Google広告、パフォーマンスプランナーに3つの新機能|コンバージョン達成までの期間を考慮など

Google広告、パフォーマンスプランナーに3つの新機能|コンバージョン達成までの期間を考慮など
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2020年8月17日、Google広告のパフォーマンスプランナーに次の3つの機能が追加されました。

  • 共有予算を設定した検索キャンペーンの予測プランが作成可能に
  • 作成した予測プランを他の人にも共有が可能に
  • コンバージョンの遅延が考慮可能に

参考:Plan your budget more effectively with new Performance Planner features - Google Ads Help

それぞれ、どのような変更が加わったのか見ていきましょう。

※パフォーマンスプランナーとは?についてはこちら

Google 広告の「パフォーマンスプランナー(旧:予算プランナー)」とは?できること、使い方と活用例

共有予算を設定した検索キャンペーンの予測プランが作成可能に


これまで、キャンペーンごとに予算を設定している場合にのみ、パフォーマンスプランナーを利用可能でしたが、今回のアップデートにより共有予算をして複数のキャンペーンを管理している場合でも利用可能となりました。

しかし、共有予算を設定している場合は複数のキャンペーンをまとめて予測プランが作成されるため、キャンペーンごとの予測プランの確認をすることはできないため注意が必要です。

作成した予測プランを簡単に共有可能に

これまで、作成した予測プランを他の人に共有するためにはダウンロードしたりする必要がありましたが、広告アカウント上で作成した予測プランを簡単に共有できるようになりました。

また、一度作成した予測プランを共有することで、共有した相手が確認したい目標に合わせて数値を変更することも可能となりました。

共有方法は以下の通りです。

①「共有」を選択

②チェックを選択

③コピーを選択

最後に、保存を押して終了です。

リンク先を共有することで、作成した予測プランを共有することができます。

コンバージョンの遅延が考慮可能に

 
パフォーマンス プランナーの予測は、過去 7~10 日間のデータを基に更新されていましたが、コンバージョンやコンバージョン値のレポートに7日以上かかる場合、このコンバージョンの遅延が考慮されていませんでした。当然、遅延の分だけデータにずれが生じ予測の正確性も落ちてしまいます。

今回のアップデートによりコンバージョンの遅延を考慮するようになり、広告をクリックしてから実際にコンバージョンされるまでに時間を必要とする商材の予測がより正確になりました。

比較検討期間が長い商材の予測などに役立てることができますね。

最後に

今回のアップデートにより正確性も増したため、シミュレーション作成の参考などに活用してみてはいかがでしょうか。

ただ、あくまでこれまでの実績をもとにした予測であることを忘れてはいけません。運用によって状況を変えていけるのが運用型広告の大きなメリットのひとつです。パフォーマンスプランナーの予測を参考に、どうしたら目標を達成できるのか、仮設を加えてシミュレーションしていくのがおすすめです。

リスティング広告のシミュレーションとの付き合い方

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