Facebook広告「自動ルール」とは?ルールの設定方法や活用法を解説

Facebook広告「自動ルール」とは?ルールの設定方法や活用法を解説

運用型広告は24時間365日掲載ができ、いつでも入札価格の変更や広告のオン・オフが行えるのが大きなメリットです。しかしながら、時間や曜日に関係なく常にアカウントに張りついて運用調整を行うのは現実的ではありませんよね。

それでも、調整を行えれば効果が上がる、深夜や休日に対応できると助かる、ということはよくあります。たとえば次のような場合です。

  • 土日だけ予算を上げる
  • 広告が目標CPAを超えたらすぐに停止する
  • 停止した広告に代わって新しい広告をオンにする
  • 広告が目標CPAを下回っていたら日予算を〇〇円上げる

そんなときに利用してほしいのが「自動ルール」です。

「自動ルール」を設定するだけで広告運用者の手を煩わせることなく、これらの業務を自動で行ってくれます。

この自動ルールを選択肢として知っておけば、Facebook広告運用の手助けとなり、広告運用者の負担を減らしてくれることもあるでしょう。今回は、この「自動ルール」について紹介します。

Facebook広告「自動ルール」とは?

自動ルールとは、あらかじめ決めておいたルールに従って自動的に運用調整が行われる機能です。

例えば、「新しく試す広告のCPAが〇〇円を超えたらオフにする」「広告セットのCPAが〇〇円以下であれば1日の予算を〇〇円アップする」といった自動ルールが適用できます。

「広告セットのリーチ数が〇〇万人を超えたらメールでアラートする」といったモニタリングでの使い方も可能です。

自動ルールの作成方法

自動ルールの作成方法について説明します。慣れてしまえばとても簡単に作成することができます。

①広告マネージャ画面のルールをクリック

②プルダウンメニューから新しいルールの作成をクリック

③作成したいルールの種類を選択し次へをクリック

以上の手順で進めると、自動ルールの作成準備が整います。決まったキャンペーンや広告セット、広告のみにルールを適用したい場合は、適用対象のチェックボックスにチェックを入れてからルールを作成すると、チェックを入れた対象に適用されるルールを作成できます。

自動ルールの種類

自動ルールには「カスタムルール」と「オークションの重複を減らす」の2種類があります。

カスタムルール

カスタムルールは以下の5要素で構成されています。

  • ルールの適用先
  • アクション
  • 条件
  • データの適用期間
  • スケジュール

それぞれに条件を指定することによって柔軟にルールを作成することが可能です。また、ルールの適用先によって取れるアクションも変わりますので以下の表をご参考ください。

ルールの適用先と適用可能なアクション

ルールの適用先適用可能なアクション
アクティブなキャンペーン・キャンペーンをオフにする
・お知らせのみ送信
・1日の予算を増額
・1日の予算を減額
・通算予算の増額
・通算予算の減額
停止中のキャンペーン・キャンペーンをオンにする
アクティブな広告セット・広告セットをオフにする
・お知らせのみ送信
・1日の予算を増額
・1日の予算を減額
・通算予算の増額
・通算予算の減額
・ターゲットフィールドに基づいた1日の予算調整
・ターゲットフィールドに基づいた通算予算の調整
・入札価格の増額
・入札価格の減額
・ターゲットフィールドに基づいた入札価格の調整
停止中の広告セット・広告セットをオンにする
アクティブな広告・広告をオフにする・お知らせのみ送信
停止中の広告・広告をオンにする

条件(複数指定可)

ここではアクションを実行するための条件を指定します。指定先の値やキーワードを設定することによって柔軟な条件付けをすることができます。

項目 指定先
よく使用 ・消化金額
・通算消化金額
・フリークエンシー
・結果
・結果の単価
・モバイルアプリのインストール
・モバイルアプリインストールの単価
・モバイルアプリでの購入ROAS
・ウェブサイト購入ROAS

▼以下3つは適用先が広告セットのみ設定可能
・1日の消費比率
・通算消費比率
・ターゲットリーチ率
設定 ▼適用先がキャンペーンの場合設定可能
・広告キャンペーン名
・目的
・購入タイプ
・上限予算

▼適用先が広告セットの場合設定可能
・広告キャンペーン名
・広告セット名
・配置
・通算予算
・1日の予算
・入札価格
・課金対象イベント
・最適化の目的

▼適用先が広告の場合設定可能
・広告キャンペーン名
・広告セット名
・広告名
・入札価格
時間 ・作成からの経過時間
・アクティブな時間(秒)
・現在時刻
・作成日時
・最終編集日時

▼適用先がキャンペーン・広告セットの場合設定可能
・開始日

▼適用先がキャンペーンの場合設定可能
・終了日
ウェブサイトコンバージョン(Facebookピクセル) ・すべてのウェブサイトコンバージョン
・支払い情報の追加
・カートへの追加
・ウィッシュリストへの追加
・登録完了
・チェックアウト開始
・リード
・購入
・検索
・コンテンツビュー
・他のウェブサイトコンバージョン
ウェブサイトコンバージョン単価(Facebookピクセル) ・支払い情報追加の単価
・[カートに追加]の単価
・ウィッシュリストへの追加の単価
・登録完了の単価
・チェックアウト開始の単価
・リードの単価
・購入の単価
・検索の単価
・コンテンツビュー単価
モバイルアプリイベント ・すべてのモバイルアプリイベント

・モバイルアプリのアチーブメントのアンロック
・モバイルアプリセッション
・モバイルアプリの支払い情報の追加
・モバイルアプリでのカートへの追加
・モバイルアプリでのウィッシュリストへの追加
・モバイルアプリの登録完了
・モバイルアプリでのコンテンツ閲覧
・モバイルアプリのチェックアウト開始
・モバイルアプリのレベル完了
・モバイルアプリでの購入
・モバイルアプリの評価の送信
・モバイルアプリの検索
・モバイルアプリでのクレジット使用
・モバイルアプリのチュートリアル完了
・その他のモバイルアプリアクション
モバイルアプリイベントの単価 ・モバイルアプリのアチーブメントのアンロックの単価
・モバイルアプリセッションの単価
・モバイルアプリの支払い情報の追加の単価
・モバイルアプリの[カートに追加]の単価
・モバイルアプリでのウィッシュリストへの追加の単価
・モバイルアプリの登録完了の単価
・モバイルアプリコンテンツビューの単価
・モバイルアプリのチェックアウト開始の単価
・モバイルアプリのレベル完了の単価
・モバイルアプリでの購入の単価
・モバイルアプリ評価送信の単価
・モバイルアプリでの検索の単価
・モバイルアプリでのクレジット使用の単価
・モバイルアプリのチュートリアル完了の単価
オフラインコンバージョン ・すべてのオフラインコンバージョン
・オフラインの支払い情報
・オフラインのカートへの追加
・オフラインのウィッシュリストへの追加
・オフラインの登録完了
・オフラインのチェックアウト開始
・オフラインリード
・その他のオフラインコンバージョン
・オフライン購入
・オフライン検索
・オフラインのコンテンツビュー
オフラインコンバージョンの単価 ・オフラインコンバージョンの単価
・オフラインの支払い情報追加の単価
・オフラインの[カートに追加]の単価
・オフライン登録完了の単価
・オフラインのチェックアウト開始の単価
・オフラインリードの単価
・その他のオフラインコンバージョンの単価
・オフライン購入の単価
・オフラインのコンテンツビューの単価
その他 ・CPC(リンク)
・リンクのクリック
・CPM
・CTR(リンク)
・通算インプレッション
・インプレッション
・リーチ
・リード
・アクション
・クリック
・CPA
・CPC
・CPP
・CTR
・結果レート
・ユニーククリック単価
・ユニーククリック
・今日の消化金額
・昨日の消化金額
・投稿のエンゲージメント
・投稿のエンゲージメントの単価
・動画3秒の再生数
・動画再生の単価
・ページへの「いいね!」
・オフサイトのエンゲージメント
・投稿
・投稿へのコメント
・投稿への「いいね!」
・投稿のリアクション
・コンテンツビュー
・動画再生のクリック
・質問の回答
・メッセージの新しいつながり
・Messengerでの新しいつながりの単価
・メッセージ返信
・メッセージ返信の単価

▼適用先が広告セットの場合設定可能
・推定予算消化率

期間

ルールを適用するデータの対象期間を設定できます。設定できる期間は以下の通りです。

  • 最大
  • 今日
  • 昨日
  • 過去2日間
  • 過去3日間
  • 過去7日間
  • 過去14日間
  • 過去28日間
  • 過去30日間

今日を含む

  • 今日を含む過去2日間
  • 今日を含む過去3日間
  • 今日を含む過去7日間
  • 今日を含む過去14日間
  • 今日を含む過去28日間
  • 今日を含む過去30日間

過去7日間

  • 過去14日間~過去7日間
  • 過去30日間~過去7日間
  • 過去60日間~過去7日間
  • 過去180日間~過去7日間
  • 最大~過去7日間

過去28日間

  • 過去60日間~過去28日間
  • 過去120日間~過去28日間
  • 過去180日間~過去28日間
  • 最大~過去28日間

スケジュール

ルールをチェックする頻度を指定できます。ここで指定する時間は広告アカウントの時間帯で適用されます。指定できるスケジュールは以下の通りです。

  • 継続的:通常は30分ごと
  • 毎日:日本時間の正午
  • カスタム:任意の曜日と時間を指定(複数指定可)

オークションの重複を減らす

「オークションの重複を減らす」を作成すると、広告セット同士で競合するオークションが発生した際に、成果の良くない広告セットをオフにすることができます。

オークションが重複すると総合的に価値の低い広告はオークションに入札できなくなるため、情報収集期間を終えるための十分な結果を得られづらくなりパフォーマンスが悪化する懸念があります。

しかし、このルールを適用することによって広告セットが互いに競合するオークションの重複がなくなり、パフォーマンスを改善できる見込みがあります。

「オークションの重複を減らす」は、アクションとスケジュールの2要素で構成されています。

選択できるアクション

  • 重複している広告セットをオフにして残りの広告セットの予算を増額する
  • 重複する広告セットをオフにする
  • お知らせのみ送信

スケジュール

  • 毎日(日本時間の正午)
  • カスタム(特定の日の特定の時間を指定可能)

自動ルール使用時の注意点

自動ルールの作成時は、許容数値に対して余裕を持った設定をおすすめします。例えば、「広告のCPAが10,000円を超えたらオフにする」というルールを作成しても、ルールの適用頻度が最短でも30分ごとなので、タイミングによっては大幅にCPAを超えてからオフになるというケースもあります。

また、自動ルールを設定したつもりでも、条件が間違っていて全く適用されなかったなんてこともありえます。複雑なルールを設定する場合は、事前にルールが適用されるか試してから使用することをおすすめします。

最後に

自動ルールは簡単に設定できるうえに、広告運用者の日々の業務量や人為的なミスを削減することができます。

また、他の業務で忙しくて管理画面が見れない場合や、長期連休による担当者不在の間も広告運用者に代わって調整をしてくれますので精神的にも負担が軽減されます。

特に高い頻度で広告管理画面を覗けない方にとっては嬉しい機能ですので、ぜひ活用してみてください。

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Takuya Shimizu

Takuya Shimizu

大学卒業後、アパレル会社で働きながら個人でブログ執筆。ブログを通して出会った洋服屋の、ブログやデータ解析のアドバイスをしていくうちにウェブマーケティングのコンサルに興味を持ち、2021年2月からアナグラムに参画。靴と洋服を愛してやまない。

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