始前にパフォーマンスを予測しやすくなります。予測できるパフォーマンスは次のとおりです。
予測できるパフォーマンス
- リーチ
- CPM(広告の表示回数1,000回あたりの費用)
- インプレッション
- ターゲットオーディエンスの割合
- 平均フリークエンシー
なお、パフォーマンスの予測に関しては以下の通り条件を指定することができます。
指定できる条件
- 配信期間(開始日、終了日)
- フリークエンシー上限
- プレースメント
- ターゲットオーディエンス(年齢・性別、端末、ターゲティング機能など)
- ご予算(デフォルト:20万円で固定)
また、キャンペーンの目的・配信期間・出稿金額には以下の条件があるのでご注意下さい。
・キャンペーンの目的:「リーチ」のみ利用可能
・配信期間:最低実施期間と推奨の上限期間あり
-最低実施時間:3日間(プライバシーデータ保護のため)
-上限時間:推奨は60日以下(60日を超える場合、精度が低下する恐れがあります)
・最低出稿金額:1,000ドル~
キャンペーンプランナーのメリット
どの程度ご予算が必要か、事前に把握できることがメリットです。
赤枠のポインターを移動するだけで増額・減額時のパフォーマンス結果が表示できるため、「目標としているリーチ数を確保するために、どれくらい費用が必要か?」を把握できます。
どの程度ご予算が必要か把握することで、事前にメディアプランニングができそうです。
キャンペーンプランナーの使い方
まずはパフォーマンスの予測を行う手順について説明していきます。
広告マネージャーの [キャンペーン] ドロップダウンで [キャンペーンプランナー]を選択
期間(開始日・終了日)、フリークエンシー上限、プレースメント、ターゲットオーディエンスを入力(ご予算はデフォルトで20万円)
入力が完了すると画面右側にリーチ、インプレッション、ターゲットオーディエンスの割合、CPM、平均フリークエンシーの予測が表示されます。
ご予算を増額・減額した場合、パフォーマンスがどれくらい変動するか気になりますよね。キャプチャのとおり、カーソルを移動することで増額時・減額時の予測を確認できます。
キャンペーンの下書き
パフォーマンスの予測値を確認したあと、そのままキャンペーンを「下書き」できます。
各項目を入力したあと、「下書き広告キャンペーンを開始」をクリック
キャンペーン名、広告グループ名を入力し、「続ける」をクリック
「ステータス:下書き」の状態でキャンペーンが作成される
これでキャンペーンの下書きができました。
「キャンペーンの編集」からクリエイティブやターゲティングを追加し、「キャンペーンを開始」することで広告配信を始めることができます。
まとめ
これで一通りキャンペーンプランナーの使い方は理解できましたね。
本ツールのリリースにより配信前からパフォーマンスを予測できるようになりましたが、実際に配信したあとは予測と結果を比較するのが重要です。たとえば想定よりもリーチ数が少なかった場合、早めにご予算の増額を検討したほうが良さそうです。
予測と実績にどれくらい乖離があるか把握したうえで、適切なプランニングを行っていきたいですね。