動的検索広告(DSA)が「ページフィード」「拡張フォーマット対応」でさらに効果的に

動的検索広告(DSA)が「ページフィード」「拡張フォーマット対応」でさらに効果的に

新機能も加えDSAがより効果的に

Google アドワーズの動的検索広告(DSA)が新機能の「ページフィード」「拡張フォーマット対応」に加え関連性の向上によりこれまで以上に効果的になったとの記事が2017年3月28日に公開されました。

参考:Inside AdWords: Dynamic Search Ads are now more effective than ever

今回は新機能の「ページフィード」と「拡張フォーマット対応」について解説します。

※動的検索広告とは?についてはまずはこちらをご覧ください。
参考:ヒトの思考を凌駕する動的検索広告の解説と設定方法


ページフィード

動的検索広告はGoogleがオーガニック検索用にインデックスしたページの情報を利用し、入札したキーワードではなく、そのインデックスされたウェブサイトのコンテンツに基いて自動的に広告を表示する機能です。全ページを配信対象とせずともウェブサイトの特定のページを以下の条件で指定することもできます。条件は必要に応じて複数組み合わせることもできます。(ちなみに配信対象から除外する場合も同様です。)

  • URL
  • ページのコンテンツ
  • ページのタイトル
  • カテゴリ(ウェブサイトのコンテンツに基づいて自動的に作成される)

ただし、条件は最大3つまでということもあり、サイトのディレクトリ構造がある程度整っていないと配信対象とするウェブページを厳密にコントロールすることは難しく、配信後に早期停止の判断を余儀なくされるケースも出ていたりしました。

今回ご紹介するページフィードは、広告が生成される基となるページのURLを、フィードで指定をすることができます。これによりウェブサイト内のどのコンテンツに対して広告を表示するかを、厳密にコントロールすることが可能となりました。

参考:フィードを使用して、動的検索広告をターゲット設定する – AdWords ヘルプ

ページフィードの設定方法

1.ページフィードのデータを作成

はじめにページフィードのデータを作成します。フィードとはいってもショッピング広告などで利用しているMerchant Center へアップロードするような項目が多く複雑なものではなく、以下の2項目のみのデータとなります。

  • Page URL…ターゲットとするウェブページのURL。
  • Custom label…ターゲットする広告を指定するラベル。(セミコロン(;)で区切って、複数利用可。)

テンプレートはこちらからダウンロードできます。
参考:ページフィードのデータのテンプレート(CSV をダウンロード)

2.データをアップロード
次に作成したデータをGoogle アドワーズへアップロードします。

共有ライブラリの「ビジネスデータ」より「+データ」をクリックし、「ページフィード」を選択します。フィードの名前を入力し作成したファイルをアップロードします。

3.ページフィードをキャンペーンへ追加
続いてはキャンペーンの設定です。

キャンペーンタブの「設定」より「動的検索広告」で「編集」をクリックします。「ターゲティングソース」にて、ページフィードのみの利用か、ウェブサイトのGoogleのインデックスと両方を利用するのかを選択します。

4.カスタムラベルを使用して動的広告ターゲットを設定
最後に、ページフィードを設定したキャンペーン内で、動的広告ターゲットを追加します。

「自動ターゲット設定」タブで「+動的広告ターゲット」をクリックします。


「ページフィードのカスタムラベルをターゲットに設定する」で、フィードにあらかじめ設定した「カスタムラベル(Custom label)」を入力して選択し保存します。

以上で、設定は完了です。ウェブサイトのGoogle インデックスを使用した動的広告ターゲットと併用することも可能です。すべてのウェブページをターゲットとしつつも、特定のページ群のみ広告の訴求や入札金額を変えたい場合などは両方のターゲットを利用するのが良さそうです。逆にターゲットとするURLをすべて厳密に管理したい場合は、ページフィードのみを利用します。それぞれ必要に応じて設定を使い分けましょう。

考えられる活用シーン

ヘルプの言葉を借りると、ページフィードを利用すると「焦点を絞る」ことが可能になります。
引用元:フィードを使用して、動的検索広告をターゲット設定する – AdWords ヘルプ

ウェブページのURLやコンテンツ、タイトルには表れていないビジネスにとって重要な任意の情報を各URLに関連付けることができ、それらをターゲットとして広告配信を行うことができます。例えば、利益率の高い商品を販売しているページ群のみをターゲットとしたり、キャンペーン対象の商品ページ群のみをターゲットとして広告訴求を変更したり、といった活用方法が考えられますね。

これまでターゲットの希望通り十分な絞り込みができなかった広告主などで活かせる機能だと思います。

拡張フォーマットへの対応

拡張テキスト広告のフォーマットが全てのアカウントへ提供されてから早9ヶ月。動的検索広告が拡張フォーマットへ対応しないことを気にしていた方も少なくないのではないでしょうか?

この度、動的検索広告についても「拡張動的検索広告」として、拡張フォーマットへの対応が発表され、先日より筆者の多くのアカウントでも変更の反映がみられております。

参考:Google アドワーズ「拡張テキスト広告」が全アカウントへローンチ!従来より情報量の多いフォーマットへ

広告タブで通常通り「動的検索広告」の作成を選択すると、デフォルトで拡張フォーマットでの作成画面が展開されます。既存の動的検索広告も、編集画面を開くと拡張動的検索広告として編集されます。当然、審査の対象となりますので、すでに動的検索広告を実施している場合は、新しいフォーマットの広告を追加して承認されてから古いフォーマットの広告を停止すると言った手順を踏まないと、配信できる広告がなくなってしまいますので注意してください。

広告見出しは、これまでも標準の動的検索広告では、以前の標準のテキスト広告の見出しに比べて文字数が多く表示されることも少なくなかったため、影響は少ないのではないかと考えています。

今回の変更で、従来のフォーマットともっとも異なるのが、表示URLのパスです。拡張テキスト広告では表示URLのパスを2つまで直接入力して設定が可能ですが、拡張動的検索広告の表示 URL は、ランディングページのドメインに加え、パスも動的に生成がされます。

サイトのディレクトリ構成によっては、意図せず好ましくないものが表示される可能性もありますが、現状は表示URLのパスがどのように表示されたかを管理画面で確認することはできないようです。インパクトの大きい重要なキーワードは、必ず実機で確認するのをおすすめします。

なお、2017年4月14日現在では、AdWords Editor(バージョン11.8)はこのフォーマットへは対応しておりません。(一括アップロードでの追加も不可でした。)管理画面上で「Ctrl+C」を押して拡張動的検索広告をコピーし、追加したい広告グループを選択して「Ctrl+V」で貼り付けは可能なようですので、すぐに対応したい場合などはこちらの方法をお試しください。

現状では「標準の動的検索広告に切り替える」を選ぶと、従来の作成画面へと切り替えることができます。ただし、拡張テキスト広告がそうであったようにこちらも早晩、新フォーマットへの完全な切り替えとなることが予想されます。

変更対象の広告文の本数が大量だったり、時間に余裕があったりするのであれば、一括で変更できる手段が用意されるのを待つのが良いですね。

最後に

今回の変更のうち、特にページフィードは、これまでサイトの構造が理由で動的検索広告に取り組みにくかった広告主にも、活用の可能性を与える機能となっています。また、すでに実施されていた場合でも、ターゲットとするウェブページを従来の方法に加えて、新しい方法で指定することができ、活用の幅が広げられる可能性があります。

いずれの場合も、仕様を確認の上、ウェブサイトの構造と照らし合わせて何ができるのかを再度考えてみるのが良さそうですね。

DSAの効果をさらに上げたい!という方はこちらの記事もおすすめです。
参考:いま一度見直したい!動的検索広告(DSA)の効果をさらに上げる5つのチェックポイント

Ryota Fujisawa

Ryota Fujisawa

アナグラム株式会社 クルー。 広告代理店にて、多品目の大型ECサイトから大手メーカーのキャンペーンプロモーションまで多種多様なリスティング広告の運用・改善に従事。2015年にアナグラムへ参画。単品通販やアプリのプロモーション、スタートアップまで、さらに幅広い案件の運用型広告全般のオペレーション・コンサルティングに携わる。アナグラムブログの編集部員も兼任。

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