Google 広告、カスタマーマッチがより使いやすく|マッチ率のリアルタイム表示やリスト更新のタイミングを通知

Google 広告、カスタマーマッチがより使いやすく|マッチ率のリアルタイム表示やリスト更新のタイミングを通知

2021年4月29日、Google 広告のオーディエンスターゲティング機能のひとつである「カスタマーマッチ」がより使いやすくなる2つのアップデートが行われました。

  • カスタマーマッチを利用できるリストの割合をすぐに確認可能に
  • 最適化案にカスタマーマッチのリストを更新するタイミングが表示

参考:カスタマー マッチ リストが使いやすくなりました – Google 広告 ヘルプ

このアップデートで改善された点、効果的な活用方法について解説していきます。

カスタマーマッチとは?

カスタマーマッチとは、自社が保有している顧客情報をGoogle 広告にアップロードすることによって、その顧客情報に基づいたオーディエンスリストを作成できる機能です。

そもそもカスタマーマッチとは?という方は以下の記事で詳しく解説していますのでご参照ください。

運用型広告で使える、メールアドレスなどの顧客情報を活用したターゲティング手法

カスタマーマッチを利用できるユーザーの割合をすぐに確認可能に

これまでは、Google 広告側へアップロードした顧客リストのうち、ターゲティング対象として特定できるユーザーの割合である「マッチ率」が表示されるまでに時間がかかっていました。

そのため、アップロードした顧客情報がターゲティングに有効に利用できるのかすぐに分からず、スムーズに広告配信へ利用するのが難しいケースがありました。

今回のアップデートにより、カスタマーマッチを利用できるユーザーリストの割合をすぐに確認可能になり、リストの追加や修正を含め広告配信へ活用しやすくなりました。


リストをアップロードすると上の画像のように推定マッチ率が表示されます。

例えば、2,000件のカスタマーマッチのリストをアップロードした結果、推定マッチ率が50%未満の場合、配信可能なオーディエンスリストが1,000件に満たないため、このカスタマーマッチのリストでは配信基準に達していないということがタイムリーにわかります。

これにより、アップロードしたすぐあとに、次のような対応を取れます。

  • ターゲティング対象ユーザーが少ないからリストを増やそう
  • マッチ率を高めるためにメールアドレスに加えて、電話番号も追加しよう
  • 利用する顧客情報の条件を変更しよう
  • データファイルのフォーマットやハッシュ処理を見直そう

最適化案にリストを更新するタイミングが表示

カスタマーマッチを活用して成果を上げるために重要なことのひとつが、定期的なリスト更新です。

Googleによれば、定期的にカスタマーマッチのリストを更新することによって、トラフィックとコンバージョンが平均17%増加するというデータもあります。

参考:カスタマー マッチ リストが使いやすくなりました – Google 広告 ヘルプ

定期的にカスタマーマッチのリストを更新するといっても実際どのくらいのタイミングで更新すればいいかわからないですよね。

今回のアップデートで、リストを更新する必要があるかを簡単に把握できるように、最適化案にリスト更新の提案が表示されるようになりました。

あらかじめ更新のタイミングを決めておくのが理想ですが、最適化案に提案が表示されたタイミングでカスタマーマッチのリストの更新状況を確認するのがよさそうですね。

過去にアップロードしたリストのマッチ率も確認を

さらに、過去にアップロードしたリストのマッチ率も確認できます。なお、2020年1月1日以降にアップロードしたデータに対してのみアップロードの履歴が確認できます。

確認方法


オーディエンスマネージャーから、これまでのマッチ率を確認したいオーディエンスリストをクリック


リストのメンバーをクリック

過去にアップロードした顧客リストであっても、ひとりの顧客に対して複数の情報を含めることでマッチ率の向上が図れます。

Googleによれば、2種類の顧客情報をアップロードした広告主は、平均リストサイズが28%増加し、3種類なら35%増加したそうです。

新規アップロード時だけでなく、過去の顧客リストについても、定期的にマッチ率を確認するのがよさそうですね。

顧客データの活用は、今後より一層重要に

2022年までにGoogle Chromeでサードパーティークッキーの利用制限をすると発表がありましたが、Googleはプライバシー保護のためにサードパーティークッキーだけではなく、ユーザーを追跡するために使用されるテクノロジーも終了すると発表しています。

参考:Chromium Blog: Building a more private web: A path towards making third party cookies obsolete
参考:Google charts a course towards a more privacy-first web

つまり、自社で保有している顧客データを使った配信は、今後より一層、重要な手段になりえます。

一方で、顧客データを最新に保つことは成果の向上のみならず、プライバシー保護の観点からも重要です。オプトアウトされた顧客データを利用し続けていた、ということのないように顧客データの取扱には細心の注意を払う必要があります。

導入のハードルは決して低くありませんが、このアップデートを機会に取り組んでみてはいかがでしょうか。

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Takuya Shimizu

Takuya Shimizu

大学卒業後、アパレル会社で働きながら個人でブログ執筆。ブログを通して出会った洋服屋の、ブログやデータ解析のアドバイスをしていくうちにウェブマーケティングのコンサルに興味を持ち、2021年2月からアナグラムに参画。靴と洋服を愛してやまない。

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