YouTubeなど動画広告のターゲットに動的ラインナップ機能が追加

YouTubeなど動画広告のターゲットに動的ラインナップ機能が追加

2020年9月16日、Google広告の動画キャンペーンに新しいターゲティング方法に動的ラインナップが追加されました。

参考:Scale your contextual advertising more effectively with YouTube dynamic lineups – Google Ads Help

日本では、9月末までにすべてのアカウントでローンチされています。

本記事では動的ラインナップについて解説していきます。

動的ラインナップとは

動的ラインナップとは、YouTubeにアップロードされている動画の内容や音声、テキストをGoogleの機械学習が分析した結果に対して、あらかじめ用意されたターゲットを設定してターゲティングする機能です。

あらかじめ用意されたターゲットはおもに下記があります。

・e スポーツ(日本)
・ポップ ミュージック(日本)
・ビジネス アイデア、蓄財術(日本)
・芸能ニュース(日本)
・料理(日本)
・ダンス(日本)
・Z 世代インフルエンサーのスポットライト(日本)
・フィットネス(日本)
・テクノロジーとガジェット(日本)
・ニュース(日本)
・住居、庭(日本)
・家族のビデオブログ(日本)
・新米ママパパの vlog(動画ブログ)(日本)
・美容(日本)
・ロック ミュージック(日本)
・ファッション(日本)
・サッカー(日本)
・子どものいる家庭: おもちゃと童謡(日本)
・旅行 vlog(動画ブログ)(日本)
・低予算のライフスタイル(日本)

※2020年9月末現在

動的ラインナップは以前からあるコンテンツターゲットに似ている機能ですが、広告を配信したいサービスに合わせて、選択したターゲットの中で最適なタイミングで最適な動画に配信される、より高度になったコンテンツターゲットと言えるでしょう。Googleの公式ブログ上でも「YouTubeの次世代コンテンツターゲット」として紹介されています。

Google 広告「コンテンツターゲット」の仕組みと設定、考え方

動的ラインナップ利用時にしてはいけないこと

動的ラインナップを利用するときには、キャンペーンに設定してはいけない項目があります。キャンペーンを作成する前に必ず確認しておきましょう。

  • 動的ラインナップを利用するキャンペーンには複数の広告グループの利用
  • 同じキャンペーン内で別々の広告グループで動的ラインナップと他のターゲティングの併用
  • 高度なオーディエンス ターゲティングを重複して設定
  • キーワード ターゲティングを重複して設定
  • デジタル コンテンツのラベル、オーディエンス、トピック、キーワードの除外

オーディエンスのターゲティングなどを組み合わせてさらに精度を高めるように使いたいところですが、Google社へ問い合わせたところ動的ラインナップのターゲティング機能(機械学習)に影響が出る可能性があるため、原則設定はしないほうがよさそうです。

各設定に関しては次の設定方法をご確認ください。

動的ラインナップの設定方法

動的ラインナップを設定する上で必要なキャンペーンの作成方法を具体的に説明します。

①新しいキャンペーンの作成画面で①目的は選択せずに、②キャンペーンタイプ「動画」を選択します。


③サブタイプはキャンペーンの入札戦略に「目標インプレッション単価」または「コンバージョン数の最大化」を使用できる「アウトストリーム」「ショッピング」以外のサブタイプを選択して、④続行を選択します。


キャンペーンを作成する画面では、⑤入札戦略は「目標インプレッション単価」または「コンバージョン数の最大化」のみ対応しているのでどちらかを目的に合わせて選択してください。


⑥ネットワークでは「YouTube 動画」のみにチェックがされている状態に設定します。[YouTube 検索結果] と [ディスプレイ ネットワークの動画パートナー] は選択しないようにしてください。


⑦広告枠のタイプは「標準広告枠」または「拡張広告枠」のどちらかを選択してください。「制限付き広告枠」は選択しないようにしてください。
⑧除外済みのタイプとラベルのデジタルコンテンツラベルはチェックはせずに除外しないようにしてください。


広告グループの設定では、プレースメントの⑨動画ラインナップから任意のターゲットを選択します。なおターゲットで「ユーザー属性、オーディエンス、キーワード、トピック」は何も設定はしないようにしてください。

その後、広告を作成しキャンペーンを作成完了です。

最後に

YouTubeには専門性の高いチャンネルや様々なジャンルを扱うチャンネルが登場したり、専門性の高い動画がアップロードされたりと様々な形式で動画が日々アップロードされているなかで、新しく開設されたチャンネルや動画をターゲット設定に含めたりしていくことは手間もかかり難しくなってきています。

ターゲット設定で迷うことも多々あるかと思いますが、動画の内容や音声までも機械学習で分析してサービスに合わせて最適な場所に広告を配信する動的ラインナップを試してみてはいかがでしょうか。

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Naoya Ebana

Naoya Ebana

アナグラム株式会社 チームリーダー。プログラマ、ネットショップ運営を経験しインターネット広告の世界へ。地方の代理店にて運用型広告を2年間様々な業種を100社以上経験し、2018年5月よりアナグラムへ参画。

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