広告プラットフォームにおいて、メディアの信頼感を維持したりユーザー体験を損なわないためにも広告の審査は重要ですよね。
今回、LINE広告にてランディングページおよびクリエイティブにおいて再審査の要件に変更がありましたのでお知らせします。
ランディングページの再審査回数に上限の追加
LINE広告のランディングページ審査は、広告主が広告を配信する際に、その広告がユーザーを導く先のウェブページ(ランディングページ)がのガイドラインに適合しているかを確認する重要なプロセスです。
これまではランディングページは上限なく再審査が可能でしたが、今回のアップデートにより再審査回数に上限が設けられました。
変更前 | 上限なし |
---|---|
変更後 | 上限10回(連続) |
ランディングページの再審査は「連続」で上限10回まで
具体的には、1つのランディングページにおいて「10回連続」で審査が不合格となった場合、そのランディングページについては再審査が受けられなくなります。途中、審査が承認された場合には回数はリセットされるため、累積ではなくあくまで連続が対象となります。
これは、広告主が審査基準を理解し、適切なランディングページを提供することを促すための措置と言えるでしょう。
上限に達したものは審査ステータスで再審査できない旨が表示されるとのことですが、否認回数は表示が確認できない仕様となっているため、闇雲に再審査を行わないように注意が必要です。
ランディングページの再審査方法
ランディングページの再審査は次の手順で申請ができます。
メニューバー>共有ライブラリ内 [再審査を依頼] をクリック
「ランディングページ」タブで修正したURLを検索し、審査ステータスの[再審査を依頼]をクリック
URLを確認し、[OK] をクリックして完了
クリエイティブ単位での再審査の追加
さらに、今回のアップデートでは「クリエイティブ単位での再審査」が追加されました。
これまでのLINE広告では、広告クリエイティブの審査は一度しか行われず、その後の変更に対する再審査は存在しませんでした。
今回のアップデートにより、広告クリエイティブの変更後に再審査が行われるようになりました。広告クリエイティブのテキストや画像、動画などを変更した場合、そのクリエイティブは再審査の対象となります。
なお、ランディングページとは異なり、クリエイティブ審査には再審査回数の上限はありません。
クリエイティブの再審査方法
クリエイティブの再審査は以下の方法で申請が可能です。
メニューバー>共有ライブラリ内 [再審査を依頼] をクリック
「クリエイティブ」タブを選択し、「再審査を依頼」ボタンをクリックして完了
まとめ
以上、ランディングページの再審査回数に上限の追加とクリエイティブ単位での再審査の追加について解説しました。
繰り返しになりますが、審査は広告主に対してだけではなく、メディアやそれを利用するユーザーの信頼感や安心感につながる重要なプロセスです。当然、プラットフォーム側でも少なくないリソースを割いて対応していることでしょう。
審査に通ったからOK、ではなくそれを見たユーザーが必要以上に不安になったりイヤな気持ちを抱いたりしないか、設定を行う前にいま一度考えておきたいですね。