
もしかしてこのタイトルや画像のほうがパフォーマンスが上がるのでは?ユーザーのことを考え尽くしたと思っても、実際には思っていたのと逆の結果に……ということも少なくありませんよね。
いつでも柔軟に設定の変更や調整のできる運用型広告は「A/Bテスト」で仮説を検証し実績に基づいてすぐに広告運用に反映できるのが魅力のひとつです。
今回はTwitter広告の広告マネージャー上において提供されている、クリエイティブのA/Bテスト機能についてご紹介します。


Twitter広告のA/Bテスト機能とは?
Twitter広告のA/Bテスト機能を利用することで、ランダムで重複のないオーディエンス群を作成することによってクリエイティブの特定の要素の違いを比較できます。
これまでAPI経由でのみ利用可能でしたが、広告マネージャー上でも利用が可能となりました。
A/Bテスト機能でテストできる内容
今回提供が開始されたA/Bテスト機能では、クリエイティブアセットのA/Bテストが可能です。具体的には以下の要素がテストできます。
- 画像
- 動画
- テキスト
- CTA
また、A/Bテストの結果は広告マネージャー上の「広告」タブで簡単に確認できます。
Twitter広告のA/Bテスト機能の使い方
A/Bテスト機能はすでに作成済みのキャンペーンでは利用できず、新たにキャンペーンを作成する必要があります。まずは広告マネージャー右上の[キャンペーンの作成]を選択し作成していきます。
キャンペーンの詳細で「A/Bテスト」を「On」に切り替え、Abテストの開始日と終了日を選択します。開始時刻は最短で当日の1時間後、テスト期間はデフォルトでは8日間が設定されているようです。
通常通り広告グループの情報を入力し、最低でも2つの広告を作成します。「広告グループ」の配下に「定数」「変数」と表示されているため少し分かりづらいかもしれません。定数が広告グループの設定詳細となっており、「変数」にはテスト対象となる2つ以上の広告が入っています。
キャンペーンの詳細を確認し、テストを開始します。
一覧のキャンペーン名に該当するものは「A/Bテスト」というタグが付けられます。
A/Bテスト機能を使う際の注意点
A/Bテスト機能を利用する際には併用できない設定や、対応していないプロダクトや広告フォーマットがありますので注意が必要です。
広告キャンペーン予算の最適化は併用不可
広告キャンペーン予算の最適化は利用できません。A/Bテストを利用する場合には利用できません。広告グループ単位での日額予算の設定が必要です。
テイクオーバー関連やダイナミックプロダクト広告では使用不可
クリエイティブA/Bテストは、テイクオーバー関連やダイナミックプロダクト広告では利用できませんので、あらかじめ注意しておきましょう。
まとめ
最適化の技術や機能の進歩があれど、広告を目にするのはやはりユーザーです。クリエイティブのひとつの文言や画像を変えただけで大きく効果が変わるということも少なくありません。
継続的に改善を行っていくようなキャンペーンを実施中の広告主の方やご担当者は、ぜひA/Bテスト機能を試してみてくださいね。
以下の記事では無意味なテストにしてしまわないために、気をつけるべきA/Bテストの心構えをまとめていますのでぜひご覧ください。
