レスポンシブ広告に正方形の画像の入稿が必須に
画像+テキストによって、ネイティブ広告枠を含むさまざまな広告枠に柔軟に対応できる広告フォーマットであるレスポンシブ広告において、正方形の画像(スクエア画像)の入稿が必須となりました。正方形の画像を規定されているネイティブ広告枠への広告表示を可能とするための変更です。(2017年1月末現在、徐々にすべてのアカウントへ反映している様です。)
正方形の画像の詳細
これまでは横向き画像(1.91:1)のみが入稿必須でしたが、正方形の画像も入稿が必須となります。
正方形の画像とロゴを両方とも入稿している場合、ネイティブ広告枠で正方形の画像を必要とする枠には基本的には正方形の画像が優先して表示されます。オプションで設定可能なロゴ(正方形)が、ネイティブ広告枠の正方形の画像フォーマットの代替を果たしていたケースもあるようですが、ロゴと正方形の画像とで、フォーマットに対する役割が明確化された形となります。ネイティブ広告というフォーマットの特性を考えるならば、商業的なロゴよりも専用の画像を設定することは自然な流れですね。
正方形の画像の仕様
縦横比 | 1:1 |
最小サイズ | 300×300(単位:ピクセル) |
推奨サイズ | 1200×1200(単位:ピクセル) |
容量上限 | 最大 1MB |
なお、横向きの画像は広告枠によっては画像の端が最大5%水平にトリミングされる場合がありますが、正方形の画像はトリミングされません。
参考:ディスプレイ ネットワークに掲載されるレスポンシブ広告の作成 - AdWords ヘルプ
画像登録時に使用用途を上記画像の通り、横向き画像、スクエア画像、画像(全比率)から選択することができます。
「画像(全比率)として使用」を選択すると、一枚の画像を横向き画像、正方形の画像のフォーマットへそれぞれトリミングすることができます。
同じレスポンシブ形式の広告が提供されているYDNでは300x300(単位:ピクセル)の画像を使用するのですが、このサイズはGoogle アドワーズのレスポンシブ広告で使用できる正方形の画像の最小サイズと同じものとなっております。独自の画像を用意する場合、可能であればGoogle アドワーズの推奨画像サイズ(あるいはできるだけ近いサイズなど)をご用意いただきYDNの画像サイズへリサイズして利用すると、比較的スムーズに対応できそうです。
参考:[随時更新] Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)/Google ディスプレイネットワーク(GDN)で使える最新バナーサイズ一覧
なお、入稿済みのレスポンシブ広告は、編集する際に正方形の画像の設定が求められ、設定しないと保存ができません。入稿済みの正方形の画像なしのレスポンシブ広告については、利用の期限がまだ定められてはいないものの、設定が必須となっていることからも早晩に廃止となることが予想されますので、早めの対応をおすすめします。配信できる枠も増えるため、レスポンシブ広告の特性を考えても設定しない理由はありませんね。
最後に
レスポンシブ広告を入稿済みの場合もまだ未実施の場合も、必要な要素をきちんと設定することで、意図しない機会損失が起きないように備えましょう。
参考:Google アドワーズ、「レスポンシブ広告」が登場!あらゆる広告スペースに柔軟に対応