Instagram広告の始め方、基本設定について

日本でもユーザー数が2015年6月末時点で810万人を越え、20代女性を中心に急激に利用者が増えているInstagramですが、2015年10月より日本国内でもInstagram広告の一般利用が可能になりました。今回はそのInstagram広告の始め方、基本設定について紹介します。

※Instagram広告はローンチしてからまだ日が浅いため、今後も仕様変更が頻繁にされることが予想されます。本記事の内容は2015年11月上旬時点での内容であることをご了承ください。

Instagram広告を配信するために、事前に準備しておく必要があるもの

  • Facebookページ(※)
  • 支払い方法を設定したFacebook広告アカウント(※)
  • プロフィール画像を設定したInstagramアカウント

(※:事前にFacebookビジネスマネージャと連携をしておく必要があります)

Instagram広告の配信にInstagramアカウントは必須ではありません。しかし、Instagram広告の作成時にリンクするFacebookページの名前とプロフィール画像が強制的に広告に引用される、広告へのコメントに返信ができないなどのデメリットがあります。

当記事ではFacebookビジネスマネージャにInstagramアカウントをリンクする場合の導入方法を紹介します。

Instagramアカウントのビジネスマネージャへの追加と広告アカウントへの割り当て

はじめに、InstagramアカウントのFacebookビジネスマネージャへの追加と広告アカウントへのリンクを行います。

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Facebookビジネスマネージャの設定画面を開き、①「Instagramアカウント」をクリックし、②画面右上の「新しいInstagramアカウントを取得」をクリックします。ここで、予め作成したInstagramアカウントのユーザーネームとパスワードを入力することで、Facebookビジネスマネージャへの追加が完了します。

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次に、このInstagramアカウントを使用したInstagram広告を運用する広告アカウントを選択することで、Instagramアカウントと広告アカウントのリンクが完了します。

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上図が、Instagramアカウントと広告アカウントがリンクされた状態です。

広告キャンペーンの作成

Instagram広告配信のための事前準備が整いましたので、Instagram広告を配信する広告キャンペーンの新規作成を行います。

※Facebook広告を配信する既存のキャンペーンや広告セットを用いてInstagram広告を配信することも可能です。しかし、広告管理の問題はもちろんのこと、FacebookとInstagramでは広告配信先が異なりその性質も全くの別物なので、必要に応じてInstagram広告専用の広告キャンペーン・広告セットの作成をおすすめします。

2015年10月末現在、Facebook広告マネージャではInstagram広告の作成や編集などの設定ができないため、Facebook広告の管理を行うツールであるパワーエディタにて設定を行います。
※広告マネージャでも設定が可能になりました。

パワーエディタにて、先ほどFacebookビジネスマネージャでInstagramアカウントをリンクした広告アカウントを開き、「+キャンペーンを作成」をクリックします。ここでの注意点として、キャンペーンの目的を、Instagram広告に対応している下記の3種の内から選択します。

Instagram広告に対応している広告キャンペーンの目的

  • 「ウェブサイトへの誘導」
  • 「モバイルアプリのインストール」
  • 「動画の再生」

※2017年1月現在、以下の広告キャンペーンの目的に対応しています。
「トラフィック」
「コンバージョン」
「ブランドの認知度アップ」
「投稿でのエンゲージメント」
「動画の再生を増やす」
「アプリのインストール」
「アプリのエンゲージメント」

同画面の「広告セットの作成」、「新しい広告を作成」にチェックし、名前入力欄に入力をして「作成」をクリックします。

広告セットの設定

広告キャンペーンが作成されると、次に広告セットの設定画面に移行します。

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配置の設定にて、「Instagram」のみチェックをします。そして、Facebook広告と同様にその他の広告セット設定を行います。(下記に主要設定のみ紹介。)

  • 広告の予算
  • 広告の掲載期間
  • 広告のターゲット設定(Facebookユーザーの情報を元にターゲティングがされます。)
    • カスタムオーディエンス (類似オーディエンスもここで設定可)
    • 地域
    • 年齢
    • 性別
    • その他の利用者層(学歴・仕事の業界・ライフイベントなど)
    • つながり(Facebookページ・アプリ・イベント)
    • 言語
    • 趣味・関心
  • 広告の最適化と価格設定(広告キャンペーン毎に選択肢が変化します)

広告の設定

最後に広告の設定画面へと移ります。

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リンク先の設定にて、FacebookページとInstagramアカウントを選択します。(先ほどFacebookビジネスマネージャにてこの広告アカウントとリンクをしたことで、Instagramアカウントが選択可能になっています。)

Instagram広告の広告仕様と注意点

Instagram広告の広告仕様と注意点を下記にまとめます。

画像の仕様と注意点

画像を広告に使用できるキャンペーンの目的:「ウェブサイトへの誘導」「モバイルアプリのインストール」

  • 画像アスペクト比:1:1から1.91:1
  • 推奨の解像度:1080×1080ピクセル
  • 最小の解像度:600×600ピクセル(1:1正方形)、600×315ピクセル(1.9:1横長)
  • 画像内のテキスト:Facebook広告と同様に、画像内のテキストは画像面積の20%以下にする必要があります。

※画像内のテキストは画像面積の20%以下が「推奨」となりました。
参考:Facebook広告の画像に文字を入れる場合のガイドライン | Facebookヘルプセンター

動画の仕様と注意点

動画を広告に使用できるキャンペーンの目的:「動画の再生」「モバイルアプリのインストール」

  • 推奨フォーマット:「.mp4」または「.mov」
  • 動画アスペクト比:1:1から1.91:1
  • 最小の解像度:600×600ピクセル(1:1正方形)、600×315ピクセル(1.9:1横長)
  • 動画時間:3~60秒秒
  • 動画サイズ:最大4GB
  • フレームレート: 最大30fps

参考:動画の再生: Instagram動画 | Facebook広告ガイド

画像、動画どちらにしても広告クリエイティブの下に表示されるテキスト文字数の上限は300文字であり、公式推奨の文字数としては125文字です。注意点として、URLを記載してもリンクがされません。

Instagram広告は、iOSまたはAndroid端末でのInstagramアプリのフィード上に広告が表示されます。デスクトップ、スマートフォンのブラウザで閲覧するInstagramでは広告が表示されません。

動画に関しては、Instagram広告に限らずFacebook広告も同様ですが、原則として音声に頼れません。更には最初の3秒が勝負になりますので、クリエイティブ勝負であるのはTrueView動画広告などと同様に動画広告の特徴と言えますね。

最後に、ウェブサイトのURLや広告テキスト、コンバージョントラッキングなどの設定が完了すれば、パワーエディタにてアップロードを行うことで一連の設定が完了です。

まとめ

Instagramは画像または動画による視覚的体験をメインにコミュニケーションがされています。そのためInstagram広告は、画像や動画によってどれだけユーザーを惹きつけられるかがカギです。また、どうやってユーザーを惹きつけようかだけを考えるのではなく、ユーザー体験を考えInstagramに歩み寄ったコンテンツ(広告)を届けられなければ、良い成果をあげるのは難しいでしょう。

こちらでも触れておりますが、InstagramやFacebookの利用数が加速していることで、これらの台頭によってこれまでにあった価値の置き換えが始まっています。そして、今後もテクノロジーの急速な発展によってInstagramはFacebookとともに機能拡張がされ、ユーザー規模も拡大されることが見込まれます。しかしその流れの中でマーケターとして何ができるかを考えるかだけではなく、いちユーザーとしての視点も忘れずに広告運用に取り組んでいきたいですね。

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アナグラム編集部

アナグラム編集部

アナグラム株式会社 編集部です。リスティング広告やFacebook広告などの運用型広告ネタの記事を執筆・クルーの記事の編集、案出しなどを行っています。より良い、正しい記事を運用型広告運用者へ素早く届ける!事をモットーに日々編集に明け暮れております^^ 好きな仕事は「漢字の閉じ開き」です。