今回は、広告代理店でのクリエイティブ部門経験もある佐藤 和樹さんに、転職前の課題からアナグラムの転職によって叶えられたこと、その中での工夫やチャレンジを聞いてみました。
先輩が次々と退職……がむしゃらに取り組むしかなかった環境
ーーー佐藤さんのアナグラム入社前のキャリアを教えてください。
基本的には、Web系の制作を中心としたキャリアですね。広告代理店のクリエイティブ制作部門にも勤めたことがあって、そこではプレイングマネージャーとしてマネジメントも行っていました。
ーーー広告代理店のデザイナーとしても働いていたんですね。以前の働き方や仕事環境について教えてもらえますか?
広告運用の担当者から依頼を受けてクリエイティブの制作を行っていました。ただ、デザイナーがクライアントとやり取りする機会は少なく、制作したクリエイティブの成果の共有を受けたり、振り返りをする風土もありませんでした。
また、ベテランの広告運用者がどんどん退職してしまい、上長と呼べる存在もいない中で、手探りで進めるしかありませんでした。自己研鑽や振り返りをする余裕もなく、目の前の作業をこなすのが精一杯でしたね。
ーーー転職しようと思った理由はなんだったんでしょう?
それまではマーケティングの理解が不十分なままクリエイティブ制作に取り組んでいました。しかし現状や未来を考えると、今の環境のままがむしゃらに頑張っていても通用しない不安があり転職を決意しました。
表面的なデザインだけを担う環境で働いていては、自身の役割も視野も狭まってしまいます。さらに生成AIの勢いもあり、このままでは時代に置いていかれてしまう危機感もありました。
ーーー他社ではなくアナグラムを選んだ決め手はなんでしたか?
アナグラムのミッションである「つなげる」が印象的だったことです。クライアントや生活者に対して誠実に向き合える環境なんだ!と転職先としての魅力を感じました。
また、私が得意とする制作のスキルを活かしつつ、課題だったマーケティングの分野で成長できそうか?という点も重視しました。アナグラムのブログは以前から見ていたので、その分野のエキスパートが在籍していることへの信頼があったのも大きいです。
あとは小さい子どもがいるので、そういった面での働きやすさも気にかけていましたね。
学びが得られる環境に身を置き、活躍の幅が広がった
ーーー実際に入社してみて、期待とのギャップはありましたか?
ネガティブなギャップはなくて、期待していた以上に、知識・経験ともに豊富なメンバーに囲まれて仕事ができています。特に印象的だったのは、研修カリキュラムの充実度です。入社後に1日8時間×1ヶ月、みっちり研修を受けることができました。ここまで研修に力を入れている会社はなかなかないと思います。
配属後も、上司に質問できるのはもちろん、疑問に思ったことや困ったことがあればSlackのヘルプチャンネルなどを通して相談できるのも助かっています。
手掛けたクリエイティブの結果を個人やチームで振り返りながら新しい提案をするという、仕事の進め方も期待していたとおりでした。デザイナーも広告管理画面を見ながら議論に参加することは、アナグラムでは当たり前の風景ですが以前の環境では難しかったことなので。
ーーーアナグラムに入って、心境にも何か変化はありましたか?
期待して任せてもらえる役割が広がった一方で、まだまだ自分にはたくさんの課題や伸びしろがあると感じています。
頼れる上司や刺激をくれる同僚に囲まれていることで、経験者だとしても過去のやり方の延長だけで通用するわけではないと痛感しました。せっかく理想としていた環境に飛び込んだのだから、その環境をフル活用して仕事のやり方自体を変えていきたいですね。
ーーー周りのメンバーからたくさんの刺激を受けているんですね。入社してから特に印象的だった仕事は何ですか?
先輩デザイナーから引き継いだプロジェクトです。スゴ腕の先輩から引き継ぐだけでもプレッシャーでしたが、知名度もあるクライアントなので、自分がしっかり貢献できるだろうか?と緊張しました。
提案の質を上げていくために、広告の管理画面を確認するだけでなく、一緒にプロジェクトを進める広告運用者とのコミュニケーションを今まで以上に取るようになりました。制作以外のプロセスにも関わることで、部分だけでなく全体を捉えられるようになったことが印象深いです。
特に、アナグラムの研修やブログ、書籍など、これまで学んだことを総動員して既存の訴求軸とは違う視点でクリエイティブを提案したところ、クライアントの反応も良く、成果にもつながったのはうれしかったですね。
たしかな知識をつけて役割を広げるために転職したので、それが叶った感覚がありました。
勉強会や自己学習を通して得られた、成長の手応え
ーーー学んだことが成果につながったのですね!自分のなかで、特に成長したと感じるところはどこですか?
多様なアイデアを出せるようになってきたことです。もともと自分はアイデアの引き出しが少なく、他社が行っているクリエイティブの横展開など、施策が一辺倒なのが悩みでした。
それを克服するために、グロースハックのアウトプットを全員分読み込んで抽象化し、自分の引き出しに加えるワークを毎週行っていました。具体的には、アウトプットの主張とその主張に至った理由、そしてその主張をほかの案件に活かすための抽象化を行うというものです。しばらくは抽象化が上手くできずにいましたが、回数を重ねるごとに、抽象的な視点でも物事を捉えられるようになってきました。
並行して、今の自分の課題に合わせて紹介してもらった書籍で学んだことも取り入れるなど、今までの自分には無かった視点を含めて業務や勉強会に取り組んでいます。
その甲斐もあって、徐々に理論や根拠に基づいたクリエイティブの提案をできている手応えがあります。
※グロースハック:アナグラムで行われている勉強会。案件を1つ取り上げ、そのアカウントを分析し各自がアウトプットを行う。
ーーー頼もしいです。今後はどのようなことに力を入れていきたいですか?
趣味でYouTubeチャンネルの運営・収益化までしていることもあり、動画制作が得意です。動画広告は市場も盛り上がっているので、社内の動画制作をリードできるように励みたいです。
他にも、自分のスキルや強みが活きる分野なら、社内に事例が無いプロジェクトにも積極的に関わっていきたいですね。
ーーー最後に、これからアナグラムに入社を検討している方々に向けてメッセージをお願いします!
マーケティングに関する知識やスキルを身につけて、成果にとことんこだわりたいクリエイターを目指すならアナグラムがおすすめです。
広告代理店のような支援会社の立場だと、世の中の急速な変化に適応することも求められます。そのため、興味の幅が広く、失敗しても他責にせず自分の成長に繋げられるような方と切磋琢磨できるといいな、と思っています。
アナグラムには正しく努力できる仕組みや、頑張れば応えてくれる環境があります。充実した研修や、優しい先輩が全力でサポートしてくれることのありがたさは、同じような広告代理店出身だからこそ身をもって感じています。リモートワークや子ども休暇など、子育てをしながら働ける環境も魅力です。育児中の方も、諦めずに挑戦してほしいです!